◯正解です! |
◇問題(5)の解答
この2枚の写真は和歌山県の樫野埼灯台のものです。この灯台は、紀伊半島の南端、串本町にある大島の樫野埼に立つ、白色の塔形をした日本最初の洋式石造灯台です。幕末の1866年(慶応2)5月に、江戸条約によって建設することを約束した8ヶ所の条約灯台の一つで、R・H・ブラントンが設計・指導して1869(明治2)年4月に潮岬灯台と共に着工、翌年の6月10日に完成、初点灯されました。その後、1890年(明治23)9月16日夜、トルコ海軍のフリゲート艦「エルトゥールル号」が台風により、熊野灘で暴風雨にあい、樫野埼灯台下の岩礁で座礁沈没し、乗組員650名の内、587名が亡くなるという大惨事が起きました。大島の島民は、生存者の救出に尽力し、63名の命を救うと共に、遺体の捜索もし260体を収容して、樫野埼の丘に埋葬したのです。島民らの献身的な救助活動は、トルコ本国の人々にも深い感動を与えました。それがきっかけとなって、樫野埼灯台近くに、遭難記念碑が立ち、トルコ記念館が開館しています。
岬からの眺望 | 灯台の外観 |
【ヒント】 南国ムード漂う岬で、○○富士がよく見え、亜熱帯植物が生い茂っていますが、灯台は小さなものです。