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五色温泉(山形県)宗川旅館の露天風呂 |
◯正解です! |
◇問題(10)の解答
まず、湧出時の泉温が15.04℃ですので、それだけでは温泉に適応しません。また、成分を見てみると、溶存物質総量(ガス性のものを除く)が138.3r/sとなっていて、泉水1sあたり1g未満ですので、これも温泉に適応しません。最後に、特殊な成分をチェックしなければなりません。18種類の特殊な成分が規定以上含まれている場合には、温泉に適応するからです。それをチェックしますと、総鉄イオン(フェロイオンとフェリイオンの合計)の項で、計12.62r/s含まれていて、規定の10r/s以上で、温泉に適応していることがわかります。しかし、泉質名が決定される「療養泉」の規定中の7種類の特殊な成分(遊離二酸化炭素、銅イオン、総鉄イオン、アルミニウムイオン、水素イオン、総硫黄、ラドン)について見てみると、総鉄イオンの項でも、規定の20r/sに達せず、いずれも該当するものがないことがわかります。従って、「温泉法第2条別表中に示された総鉄イオン(フェロ又はフェリイオン)の項で温泉法の温泉に適応する」とのみ判定されます。この場合、、泉温が低く、25℃未満ですので、冷鉱泉に該当し、溶存物質総量が8g/s未満ですので低張性、Ph値が6.0以 上7.5未満ですので中性と表示されます。
(4) 泉質:泉質:単純鉄(U)冷鉱泉(低張性、中性、冷鉱泉)−−−×
(5) 泉質:単純温泉(低張性、中性、低温泉)−−−×
おめでとうございます全問正解です! |
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