<鉄道写真館>

東日本のロープウェイ

榛名山
(群馬県)
有珠山
(北海道)
鋸山
(千葉県)
箱根
(神奈川県)
旭岳
(北海道)
駒ヶ岳
(神奈川県)
伊香保
(群馬県)
宝登山
(埼玉県)
明智平
(栃木県)
日光白根山
(群馬県)
三峰
(埼玉県)

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☆榛名山ロープウェイ (群馬県)

昔の榛名山ロープウェイ (1983.7.26撮影) ロープウェイの架かる榛名山 (1983.7.26撮影)
今の榛名山ロープウェイのゴンドラ (2005.3.13撮影)
榛名高原駅(2005.3.13撮影) 榛名富士山頂駅(2005.3.13撮影)
ロープウェイから見た榛名湖(2005.3.13撮影) 山頂駅から見た景観(2005.3.13撮影)
「榛名山ロープウェイ」の仕様
運転方式 単線交走式
ゴンドラ 15人乗 2輛
所要時間 2分50秒
距離(斜長) 527m
最急勾配 38度23分
速度 秒速4.0m(時速14km)
高低差 269m
開通日 1929年3月12日

*1983年7月26日乗車

 榛名山は、中央にカルデラがある複式火山で、榛名湖畔から眺望すると、円錐形の均整のとれた山体を見せるのが、中央火口丘にあたる榛名富士(標高1,391m)です。その頂上とは榛名山ロープウェイで、結ばれ、2分50秒で頂きまで運んでくれます。窓からは榛名高原のすばらしい景色が望めますし、山頂展望台からは、榛名湖の美しい姿をはじめ、関東平野と赤城山、秩父連峰、谷川連峰、天気が良ければ、日本アルプスも見渡せる大パノラマが展開します。近年、スイス製の2両連結のかわいらしいゴンドラに、生まれ変わりました。

*2005年3月13日乗車

 22年ぶりにロープウェイに乗ろうと、榛名山上へと向かったものの、道路脇の積雪も多いし、勾配もきついし、ノーマルタイヤなのでスリップでもしないかと心配で、慎重にハンドルを回していきました。それでも、なんとか榛名湖畔までたどりつきました。榛名高原駅から榛名山ロープウェイに乗ったのですが、以前とは変わって、かわいらしい赤い円筒状のゴンドラがツインで下りてきました。それで、榛名富士山頂へと至ったのですが、さすがに標高1,391mもあるところは格別に寒いのです。風が強いと冷たくて、耐え難いのです。それでも、すばらしい景色を支えに、カメラのシャッターを切りまくりました。なにしろ絶景が広がっていたので...。しかし、あまりの寒さに耐えきれず、20分ほどで切り上げて、再びロープウェイで下ってきてしまいました。


☆有珠山ロープウェイ (北海道)

有珠山ロープウェイ(1997.9.15撮影) 有珠山ロープウェイ山頂駅(1997.9.15撮影)
有珠山ロープウェイ火口展望台(1997.9.15撮影) ロープウェイから見た昭和新山(1997.9.15撮影)
「有珠山ロープウェイ」の仕様
運転方式 4線交走式
ゴンドラ 106人乗 2輛
所要時間 6分
距離(斜長) 1,370m
最急勾配 24度10分
速度 秒速5.0m(時速18km)
高低差 356m
開通日 1965年4月16日

*1997年9月15日乗車

 道南を旅行中に立ち寄ったのですが、昭和新山火山村の駐車場に車を駐めると、眼前に昭和新山がそびえています。これは、教科書にも載っていた、世界でも珍しいベロニーテ火山で、独特の景観です。その異様に圧倒されながら、引かれるようにして、有珠山ロープーウェイで、展望所まで上っていきました。このロープウェイは、106人乗りの大型ゴンドラで、高低差356m、距離1,370mを6分で運んでくれます。山頂は風があって寒かったのですが、その眺望は、実にすばらしいの一語につきます。右に昭和新山、洞爺湖、左に内浦湾(噴火湾)を望み、広大な北の大地が広がっているのです。まさに絶景!
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☆鋸山ロープウェイ (千葉県)

鋸山ロープウェイ(1998.3.15撮影) ロープウェイから見た浜金谷港(1998.3.15撮影)
鋸山ロープウェイ山頂駅(1998.3.15撮影)
「鋸山ロープウェイ」の仕様
運転方式 3線交走式 
ゴンドラ 41人乗 2輛
所要時間 3分18秒
距離(斜長) 680m
最急勾配 23度09分
速度 秒速5.0m(時速18km)
高低差 223m
開通日 1962年12月21日

*1998年3月15日乗車

 鋸山ロープウェイは、鋸山山麓駅から、高低差223m、距離680mを3分強で鋸山山頂駅まで運んでくれます。ゴンドラからは眼下に、浜金谷港、そして浦賀水道、三浦半島までもが見渡せます。山頂駅の脇にも展望台があり、眺望が良いのですが、私は、日本寺と鋸山山頂を目指しました。鋸山(標高329m)には途中、県立展望台、十州一覧台、瑠璃光展望台があり、東京湾、三浦半島、伊豆半島、南房総が、眺望でき、すばらしかったのです。
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☆箱根ロープウェイ (神奈川県)

箱根ロープウェイ早雲山駅(1998.4.15撮影)
箱根ロープウェイ第1区間の昔のゴンドラ(1998.4.15撮影)
箱根ロープウェイ大涌谷駅(1998.4.15撮影) ロープウェイから見た神山(1998.4.15撮影)
「箱根ロープウェイ」の仕様
運転方式 (第1区間)複式単線自動循環式
(第2区間)3線自動循環式
ゴンドラ (第1区間)18人乗 19輛
(第2区間)13人乗 53輛
所要時間 (第1区間)約8分
(第2区間)約18分
距離(斜長) (第1区間)1,512m
(第2区間)2,533m
最急勾配 (第1区間)23度58分
(第2区間)20度04分
速度 (第1区間)秒速3.0m(時速11km)
(第2区間)秒速2.0m(時速7km)
高低差 (第1区間)287m
(第2区間)303m
開通日 (第1区間)1959年12月5日
(第2区間)1960年9月7日

*1998年4月15日乗車

 箱根登山鉄道の終点強羅駅で、ケーブルカーに乗り換えて、登っていったところが、箱根ロープウェイの起点早雲山駅(標高767m)です。そこから、高低差287m、距離1,512mを上っていくのが第1区間で、2002年6月より複式単線自動循環式の新しいものに架け変わりました。途中からは、眼下に箱根の町並みを望み、眼前に神山が眺望できて雄大です。約8分で到着する大涌谷駅(標高1,044m)で、高低差303m、距離2,533mを行く第2区間に乗り継ぐことになります。私は、この駅でいったん外に出て、大涌谷自然科学館(2003年3月で閉館)を見学後、大涌谷自然研究路を散策しました。ここは、神山火口の爆裂跡で、荒涼とした地形の中、白煙が立ち上り、硫黄臭が立ちこめています。江戸時代までは、地獄谷と呼ばれていたそうです。一周して、再び大涌谷駅へ戻り、第2区間の3線自動循環式の13人乗りゴンドラに乗車しました。ここからは、下りになり、中間の姥子駅(標高878m)を経て、芦ノ湖畔の桃源台駅(標高740m)へと至ります。最後は、眼下に芦ノ湖、そして前方に富士山を望んでそれはみごとなパノラマが展開します。
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☆旭岳ロープウェイ (北海道)

旭岳ロープウェイ (山麓駅で2003.9.20撮影) 旭岳ロープウェイ姿見駅 (2003.9.20撮影)
ロープウェイ上から見た御田ノ原・天女ヶ原の紅葉 (2003.9.20撮影)
「旭岳ロープウェイ」の仕様
運転方式 3線交走式
ゴンドラ 101人乗 2輛
所要時間 約10分
距離(斜長) 2,361m
最急勾配 23度33分
速度 秒速5.0m(時速18km)
高低差 489.32m
開通日 2000年6月26日

*2003年9月20日乗車

 旭岳ロープウェイは、北海道の最高峰旭岳の5合目にあにあたる旭岳温泉の山麓駅(標高約1,100m)から、山頂姿見駅(標高約1,600m)にかけて運行しています。昔は、小型のロープウエイで、待ち時間が長かったそうですが、2000年(平成12)6月26日から、スイスガラベンダ社制の101人乗りロープウェイに掛け替えられて、運転再開されました。北海道のほぼ中央に位置する大雪山国立公園(広さ23万ha)は、2,000m級の山々がおよそ50kmにもわたって連なっていますが、その中の主峰旭岳(2,290m).に上るメインルートとなっています。山頂姿見駅から、姿見の池まで散策してみましたが、すばらしい紅葉と、山々の眺望を楽しむことが出来ました。
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☆駒ヶ岳ロープウェイ (神奈川県)

駒ヶ岳ロープウェイ箱根園駅(2003.10.12撮影)
駒ヶ岳ロープウェイ箱根園駅(2003.10.12撮影) ロープウェイ上から見た芦ノ湖(2003.10.12撮影)
駒ヶ岳ロープウェイ(2003.10.12撮影) 霧の中の駒ヶ岳頂上駅(2003.10.12撮影)
「駒ヶ岳ロープウェイ」の仕様
運転方式 4線交走式 
ゴンドラ 101人乗 2輛
所要時間 7分
距離(斜長) 1,783m
最急勾配 30度15分
速度 秒速5.0m(時速18km)
高低差 590m
開通日 1963年4月27日

*2003年10月12日乗車

 乙女峠を越えて箱根へ入っていたのですが、天気は曇りで今にも雨が降り出しそうでした。でも、芦ノ湖の湖畔にある「箱根園」へ行ってみたのです。そこから、駒ヶ岳ロープーウェイで高低差590m、距離1,783mを約7分で駒ヶ岳へと上がったのですが、途中からは完全に霧の中でなにも見えないし、頂上ではものすごい風が吹いていました。ほんとうだったら、眼下に芦ノ湖と富士山が大きく見えるはずだったのですが...。仕方ないから、すぐに下りてきて、「箱根園」の水族館を見学していくことにしました。
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☆伊香保ロープウェイ (群馬県)

伊香保ロープウェイの2台のゴンドラ「もみじ」と「つつじ」 (2005.3.13撮影)
不如帰駅(2005.3.13撮影) 見晴駅(2005.3.13撮影)
ロープウェイから見た伊香保の街 (2005.3.13撮影)
見晴展望台からの眺望 (2005.3.13撮影)
「伊香保ロープウェイ」の仕様
運転方式 3線交走式
ゴンドラ 21人乗 2輛
所要時間 4分
距離(斜長) 499m
最急勾配 29度18分
速度 秒速2.5m(時速9km)
高低差 182m
開通日 1962年7月14日

*2005年3月13日乗車

 伊香保温泉に泊まり、翌朝宿を立って、町営の伊香保ロープウェイ乗り場に行き、9時ちょうどの便で上に上がっていきました。不如帰駅から見晴駅まで、高低差182m、距離499mを約4分で運んでくれましたが、ゴンドラ上からの下界の景色がすばらしいのです。見晴駅から少し登った、標高1,000mに位置する見晴展望台からは、赤城山、子持山、三国連山、谷川岳などがくっきりと見えて、感動してカメラのシャッターを切り続けました。


☆宝登山ロープウェイ (埼玉県)

宝登山ロープウェイの山麓駅(2005.3.26撮影)
宝登山ロープウェイのゴンドラ「バンビ」と「モンキー」(2005.3.26撮影)
ロープウェイのゴンドラからの眺望(2005.3.26撮影)
宝登山ロープウェイの山頂駅(2005.3.26撮影)
宝登山から武甲山を望む(2005.3.26撮影)
宝登山の梅林(2005.3.26撮影)
「宝登山ロープウェイ」の仕様
運転方式 4線交走式
ゴンドラ 61人乗 2輛
所要時間 5分
距離(斜長) 832m
最急勾配 24度56分
速度 秒速3.6m(時速13km)
高低差 236m
開通日 1961年11月5日

*2005年3月26日乗車

 秩父鉄道の線路沿いに走り、国道140号線で、長瀞町へ達しました。9時40分発の宝登山ロープウェイの始発で、登っていったのですが、秩父盆地が一望の下に見渡せて、とてもすばらしい!天気も良くて、山頂駅付近の梅林は満開!紅、白、ピンク、黄と色とりどりの梅の花が咲いていて、それは見事だったのです。ここだけで、100枚ほど写真を撮ってしまいました。鳥のさえずりと梅の香が心地よく、そんな中を散策するのは最高でした。それでも、次の予定もあるので、10時半のロープウェイで下りてきて、今度は吉田町へと向かいました。
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☆明智平ロープウェイ (栃木県)

明智平ロープウェイの2台のゴンドラ「なんたい」と「けごん」 (2005.6.25撮影)
明智平駅(2005.6.25撮影) 展望台駅(2005.6.25撮影)
ロープウェイから見た景色 (2005.6.25撮影)
展望台から中禅寺湖と華厳の滝を望む (2005.6.25撮影)
「明智平ロープウェイ」の仕様
運転方式 3線交走式
ゴンドラ 16人乗 2輛
所要時間 3分
距離(斜長) 300m
最急勾配 30度
速度 秒速2.5m(時速9km)
高低差 86m
開通日 1950年10月5日

*2005年6月25日乗車

 日光市街から第2いろは坂を上っていったのですが、カーブが48ヶ所あることから、いろは48文字になぞらえてカーブ名が付けられているのです。それだけ、曲がりくねっていて、勾配もきついのですが、慎重にハンドルを切りながら、明智平パノラマレストハウスまで登ってきました。そこで、駐車場に駐めて、ロープウェイで展望台まで上ることにしました。16人乗りの赤い小さなゴンドラは随時出発していて、約3分で、運んでくれましたが、ここからの眺めはすばらしいのです。華厳の滝と中禅寺湖が一望でき、まるで絵葉書を見ているようです。しばし写真を撮りながら見とれていました。山道を少し散策してから、下りのロープウェイに乗りました。

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☆日光白根山ロープウェイ (群馬県)

日光白根山ロープウェイのゴンドラ (2005.6.26撮影)
山麓駅(2005.6.26撮影) 山頂駅(2005.6.26撮影)
ロープウェイから見た景色 (2005.6.26撮影)
山頂駅付近から見た景色 (2005.6.26撮影)
「日光白根山ロープウェイ」の仕様
運転方式 単線自動循環式
ゴンドラ 8人乗
所要時間 15分
距離(斜長) 2,492.8m
最急勾配
速度 秒速5.0m(時速18km)
高低差 601.7m
開通日 1950年10月5日

*2005年6月26日乗車

 白根温泉「加羅倉館」を立って、まず日光白根山の中腹まで登ってみようと思い、丸沼高原(標高1,400m)の日光白根山ローブウェイ乗り場へと向かいました。まだ朝早いので空いていましたが、8人乗りゴンドラを一人で占有して、全長2,500m、標高差600mを15分ほどで上って行きました。途中から見る景色はすばらしく、丸沼高原や菅沼・丸沼が一望の下にあり、三国連山まで姿を現していて、感嘆しました。しかし、かなり高いところを進んでいくので、恐い感じもしましたが...。標高2,000mの山頂駅に下りると、ロックガーデンがあり、コマクサやシラネアオイなどの花がとてもきれいに咲いていて、次々と写真を撮っていきました。その後、自然散策コースを1時間ほど巡ったのですが、天気も良くて、山々がよく見えてすばらしかったのです。

丸沼高原(日本製紙総合開発)の公式ホームページへ


☆三峰ロープウェイ (埼玉県)

三峰ロープウェイのゴンドラ「くもとり」と「きりも」 (2005.11.13撮影)
山麓の大輪駅(2005.11.13撮影)
三峰山頂駅(2005.11.13撮影)
ロープウェイから見た景色 (2005.11.13撮影)
山頂にある三峯神社 (2005.11.13撮影)
「三峰ロープウェイ」の仕様
運転方式 4線交走式
ゴンドラ 71人乗 2輛
所要時間 8分
距離(斜長) 1,898m
最急勾配 28度47分
速度 秒速5.0m(時速18km)
高低差 620m
開通日 1964年4月29日

*2005年11月13日乗車

 車で三峰山(標高1,100m)に登り、三峯神社に参拝してから、ロープーウェイ乗り場まで歩き、下りに乗って、大輪駅間を往復してみることにしました。普通ロープーウェイは登るときに使うものなのですが、標高差が大きく、途中の眺望がすばらしいと聞いていたので、乗ってみることにしたのです。全長1,898m、標高差620mを8分ほどで、下っていきます。往復で、1,650円かかったのですが、すばらしい景色を写真に穫ることが出来たので、良かったかな...。この日は、日曜日とあって、紅葉狩りと参拝の方が多く、上りのゴンドラは満員で、通常30分間隔の運転のところ、臨時便を増発して、10分間隔でフル稼働させていました。

秩父鉄道三峰ロープウェイの公式ホームページへ


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