<岬と灯台写真館>

恵山岬と灯台(北海道)

2004年9月18日午後に恵山岬(北海道)で撮った写真です。


 9泊10日で、北海道の旅に出かけ、青森からフェリーで函館へ上陸し、下船後は、東方の恵山岬(えさんみさき)に向かって国道278号線をひた走りました。というのも、16時30分までに椴法華村灯台ファミリー博物館「ピカリン館」に入って見学したかったのです。その甲斐あって、なんとか17時の閉館に間に合い、20分ほど見学することが出来ましたが、館内は日本や世界の灯台について展示されていて、なかなか興味深いものでした。見学後は、隣接する恵山岬灯台へ行って、写真を撮ったのですが、「日本の灯台50選」に選ばれただけあって、堂々とした灯台です。太平洋の見晴らしも良く、風景を堪能しました。

☆恵山岬灯台 地図
恵山岬灯台 (2004年9月18日撮影)
恵山岬灯台の概要
番号 0039 [F6729]
位置 北緯 41度48分55秒 
東経 141度11分00秒
塗色 白色
構造 塔形(円形) コンクリート造
レンズ 第3等大型フレネル式
灯質 単明暗白光 明3秒 暗3秒
光度 34万カンデラ(実効光度)
光達距離 17.0海里(約32km) 
明弧 156度から335度まで
灯塔高 18.85m(地上〜塔頂)
標高 44.00m(平均海面〜灯火)
初点灯 1890年(明治23)11月1日
所在地 北海道亀田郡椴法華村恵山岬

<特徴>
 恵山岬灯台は、北海道の亀田半島東端にある恵山岬の突端に立つ白亜の大型灯台です。周辺は、恵山道立自然公園に指定、恵山灯台公園として整備されていて、前に太平洋、後ろに恵山を望む風光明媚の地です。また、「日本の灯台50選」にも選ばれています。

<歴史>
 この灯台は、1890年(明治23)11月1日に初点灯しました。しかし、第二次世界大戦下の1945年(昭和20)7月に空襲により焼失し、1949年(昭和24)1月に灯塔が復旧しました。その後、1981年(昭和56)4月に無線方位信号所(レーマークビーコン)を併設し、1989年(平成元)3月に改築されましたが、1995年(平成7)4月より無人化されています。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は18.85m、標高(平均海面〜灯火)は44.00mで、第3等大型フレネル式レンズを使い、光度は、34万カンデラ(実効光度)、光達距離は17.0海里(約32km) です。また、周辺は芝生の園地となっていて、その一画に椴法華村灯台ファミリー博物館「ぴかりん館」と名付けられた灯台資料館があり見学することが出来ます。この灯台の歴史、機能・役割などを学べますし、日本や世界の灯台について展示されていて、いろいろと勉強になりました。


☆椴法華村灯台ファミリー博物館「ぴかりん館」

「ぴかりん館」の外観
初代恵山岬灯台のレプリカ
灯台用閃光レンズ
灯台用不動レンズ

 青森からフェリーで函館へ上陸し、下船後は、東方の恵山岬に向かって国道278号線をひた走りました。というのも、16時30分までに椴法華村灯台ファミリー博物館「ピカリン館」に入って見学したかったのです。その甲斐あって、なんとか17時の閉館に間に合い、20分ほど見学することが出来ました。まず、3階建の館内に入ると2階吹き抜けになった部屋に、初代恵山岬灯台のレプリカがでんと据えられていて、ひときわ目を引きます。この恵山岬灯台の歴史についても詳しく解説され、灯台の種類や機器も展示されていました。2階には、日本と世界の灯台の歴史や灯台にかかわる歌、文学、絵画などがパネル展示され、実物の灯台レンズも並べられていて、興味深いのです。3階は、太平洋を一望できる展望室で、隣接する恵山岬灯台もよく見えます。灯台ファンにとっては、必見の施設だと思います。


☆恵山岬からの眺望

北方向の眺望 東方向(太平洋)の眺望
西方向(恵山)の眺望 南方向の眺望

 恵山岬灯台が立つ周辺の高台は、恵山灯台公園として整備されていて、「ピカリン館」の他に、ロックガーデン、遊戯広場、遊歩道などがあり、後ろには、公営温泉宿泊施設「ホテル恵風(けいぷ)」が隣接しています。この岬からの眺望はすばらしく、眼前に太平洋が展開し、晴れていれば地球岬も望めますし、バックには活火山である恵山がそびえていて、独特の風貌を見せています。


☆水無海浜からの眺望

恵山岬方向の眺望 水無海浜露天風呂方向の眺望

 恵山灯台を巡ってからは、海岸線まで下って水無海浜温泉露天風呂に入ろうと思ったのですが、満潮のため浴槽が水没していて、断念しました。とても良いロケーションだったのですが残念です。記念に数枚写真を撮っておきました。


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