<岬と灯台写真館>

高島岬と日和山灯台(北海道)

2004年9月21日午前に高島岬(北海道)で撮った写真です。


 9泊10日で、北海道の旅に出かけ、4日目に乙部温泉から北に走り、貝取澗温泉「あわび山荘」に立ち寄り入浴しました。浴後は、再び国道に復し北上していき、茂津多岬灯台弁慶岬灯台へも立ち寄って写真を撮ったのです。それからは、岩内で昼食後、積丹半島へ入って、神恵内温泉「リフレッシュプラザ998」へ入浴し、積丹出岬灯台神威岬灯台と巡って、シララ温泉「民宿北都」に泊まりました。5日目の朝、積丹半島を下り、ニッカウヰスキー余市工場を見学し、フゴッペ温泉「貴泉天山楽」で日帰り入浴してから、小樽市の高島岬へと向かいました。ここには、鰊御殿があって、見学するつもりだったのですが、台風で壊されたのか屋根が飛ばされ、無惨な姿をさらしていて立ち入り禁止になっていたのは残念でした。しかし、後ろにある日和山灯台の方は、白と赤で塗られた威風堂々の姿で建っていました。ここからの、眺めは最高で漁港に出入りする船や海の様子が一望の下に見渡せます。ここでも何枚も写真を撮ったのです。

☆日和山灯台 地図
日和山灯台 (2004年9月21日撮影)
日和山灯台の概要
番号 0580 [F6996]
位置 北緯 43度14分18秒 
東経 141度00分58秒
塗色 赤白横線  
構造 塔形 コンクリート造
灯器 40cm回転灯器
灯質 郡閃白光 毎20秒に2閃光
光度 11万カンデラ(実効光度)
光達距離 19海里(約35km) 
明弧 108度から347度まで
灯塔高 10.2m(地上〜塔頂)
標高 49.8m(平均海面〜灯火)
初点灯 1883年(明治16)10月15日
所在地 北海道小樽市祝津

<特徴>
 日和山灯台は、北海道の小樽市の西側から日本海へ突き出した高島岬の突端に立つ、赤と白に塗られた中型灯台です。周辺は、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されていて、日本海を望める景勝地です。

<歴史>
 この灯台は、北海道では納沙布岬灯台に続いて2番目となる1883年(明治16)10月15日に初点灯されましたが、当時は白色の木造六角形でした。1911年(明治44)12月15日に霧信号所が併設されました。その後1953年(昭和28)2月に、現在のコンクリート造に改築されていますが、赤と白の横帯線に塗られたのは、1968年(昭和43)10月からです。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は10.2m、標高(平均海面〜灯火)は49.8mです。40cm回転灯器を使い、光度は11万カンデラ(実効光度)、光達距離は19海里(約35km) で、霧信号所(ダイヤフラムホーン)も併設されています。また、この灯台は映画「喜びも悲しみも幾年月」のラストシーンで登場し、ロケも行われました。

日和山灯台の階段と門 日和山灯台の霧笛(ダイヤフラムホーン)

☆高島岬からの眺望

南方向の眺望
西方向の眺望

 小樽市の西側から日本海へ突き出しているのが高島岬で、鰊御殿と日和山灯台、おたる水族館が観光ポイントとなっていますが、鰊御殿は壊れていて、閉鎖中でした。ここからの眺望はすばらしく、波と風の音が心地よく聞こえていました。


☆高島岬の沖行く船

高島岬の沖行く船

 「忍路高島 及びもないが せめて波風 おだやかに」と江差追分に歌われている高島岬は、昔ニシン漁場として栄えたところで、この沖合は、かつてニシンを求めて多くの船が出漁していったところです。今も、時折通過する船に哀惜を感じてしまうのですが...。


☆高島岬の岩礁

高島岬の岩礁

 石狩湾の西北に位置する高島岬は、海触崖が連続して、東西に広がっています。その勇壮な地形や奇岩の連なる様は、カメラに収めたくなるポイントでもあります。


☆おたる水族館

おたる水族館

 日和山灯台の登り口の先に、「おたる水族館」があります。本館にはパノラマ回遊水槽などがあって、北の海や川に棲むの魚類を中心に約300種約2万点以上が展示されていますし、イルカスタジアムで観られるイルカショー、海獣公園で行われるトドのショーなどは人気を集めています。


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