<岬と灯台写真館>

竜神崎と野付埼灯台(北海道)

2005年9月22日朝に野付半島の竜神崎(北海道)で撮った写真です。


 9泊10日で、北海道の岬と温泉巡りの旅に出かけ、2泊目に札幌市内へ泊まりました。その後、白老からは海岸沿いに車を走らせ岬と灯台を巡りながら、襟裳岬を経由して、さらに道東の海岸線を走り、納沙布岬を回って、6泊目に野付半島の付け根にあるオホーツク温泉「国民宿舎 ホテル楠」に泊まったのです。翌朝は早起きして、宿を抜け出し、近くで日の出をカメラに収めてから、車で野付埼灯台へと向かいました。野付半島は、湾曲した砂州になっていて、先端までは結構距離があります。15kmほど走って、一般車が入れる一番奥の駐車場に停めて、後は歩くことになったのです。10分弱のんびりと歩くと灯台の下へと至るのですが、周辺は真っ平らな草原で、そこにポツンと立っているって感じなのです。草藪には、大量の蚊がいて、襲撃を受け、ずいぶん刺されてしまったので、かゆくって仕方がありません。それでも、いろいろな角度から灯台を撮って、波打ち際へも出てみました。ここから見る国後島はなかなか大きくって、北方領土の近さを実感するのです。これもカメラに収めてから、宿へと戻っていきました。

☆野付埼灯台 地図
野付埼灯台 (2005年9月22日撮影)
野付埼灯台の概要
番号 0206
位置 北緯 43度33分49秒 
東経 145度20分51秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
灯質 等明暗白光 明3秒暗3秒
光度 8千5百カンデラ(実効光度)
光達距離 12海里(約22km) 
明弧 全度
灯塔高 11.8m(地上〜塔頂)
標高 14m(平均海面〜灯火)
初点灯 1953年(昭和28)11月
所在地 北海道野付郡別海町

<特徴>
 野付埼灯台は、北海道野付半島の東端にある竜神崎に立つ白亜円形の灯台です。周辺は、野付風連道立自然公園に指定され、根室海峡や北方領土を望む風光明媚の地です。

<歴史>
 この灯台は、1953年(昭和28)11月に初点灯しました。その後、1982年(昭和57)11月に改築され、1992年(平成4)4月には、無線方位信号所(レーダービーコン)が併設されています。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は11.8m、標高(平均海面〜灯火)は14mで、光度は8千5百カンデラ(実効光度)、光達距離は12海里(約22km) です。また、無線方位信号所(レーダービーコン)が併設されています。

野付埼灯台のプレート 野付埼灯台の塔頂部

野付半島原生花園

野付半島原生花園の中に立つ野付埼灯台
野付埼灯台周辺の野付半島原生花園

 野付半島は、湾曲した砂州になっていて、先端までは結構距離があります。15kmほど走って、一般車が入れる一番奥の駐車場に停めて、後は歩くことになりました。10分弱のんびりと歩くと灯台の下へと至るのですが、周辺は真っ平らな草原で、そこにポツンと灯台が立っているって感じなのです。この草原は、原生花園の一部で、夏場には色々な花が咲いていたと思われますが、この時期は、あまり花を見つけることが出来ませんでした。


☆竜神崎周辺の海

北方向(国後島)を望む 南方向(根室湾)を望む
竜神崎周辺の荒涼とした海

 灯台下から、海岸線へと出てみると、北方向に国後島を望むことが出来ます。ここから見ると、はなかなか大きくって、北方領土の近さを実感するのです。南方向は、根室湾を望むことになるのですが、荒涼とした風景で、これらをカメラに収めておきました。


☆ナラワラの風景

ナラワラから知床連山を望む
ナラワラの風景

 野付半島道路(フラワーロード)のほぼ中間にあたるところに、現存する木々と立ち枯れた木々が混在するナラワラがあります。これは、海水に侵食され風化したミズナラの木々の一団で、独特の景観を成しています。また、半島の先端近くには、枯れたトドマツが広がるトドワラという名勝もあります。


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