<岬と灯台写真館>

御崎岬と陸前御崎岬灯台(宮城県)

2005年4月28日午後に唐桑半島の御崎岬(宮城県)で撮った写真です。

インデックス

陸前御崎岬灯台 御崎岬の景勝地 御崎神社 鯨塚 高村光太郎文学碑


 3泊4日で、東北地方の旅に出かけ、東北自動車道を北に向かって、古川インターで下りました。その後東進し、南三陸海岸に出て、歌津埼灯台岩井埼灯台と立ち寄り、ウミネコの写真もカメラに収めました。その後、さらに北に向かって車を走らせ、気仙沼市街を通り過ぎて、唐桑半島へ向かったのです。もう昼をだいぶ過ぎていたので、食事の出来るところを探したのですが、岬の先にはなくて、少し戻って、「食楽 まるさん」という店で食事することになりました。でも、美味しいブリカマの焼魚定食(1,150円)を頂くことができました。食後は、先端の御崎岬へと至り、御崎神社前の駐車場へ車を駐めて陸前御崎岬灯台まで歩いて行きました。周辺には、八隻曳、児置島、陽沼、陰沼などの景勝地があって、遊歩道で巡ってきましたが、太平洋の眺めがすばらしいのです。もちろん、パチパチと写真をたくさん撮ったことは言うまでもありません。鯨塚や高村光太郎文学碑などもあって、ほんとうに見所の多いところでした。

☆陸前御崎岬灯台 地図
陸前御崎岬灯台 (2005年4月28日撮影)
陸前御崎岬灯台の概要
番号 1699
位置 北緯 38度51分28秒 
東経 141度40分23秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
灯質 等明暗白光 明4秒暗4秒
光度 8千5百カンデラ(実効光度)
光達距離 13.5海里(約25km) 
明弧 全度
灯塔高 13.4m(地上〜塔頂)
標高 42m(平均海面〜灯火)
初点灯 1953年(昭和28)10月22日
所在地 宮城県本吉郡唐桑町

<特徴>
 陸前御崎岬灯台は、宮城県唐桑半島の南端、御崎岬の突端に立つ白亜円形の小型灯台です。周辺は、陸中海岸国立公園に指定され、リアス式海岸の造形する風光明媚の地です。

<歴史>
 この灯台は、1953年(昭和28)10月22日に設置、初点灯しました。以後、三陸海岸の沖ゆく船の安全を守って、光を点し続けています。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は13.4m、標高(平均海面〜灯火)は42mで、光度は8千5百カンデラ(実効光度)、光達距離は13.5海里(約25km) です。

陸前御崎岬灯台のプレート 陸前御崎岬灯台の塔頂部

☆御崎岬の景勝地

八隻曳 児置島
陽沼陰沼 北方向の眺望

 御崎岬周辺には、八隻曳(御崎神社の祭神が八隻の舟で上陸したと伝えられ、千畳敷とも呼ばれる平らな岩場)、児置島(海女が子供を置き忘れたという島)、陽沼・陰沼(イザナギの神、イザナミの神が鎮座したとされ、縁結びの地として知られるところ)などの景勝地があって、遊歩道で巡ってきましたが、太平洋の眺めがすばらしいのです。もちろん、パチパチと写真をたくさん撮ったことは言うまでもありません。


☆御崎神社

御崎神社

 唐桑半島の南端に鎮座する御崎神社は、杉や松の巨木と共に亜熱帯性植物タブの木が生い茂る森の中にあり、地元では「おさきさん」と呼ばれ親しまれています。1000年ほどの歴史があって、大海津見神、素盞鳴尊、日本武尊の三神を祀っているとのことです。縁結びで有名で、1月14日夜から15日にかけての祭典には、郷土民芸品の「風車」「はじき猿」「さっぱ舟」を売る夜店などが並び賑わうそうです。


☆鯨塚

御崎岬の鯨塚

 御崎神社前の駐車場に車を置いて、森の中の遊歩道へと入っていくと、アンテナ塔(漁業用無線)があり、その近くの道端に鯨塚が立っています。捕獲された鯨の霊を弔い、今後の大漁を祈って建立された供養碑とのことです。この辺りでも、昔は鯨を捕獲していたのですね。


☆高村光太郎文学碑

高村光太郎文学碑

 詩人・彫刻家として著名な高村光太郎は、1931年(昭和6)8月三陸海岸を旅し、気仙沼を出港、唐桑半島を回って北上する船中での感動を、「黒潮は親潮をうつ 親潮はさ霧をたてゝ 船にせまれり」と歌いました。これは、紀行文『三陸廻り』の中で唐桑沖からの景観を詩「霧の中の決意」として発表しましたが、それに添えられた短歌なのです。この碑は、詩人・彫刻家高村光太郎を偲んで、1993年(平成5)3月14日に建立されています。


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