インデックス
琵琶湖のデータ |
湖面積 |
670.25ku |
湖岸線長 |
235.20km |
最大水深 |
103.58m |
湖面標高 |
84.37m |
透明度 |
5.2m |
成因 |
構造湖 |
区分 |
淡水湖 |
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日本で最大の広さを誇る琵琶湖は、周囲235.20km、面積670.25ku、最大水深5.2mで、約120の河川が直接流入しています。その水は、瀬田川と人工の琵琶湖疏水のみが流出口となり、瀬田川は宇治川、淀川と名前を変え、大阪平野を潤して、瀬戸内海に注いでいます。また、琵琶湖疏水は、京都市の水道水として利用されています。
琵琶湖の成因は、断層でできた構造盆地の底に水を湛えた構造湖で、約400万年前に現在の三重県上野市のあたりに古琵琶湖が誕生し、時代とともに場所を変えながら北へ移動し、約43万年前に現在の琵琶湖になったと考えられています。
周辺は、琵琶湖国定公園に指定され、比良山系や竹生島の眺めも美しく、湖岸には白砂青松の地帯もあって、近畿地方の観光エリアとなっています。観光船も巡り、夏は、湖水浴、ウォータースポーツ、キャンプなどに利用され、秋は月の名所としても知られ、冬は白鳥などが飛来することでも有名です。また、鯉や鮒など各種の釣りも盛んで、多くの釣り人が訪れています。
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☆旧中山道摺針峠から望む 1997年1月4日撮影(コニカ BIGMINI)
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旧中山道摺針峠の望湖堂跡 |
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旧中山道摺針峠から琵琶湖を望む |
鳥居本の宿場を過ぎると旧街道は右手の山のほうへ登っていき、摺針峠を越えます。その一番高い所に摺針明神があり、ここからの眺望はすばらしものでした。琵琶湖が一望のもとに見渡され、江戸方面から峠を登ってきた旅人は目を見張ったことでしょう。安藤広重の版画にも描かれている中山道の名所でした。
☆奥琵琶湖パークウェイ 1998年1月2日撮影(ニコンFA 35-70mmズーム)
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奥琵琶湖パークウェイ入口付近からの眺望 |
1971年(昭和46)に、浅井町の月出峠から葛籠尾崎(つづらおざき)、菅浦、大浦を結ぶ総延長18.8kmの有料観光道路(現在は通行料無料)として開通しましたが、冬季間(12月中旬〜3月中旬)は積雪のため通行不可能となります。静なる自然の美しさを、今もなお保ち続ける奥琵琶湖ですが、その変化に富んだ景観を存分に楽しめる絶好のドライブウェイでした。月出峠から葛籠尾崎までの山並みを縫うように走り、メインの葛籠尾展望台からは、竹生島をはじめ琵琶湖の4分の1以上を望むことが出来、晴れていれば遠くに伊吹山も望むことが可能です。湖岸線はノルウェーのフィヨルドにたとえられるほど変化に富み、その尾根を縫って走る道は爽快で、カーブを切るごとに表情を変えた琵琶湖や竹生島の素晴らしい景色に出会えました。春には約4,000本の桜、秋には紅葉が彩りを添えてくれますが、各所に展望台や休憩所が設けられていますので、ぜひ立ち止まって奥琵琶湖の美を堪能したいものです。
☆知内浜の風景 1998年1月2日撮影(ニコンFA 35-70mmズーム)
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海津大崎と竹生島 |
知内浜の孤舟 |
JR湖西線マキノ駅の南の浜、マキノ・サニービーチは海津湾の西側で、北方に続く高木浜と、知内川河口付近の知内浜(ちないはま)とに分かれています。奥琵琶湖で人気のマキノ・サニービーチの知内エリアですが、通年開設のキャンプ場目当てに京阪神から多くの人が訪れてきました。すぐ近くには知内漁港があり、釣りを楽しむこともできます。この知内浜から高木浜間の約1kmにわたって、なだらかな汀線が松林に青く縁どられて美しい景観を作り出し、1987年(昭和62)には「21世紀に引き継ぎたい日本の白砂青松百選」に選定されました。また、奥琵琶湖でもっとも水のきれいな水泳場やキャンプ場として人気があり、オートキャンプなども楽しめます。施設も整い環境もよいので、ゆったりと休暇を過ごすのに、最適のリゾート地とされてきました。
☆今津浜の眺望 1998年1月2日撮影(ニコンFA 35-70mmズーム)
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今津浜から南方向の眺望 |
今津浜は、今津港から湖岸沿いに北上したところにあり、「湖国百景」の一つに数えられる松並木が美しいところです。夏期には竹生島や伊吹山を望む眺望にも恵まれ、水浴客でにぎわってきました。冬にはコハクチョウなどの水鳥も餌を求めて飛来します。遠浅で波穏やかな浜は水質も良好で、シーズン中は水泳はもちろん、ボート遊びなどのレジャー客で賑わってきました。
☆彦根城から望む 2002年9月8日撮影(ニコンF60D 28-80mmズーム)
彦根城は、小高い丘の上に小さめの天守がある平山城で、櫓や門なども多く残され、槻御殿や厩など珍しいものも残っています。又、近年本丸御殿が復元され、彦根城博物館としてオープンしました。これらが城郭としての全体の雰囲気を良くとどめていて、散策するにはうってつけです。 本丸に登ると一番高いところに天守閣がそびえていますが、国宝に指定されている5天守閣の一つで、みごとなものでした。現存天守の完成は1603年(慶長8)、伊井直孝の時ですが、旧大津城天守閣の資材を使って再築されたものとされています。この城は、大坂の豊臣氏、西国大名に備える戦略的目的から、幕府の全面的支援を得た天下普請となり、伊賀・伊勢・尾張・美濃・飛騨・若狭・越前の7ヶ国12大名に助役を命じて完成しました。どっしりとした牛蒡積と呼ばれる石垣の上に、3層3階の天守が威風堂々と建っています。付櫓を持つ複合式で、いくつもの屋根様式を巧みに組み合わせ、華灯窓や武者窓、唐破風、千鳥破風などに飾りの付いた美しい姿をしていて、ほれぼれとしました。
☆早崎からの眺望 2007年1月2日撮影(ニコンD70 18-200mmズーム)
2007年正月に帰省した折りに、朝から琵琶湖周辺へ撮影に出かけました。まず、最初に訪れたのが、長浜市(旧びわ町、旧湖北町)にある早崎です。ここは以前、総面積89.1万uの早崎内湖がありましたが、食糧増産のために全面干拓され、1972年(昭和47)7月に完工されました。しかし、2001年(平成13)に、琵琶湖の環境保全を目的とした「マザーレイク21計画」の一環として、干拓された土地の一部(17万u)に水をはり、自然の復元の調査を行っているとのことです。その湛水した地域が、早崎内湖ビオトープと呼ばれていて、自然環境が保護され、カルガモ、サギ、コハクチョウなどが飛来してきました。その反対側の琵琶湖岸から眺めると、竹生島や葛篭尾崎、大崎を望むことができ、結構きれいなのです。しかし、冬のこの時期はひっそりとしていて、訪れる人もあまりありませんでした。
☆塩津の景観 2007年1月2日撮影(ニコンD70 18-200mmズーム)
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塩津の景観 |
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葛篭尾崎を望む |
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船溜りの漁船 |
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オジロワシ |
湖面のカモ |
2007年正月に帰省した折りに、朝から琵琶湖周辺へ撮影に出かけました。まず、最初に訪れたのが、長浜市(旧びわ町、旧湖北町)にある早崎で、その次に訪れたのが塩津です。ここは、琵琶湖北岸に位置し、かつては湖港で、平安時代から江戸時代まで琵琶湖水運の要地として栄えてきました。その後は、静かな農村となりましたが、往時の船溜りや問屋などが残って風情が残されています。湖面には、水鳥が泳ぎ、近くの木々にはオジロワシがいたので望遠で捉えました。
☆浮御堂(満月寺) 2007年1月2日撮影(ニコンD70 18-200mmズーム)
近江八景「堅田の落雁」で名高い浮御堂は、寺名を海門山満月寺といいいます。平安時代前期の995年頃、恵心僧都が湖上安全と衆生済度を祈願して建立し、千体阿弥陀仏を安置したとのことでした。現在の建物は1937年(昭和12)の再建によるもので、1982年(昭和57)にも修理が行われ、昔の情緒をそのまま残し、境内の観音堂には、国の重要文化財である聖観音座像が安置されています。湖面に建つ小堂から眺めると、琵琶湖が美しく広がり、古くから多くの文人墨客たちが訪れていて、いくつかの碑が残されています。
☆琵琶湖大橋 2007年1月2日撮影(ニコンD70 18-200mmズーム)
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琵琶湖大橋の眺望 |
滋賀県の湖東(守山市)と湖西(大津市)を結ぶ有料道路(普通車150円)ですが、自転車と歩行者は無料とのことです。琵琶湖の東岸と西岸を行き来する時間の短縮、観光の促進を目的として1964年(昭和39)9月28日に開通しました。浮御堂から撮影しましたが、橋の中間部は最大26m高くなっていて、下を船が通れるようになっています。
☆小谷城跡から望む 2011年9月7日撮影(ニコンD70 18-200mmズーム)
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小谷城跡の浅井氏及家臣供養塔 |
小谷城跡の首据石 |
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小谷城跡から琵琶湖を望む |
小谷城跡は、滋賀県長浜市湖北町伊部にある戦国時代の城跡で国の史跡となっています。小谷山(標高約495m)から南の尾根筋に築かれた戦国大名浅井氏三代の居城であり、日本五大山城の一つに数えられてきました。城主だった浅井長政は、織田信長の妹市をめとりながら、信長と対立するようになり、1573年(天正元)に織田軍に攻められて落城し、浅井一族滅亡の歴史の舞台ともなります。現在でも、堀や石垣、土塁などが残され、石碑なども立てられていて、往時を偲ぶことができました。城跡からは、湖北平野や琵琶湖の眺望がすばらしく、感動させられます。
☆長浜城跡から望む 2011年9月7日撮影(ニコンD70 18-200mmズーム)
長浜城跡は、滋賀県長浜市公園町にある羽柴秀吉(豊臣秀吉)が築城した安土桃山時代から江戸時代初期にかけての城跡です。現在でも、石垣や堀が残り、市の史跡に指定され、豊公園となっていて、模擬天守閣(長浜城歴史博物館)が建てられています。その最上階からの眺望は素晴らしく、琵琶湖が一望のもとに見渡せました。
☆膳所城跡公園から望む 2017年1月3日撮影(ニコンD70 18-200mmズーム)
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膳所城跡の碑 |
膳所城跡公園の門 |
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膳所城跡公園から近江大橋を望む |
膳所城跡公園から琵琶湖を望む |
膳所城跡公園は、滋賀県大津市本丸町にある公園です。江戸時代の膳所城本丸跡で、この城は膳所崎と呼ばれる琵琶湖に突き出たところに築かれた水城として、松江城(島根県)、高島城(長野県)と共に“日本三大湖城”の一つに数えられてきました。「琵琶湖の浮城」の一つとして知られてきましたが、石垣が少し残されているだけとなっています。しかし、琵琶湖の見晴らしはとてもよく、近江大橋が間近に感じられました。
☆八幡山城跡から望む 2017年1月3日撮影(ニコンD70 18-200mmズーム)
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八幡山ロープウェー |
瑞龍寺の山門 |
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八幡山城跡西の丸から琵琶湖を望む |
滋賀県近江八幡市にある八幡山(271.9m)は、安土桃山時代に豊臣秀次の居城として八幡山城が築かれたところでした。今でも石垣、空堀などが残され、山頂には豊臣秀次ゆかりの瑞龍寺(村雲御所)が建てられています。現在は、山麓からロープウェイで上ることができ、山頂にある西の丸跡からの琵琶湖の眺望はとてもみごとなものでした。眼下南側には碁盤の目状に区画された近江商人の町並みが広がり、八幡堀周辺は国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。
☆瀬田川橋梁から望む 2018年1月3日撮影(ニコンD70 18-200mmズーム)
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JR東海道本線の瀬田川橋梁からの琵琶湖の眺望 |
正月休みに帰省し、実家から羅日帰り京都旅行へ行きました。その帰路、JR東海道本線の瀬田川橋梁から琵琶湖を望みましたが、とてもきれいで印象に残ったのです。それで、車窓から何枚か写真を撮ってみました。瀬田川は、琵琶湖から流れ出る唯一の河川で、宇治川、淀川と名前を変え、大阪湾へと注いでいます。
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