<岬と灯台写真館>

石積ガ鼻と八丈島灯台(東京都)

2001年2月2日午後に八丈島の石積ガ鼻(東京都八丈町)で撮った写真です。


 木曜日の夜、急に思い立って、日曜日まで、3泊4日(船中泊1)で伊豆七島の最南端八丈島へ行って来ることにしました。行きは、東京の竹芝桟橋から東海汽船に乗り、荒波に10時間もまれて、朝9時にようやく八丈島の底戸港へ上陸しました。初日は、泊まることにした民宿「樹海荘」に荷物を置き、車を借りて、島の南半分を巡りました。そして、島の南東端にある石積ガ鼻へとやってきたのです。そこには、太平洋を望んで、白亜の八丈島灯台が立っていました。海は、どこまでも青く、彼方まで広がっていました。

☆八丈島灯台 地図
八丈島灯台 (2001年2月2日撮影)
八丈島灯台の概要
番号 3222 [F6277]
位置 北緯 33度04分32秒 
東経 139度51分30秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
レンズ 第3等大型フレネル式
灯質 単閃白光 毎10秒に1閃光
光度 100万カンデラ
光達距離 24海里(約44km) 
灯塔高 16.69m(地上〜塔頂)
標高 95.59m(平均海面〜灯火)
初点灯 1951年(昭和26)6月10日
所在地 東京都八丈町
<特徴>
 八丈島灯台は、東京都に属する八丈島の東南端の石積ガ鼻に立つ、白色塔形(円形)コンクリート造の美しい大型灯台です。周辺は、富士箱根伊豆国立公園の一部となり、はるかに太平洋を見晴らす展望地となっています。

<歴史>
 この灯台は、1951年(昭和26)6月10日に設置、初点灯されましたが、戦後盛んとなった、カツオ・マグロ遠洋漁業の前進基地及び避難地としての航海の安全を守るために設置されたとのことです。また、当時の末吉村には電気は入っていたものの、夜間2〜3時間ほどしか送電さけなかったので、地元の要望で陸側の遮光をせずに、そちらにも灯台の灯りが届くようにして街灯に代わる役目も果たしたそうです。

<現況>
 灯塔高は16.69m(地上から塔頂まで)、標高(平均海面から灯火まで)95.59mで、第3等大型フレネル式レンズを使い、光度100万カンデラ、光達距離24海里(約44km) です。船舶気象通報(1時間に1回)と無線方位信号所(中波標識局)もあります。内部は、一般公開されていませんが、年に2,3回特別に公開されることがあるそうです。

☆石積ガ鼻周辺の海

石積ガ鼻周辺の海

 前方には、どこまでも広がる太平洋に臨み、右手には小岩戸ヶ鼻が見え、漁をする漁船も遠望できるスケールの大きな眺望を堪能できるところです。


☆洞輪沢港

洞輪沢港 洞輪沢温泉

 八丈島東南に位置する漁港で、歴史が古く、八丈八景の一つに数えられています。この周囲には、昔から波打ち際に温泉が湧出していたのですが、港の脇に無料で入れる簡易入浴施設があり、ダイバーや漁師の方が入りに来るそうです。


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