<岬と灯台写真館>
出雲日御碕と灯台(島根県)
1998年9月16日午前に出雲日御碕(島根県)で撮った写真です。
中国地方の旅に出た途中、左手に日本海、右手に三瓶の山並みをしばらく見ながら、走り続け、出雲大社を目指したのですが、まだ少し時間が早く、蕎麦屋が開くまでには時間があるので、先に日御碕(ひのみさき)に回ることにしました。大社の街並みを通り過ぎ、日本海に臨む断崖沿いの道を曲がりくねりながら進みましたが、台風の余波もあって、白い波頭が立っています。出雲日御碕灯台付近にも強い風が吹き、ときおり雨もたたきつけてきましたが、灯台には上ることが出来ました。螺旋状の階段をぐるぐると回って、外に出るとすごい風です。吹き飛ばされないように注意を払って、おそるおそる眺望してみると、眼下に日本海が波打ち、岩礁に白いしぶきが立ち上っています。滅多に見ることの出来ない荒天の日本海を必死で眺めながら、カメラのシャッターを切りました。しばし後、降りてきて、岩礁を巡ってみましたが、波しぶきとときおり降ってくる雨とで濡れそぼりながらの岬巡りとなってしまいました。何枚か写真を撮ってから、早々に車に戻り、出雲大社へと戻っていったのです。
☆出雲日御碕灯台 | 地図 |
出雲日御碕灯台 (1998年9月16日撮影) |
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<特徴> 出雲日御碕灯台は、日本一の灯塔高を誇る石造灯台で、世界灯台100選に選ばれた大型灯台です。また、「日本の灯台50選」にも選ばれている日本を代表する灯台で、歴史的文化財的価値が高いので、Aランクの保存灯台ともなっています。尚、碕の字がつく唯一の灯台でもあります。 <歴史> 灯塔高(地上から塔頂まで)は、43.65mで、日本一の高さを誇っています。光度は、48万カンデラ、光達距離は、21海里(約39km) 、日本で6ヶ所しかない第1等フレネル式レンズ(レンズ直径2m59cm)を使用した第1等灯台なのです。一般公開(有料大人150円、小人20円)されている参観灯台で、上まで登ることができますが、灯台上からは、日本海を一望の下にすることが出来ます。また、灯台資料展示室が併設されていて、貴重な資料も展示されています。また、出雲日御碕サカグリ照射灯が隣接して建てられています。 |
出雲日御碕周辺の海 |
出雲日御碕は、島根半島のほぼ西端の岬で、 石英租面岩から成る隆起海食台地です。断崖絶壁が続く海岸線で、黒い肌の岩礁を日本海の荒波が、音を立てて洗っているのが印象的です。ここには、特別天然記念物に指定されている“うみねこ”の繁殖地経島(ふみしま)もあります。出雲日御碕灯台の上からの眺望は絶景で、自然美の美しさに感動します。特に、夕日が素晴らしいそうです。
出雲日御碕の岩礁に押し寄せる台風の波 |
台風の余波もあって、出雲日御碕周辺の岩礁には、白い波頭が立っていました。滅多に見ることの出来ない荒天の日本海を、強風に耐えながら、必死でカメラのシャッターを切り続けました。
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