秘湯めぐりの旅(46)

<塩原温泉郷の5湯めぐり−栃木県>

2002.8.24-25

インデックス

8/24畑下温泉 8/25もみじの湯 8/25岩の湯・不動の湯 8/25元湯温泉


*2002年8月24日(月) 職場塩原温泉郷

一路塩原温泉郷へ

 土曜日は、仕事だったので、手早く片づけて、午後3時に職場を出発した。遅い出発だったので、高速道路を使っていったが、さいわい東北自動車道が空いていたので、順調に走り続けて、4時半前には西那須野塩原インターチェンジで下りることが出来た。千本松牧場などへも立ち寄っていきたかったのだが、時間が遅いので、前を通り過ぎて、ひたすら塩原温泉郷へと向かっていった。国道400号線をたどって、山間地に入り、箒川の渓谷沿いに走ると、道幅も狭く、曲がりくねっていて、大型車とのすれ違いに気を使った。沿道には広葉樹が青々と茂っていて、さそがし紅葉の頃はみごとであろう。渓谷の遊歩道もあるようなので、秋になったら一度歩いてみたいと思っていたら、塩原温泉郷のとっかかり、大網温泉へと至った。塩原温泉郷というのは、大網、福渡、塩の湯、畑下、門前、古町、中塩原、上塩原、新湯、元湯の11湯で形成され、それぞれに異なった泉質を持っていると聞く。歴史も古く、1200年以上前の平安時代にさかのぼることが出来るとのこと。今日は、その塩原温泉郷の一つで、ほぼ真ん中に位置する畑下温泉へと至った。

尾崎紅葉ゆかりの「清琴楼」

 泊まったのは、畑下温泉にある「清琴楼」という老舗旅館で、以前から泊まってみたかった温泉旅館の一つだったのだ。というのも、以前、明治の文豪、尾崎紅葉の『金色夜叉』に次のように書かれていたのを読んだからだ。「一村十二戸、温泉は五箇所に涌きて、五軒の宿あり。ここに清琴楼と呼べるは、南に方りて箒川の緩く廻れる磧に臨み、俯しては、水石の凛々たるを弄び、仰げば西に、富士、喜十六の翠巒と対して、清風座に満ち、袖の沢を落来る流は、二十丈の絶壁に懸りて、ねりぎぬを垂れたる如き吉井滝あり。東北は山又山を重ねて、狼かん玉簾深く夏日の畏るべきを遮りたれば、四面遊目に足りて丘壑の富を壇にし、林泉の奢を窮め、又あるまじき清福自在の別境なり。……」この名文の中に、箒川沿いの自然豊かな宿の風景が目に浮かぶように感じた。実際に、尾崎紅葉は、1899年(明治32)6月上旬から1ヶ月余り逗留したとのこと。当時は、「佐野屋」という旅館名で、時の人気小説家尾崎紅葉が長期滞在していたにもかかわらず、旅館の方は全く気が付かなかったと言う。ところが、読売新聞紙上に『金色夜叉』の続続編として上記のように掲載されたのを読んだ宿の主人が、これは自分の旅館のことにちがいないと、後で問い合わせてわかったという逸話が残されている。そして、旅館名も小説に出てくる「清琴楼」に変えたとか...。

畑下温泉「清琴楼」の本館

畑下温泉「清琴楼」へ泊まる

 現在、本館は明治時代に建てられたままで残されており、尾崎紅葉の泊まった部屋が「紅葉の間」として保存され、見学できる。調度品や資料なども当時の物が展示されていて、興味をそそられる。残念ながら、宿泊できるのは、棟続きの別館や新館の方だけで、私は、昭和初期に立てられた別館の方へ泊まった。こちらもそうとうレトロな感じだったが、窓から箒川の眺めは、「金色夜叉」の文章を彷彿とさせるものでとても気に入ったのだ。せせらぎが聞こえ、川風が入ってきてとても気分がいい。建物の内部はきれいにしてあって、従業員のもてなしも良くてびっくりした。ポットのお湯なんか何度も代えに来るし、布団の敷き方もとてもていねいなんだ。そして、露天風呂がとても良かった。前を流れる箒川の中州にあって、橋を渡っていくと、女性用と混浴の2つの露天風呂がある。とても開放的で、見晴らしも良く、名瀑吉井滝も眺められ、源泉掛け流しのお湯に、すごく気持ちよく入浴できた。ただ、対岸の高所を無粋なバイパス道路が走っているのだけは気になったが...。戻ってきて、内湯へも入浴したが、楕円形の浴槽がレトロな感じで、ガラス越しに渓谷も眺められる。そして、浴槽の底のコンクリートが長年の使用によって腐食し、ゴツゴツしているのが面白い。昔の懐かしきよき時代の浴室と言った雰囲気が気に入った。上がってから、食事は、部屋へ運んでくれて、ズワイガニの足、ゆば、茹で豚、刺身、天ぷら、茶碗蒸しなど何品も出てきて、美味しく頂いた。後は、横になってプロ野球の巨人阪神戦を見ながら、気持ちよく寝てしまった。グウグウ!!

★畑下温泉「清琴楼」に宿泊する。<1泊2食付 10,650円(込込)>

畑下温泉「清琴楼」の男性用内湯 畑下温泉「清琴楼」の混浴露天風呂




源泉名 もみじの湯源泉
湧出地 栃木県那須郡塩原町大字下塩原
湧出量 29.3g/分
知覚
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
泉温分類 53.5℃(高温泉)
pH値 7.2
液性分類 中性
溶存物質総量
浸透圧分類 低張性
*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

*泉質別適応症(浴用)
 
きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病
宿


畑下温泉「清琴楼」のデータ
標準料金 1泊2食付 8.000〜18,000円(込別)  
浴室 内湯2(男1・女1)、露天2(混浴1・女1)、家族風呂1
入浴料 250円
外来入浴時間 午前10時〜午後3時
宿泊定員 木造3階建 和室21室 計102名 
住所、電話 〒329-2921 栃木県那須郡塩原町大字下塩原458 TEL(0287)32-3121
交通 JR東北本線西那須野駅より塩原温泉行きバス50分畑下(はたおり)停留所下車徒歩3分
畑下温泉「清琴楼」の夕食 畑下温泉「清琴楼」の朝食
畑下温泉「清琴楼」の公式ホームページへ

*2002年8月25日(日) もみじの湯岩の湯不動の湯→元湯温泉→帰途へ 

朝の散歩で、「もみじの湯」へ

 翌日は6時頃起床し、カメラ片手に、首からタオルをぶら下げて、散歩に出かけた。川沿いに歩きながら、妙雲寺へと向かってみることにした。800年の歴史を持つ、臨済宗の寺で、平清盛の妹、妙雲禅尼が開祖と言われている。山門をくぐると、緑生い茂る境内で、本堂裏には、常楽の滝があり、前に夏目漱石の碑が立っていた。その脇から文学の森の方へ足を踏み出すと、斎藤茂吉の「とうとうと 喇叭を吹けば塩原の 深染めの山に 馬車入りにけり」の歌碑を発見した。しかし、塩原温泉には多くの文化人が訪れているようで、そこにまた温泉地の歴史を感じ取ることが出来た。森を抜け、谷の方へ下って、「もみじの湯」という箒川沿いの混浴露天風呂に行ってみた。以前紅葉の頃に入ったことがあるが、錦織りなす渓谷美を鑑賞できてとても良かった。まだ朝早く、誰も入っていなかったので、一浴していくことにして、浴槽に足を入れたが、下がぬるぬるしていて思わず足をとられるところだった。あまり清掃が行き届いていないようにも感じたが、湯温はちょうど良く、しばし渓谷を眺めながら、湯を楽しんだ。しかし、対岸からは丸見えのようで、女性が入浴するには気を使うかも知れない。数分で湯から上がり、川沿いにぶらぶらと下りながら旅館の方へと戻っていった。

★門前温泉「もみじの湯」に入浴する。<入浴料 100円>

古町温泉「もみじの湯」 紅葉時の古町温泉「もみじの湯」




源泉名 古町温泉
湧出地 栃木県那須郡塩原町下塩原
湧出量
知覚 無色透明
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
泉温分類 50℃?(高温泉)
pH値
液性分類
溶存物質総量
浸透圧分類 低張性
*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

*泉質別適応症(浴用)
 
きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病







古町温泉「もみじの湯」のデータ
入浴料金 100円
営業時間 午前6時〜午後5時、年中無休
住所、電話 〒329-2921 栃木県那須郡塩原町下塩原 <連絡先>塩原温泉観光協会 TEL(0287)32-2512
交通 JR東北本線西那須野駅より塩原温泉行きバス50分終点下車徒歩10分
回顧の滝

回顧の吊り橋を渡る

 戻ってきて朝食後、宿を立ち、回顧(みかえり)の吊り橋へ行き、渓谷に架かる長さ100mほどの橋を渡って、回顧の滝を見に行った。30mの高さがあり、吊り橋は揺れるので、渡るのはちょっと怖い感じだったが、眺めはほんとうに素晴らしかった。深い渓谷と清流、私が渡ったときには、川底にアオサギの群が飛んでいて、景色は抜群!しかし、高所恐怖症だと渡れない人もいるかも知れない。現に、私の前に渡ろうとしていたカップルの女性の方は、怖くなって途中からかがみ込んでしまって、引き返していた。対岸から少し歩くと、観瀑台があり、渓谷の向こうに回顧の滝を望むことが出来る。約70mの落差をもつというこの滝は、塩原10名瀑に数えられていると聞く。頭には、『金色夜叉』の「俥を駆りて白羽坂を踰えてより、回顧橋に三十尺の飛瀑を踏みて、山中の景は始て奇なり。」の一文が浮かんできて、かの尾崎紅葉も絶賛していたことを思った。

「岩の湯」「不動の湯」へ入る

 その後は、道路端に車を停め、福渡温泉にある「岩の湯」「不動の湯」という渓谷沿いの混浴露天風呂をはしごした。箒川沿いにある2つの露天風呂は、吊り橋を渡って、対岸にあり、清掃協力金100円を箱に入れてから入る。川と山に囲まれた野趣満点のもので、「岩の湯」は浴槽の底の方から源泉が湧きだし、上方からも注がれるという天然温泉100%のもの、自然の岩造りの浴槽から川幅のある渓谷を眺めているとほんとうに心安らぐのだ。常連の入浴客の方から、1962年(昭和37)の大相撲春場所で負傷し、長期に休場を余儀なくされ、再起不能といわれていた横綱柏戸が、毎日この湯に浸かって療養したという話を聞いた。その甲斐あって、60日間の療養後復帰し、その年の秋場所千秋楽でライバル・大鵬を破り全勝優勝を果たしたとのこと。この温泉は、なかなか効能が高いらしい。上がってから、5分ほど川岸を歩いて「不動の湯」へも入りに行った。途中に、新しく足湯が出来ていて、カップルのハイカーが、足を浸していた。浴槽は、小さな渓谷沿いにあり、開放的で、太い管で、上方より、お湯がどばどばと注がれていてみごとだ。こちらの方も完全な源泉かけ流しで、森の中にあるので、紅葉の時はさぞすばらしいだろうと思った。しかし、いずれも混浴で、脱衣場もいっしょなので女性は入りにくいかも知れない。現に、私が入ったときには女性は誰もいなかった。

★福渡温泉「岩の湯」「不動の湯」に入浴する。<入浴料 各100円>

福渡温泉「岩の湯」の浴槽 福渡温泉「不動の湯」の外観




源泉名 福渡温泉(岩の湯)(不動の湯)
湧出地 栃木県那須郡塩原町下塩原
湧出量
知覚 無色透明
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
泉温分類 40〜50℃(高温泉)
pH値
液性分類
溶存物質総量
浸透圧分類 低張性
*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

*泉質別適応症(浴用)
 
きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病







福渡温泉「岩の湯」「不動の湯」のデータ
入浴料金 各100円
営業時間 午前6時〜午後9時、年中無休
住所、電話 〒329-2921 栃木県那須郡塩原町下塩原 <連絡先>塩原温泉観光協会 TEL(0287)32-2512
交通 JR東北本線西那須野駅より塩原温泉行きバス40分福渡停留所下車徒歩10分
「木の葉化石園」にある地層

「木の葉化石園」へ立ち寄る

 入浴後は、温泉街を走り抜けて、「木の葉化石園」というところへ立ち寄ってみた。塩原は、数十万年くらい前は、塩原化石湖と名付けられた、東西約6Km、南北3Kmの三日月型をした大きな湖で、川から運ばれてきた泥や、時折噴火する火山から噴出した灰などによって、厚い地層になっていったとのこと。それに伴って、木の葉や昆虫なども堆積して、化石になったんだって...。その塩原湖成層と呼ばれる地層が露出していて、化石が産出し、明治時代から研究が進められてきたと聞く。現在、周辺にに生息している生物とほぼ同じ物の化石が出てくるため、昔とほとんど気候変動が無かったと考えられているという。自然のタイムカプセルに閉じこめられていたものが地表に蘇ってきたという感じで、とても興味深く見学した。

元湯温泉「大出館」の玄関

元湯温泉「大出館」で入浴する

 それからは、さらに山の方へ入っていって、元湯温泉へと向かった。ここは、塩原温泉発祥の地と言われ、平安時代の大同年間(806〜810年)に、如葛仙という者によって発見されたと伝えられている。しかし、順調に発展してきたわけではなく、1659年(万治2)の大地震により、当時元湯千軒といわれ賑わっていたこの温泉が、山津波のため土砂に押し流され、壊滅的な打撃を受けたという。その後も、1683年(天和3)日光地震と1858年(安政5)飛越地震で、被害を受け、人々は新湯、中塩原や下塩原へ移っていったとのこと。現在では、周囲を山に囲まれたすり鉢の底のような所に「元泉館」「ゑびすや」「大出館」の3軒が残って、温泉宿を続けている。今回は、「大出館」で立ち寄り入浴することにした。ここは、「日本秘湯を守る会」の宿の一つで、高台に立地している。3年ほど前、隣に立つ「元泉館」には入浴したことが有ったのだが、「大出館」には、変わった源泉があると聞いていて、ぜひ入ってみたかったのだ。それは、「墨の湯」(混浴)と呼ばれていて、真っ黒なお湯なんで、ほんとうに驚いてしまった。実際にに入ってみると予想以上に黒々とした湯で、手ですくってみると黒い小さな粒が感じられる。湯に浸けるとタオルまで真っ黒になってしまい。ほんとうに不思議な温泉なのだ。後で、宿の主人に聞いたら、この黒い粒が硫化鉄で、全国でもほんとうに珍しいお湯だと言っていた。その隣の「鹿の湯」浴槽(混浴)には、白っぽい硫黄泉が注ぎ込まれ、硫化水素臭がただよっている。白と黒両方の温泉を一つの浴室で、堪能できるのはすばらしい。いったん外に出て一つ置いた隣の浴室には、混浴露天風呂「岩の湯」、混浴内湯「御所の湯」「平家かくれの湯」もあり、着衣を身につけるのがめんどうだったので、そのままバスタオルを腰に巻いて、入りに行ってしまった。この岩造りの露天風呂からの眺望はなかなか良い。すぐ下には、隣の「元泉館」の建物が見え、深い森林に包まれて、ゆったりと入浴することが出来る。その他にも、女性専用の露天風呂「子宝の湯」、内湯「高尾の湯」、家族風呂「藤の湯」があり、計8つの浴槽いずれも、源泉かけ流しで、少しずつ泉質も異なっているという。しかし、こんな名湯が隠されているとは、塩原温泉郷もなかな隅に置けないと思い、じっくりと各種のお湯を堪能した。

★元湯温泉「大出館」に入浴する。<入浴料 600円>

「墨の湯」、「鹿の湯」浴槽 混浴露天風呂「岩の湯」




源泉名 元湯温泉
湧出地 栃木県那須郡塩原町湯本塩原
湧出量
知覚
泉質 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)
泉温分類 49℃(高温泉)
pH値
液性分類
溶存物質総量
浸透圧分類 低張性
*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

*泉質別適応症(浴用)
 
きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・高血圧症・動脈硬化症・糖尿病
宿


元湯温泉「大出館」のデータ
標準料金 1泊2食付 8.000〜13,000円(込別)  
浴室 内湯6(混浴4・女1・貸切1)、露天2(混浴1・女1)
入浴料 600円
外来入浴時間 午前10時〜午後3時
宿泊定員 鉄筋コンクリート造3階建 和室26室 計120名 
住所、電話 〒329-2922 栃木県那須郡塩原町湯本塩原102 TEL(0287)32-2438
交通 JR東北本線西那須野駅より塩原温泉行きバス50分塩原温泉下車後タクシー15分
矢板武記念館

いろいろと立ち寄る

 それからは、温泉街の方へ戻ってきて「源三窟」と呼ばれている洞窟を見学した。なんでも、平家打倒の挙兵に敗れて宇治で自害した源三位頼政の嫡孫・源有綱が、再興を期して身を隠していたところという。長さ40mほどの狭い洞窟の中に、人形で当時の様子を再現してあり、併設された武具資料館も見て回った。もう昼を過ぎていたので、塩原町役場前の「三条屋」という蕎麦屋で昼飯を食べた。天ざるそばを注文したのだが、結構美味しかった!腹を満たした後は、八方ヶ原経由のすごい山道を通って、塩原温泉郷を離れ、途中「山縣有朋記念館」「矢板武記念館」と立ち寄って見学した。明治以降の那須野ヶ原周辺では、貴族や有力者に国有地を払い下げ開墾に当たらせたことを知った。行きに通り過ぎてきた現在の千本松牧場は、総理大臣を二度務めた松方正義が農場を開いたとのこと。「山縣有朋記念館」のある山縣農場も、総理大臣経験者の山縣有朋が携わったもので、矢板武も那須開墾社社長となって約3,000町歩の開拓に関わり、社解散後は社付近の約150町歩を所有し矢板農場を創設している。明治期の開拓の歴史を知る上では良い勉強になった。

帰途へつく

 その後は、矢板インターから高速に乗って帰ってきた。帰路は、東北自動車道がそんなに渋滞していなかったから、浦和インターまで、1時間半で来てしまった。 天気が崩れるんじゃないかと心配したけれど、なんとか持って、5つもの温泉に入って、温泉三昧してきた。とっても良かったよ!


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