<岬と灯台写真館>
野母崎半島と樺島灯台(長崎県)
2004年5月4日午前に野母崎半島と樺島(長崎県)で撮った写真です。
3泊4日で、北九州の旅に出かけ、羽田から福岡まで、飛行機で飛び、レンタカーを借りて、熊本、佐賀と巡り、2泊目に長崎県の唐比温泉に泊まりました。翌日、国道34号線で長崎市方面へ向かいましたが、途中切通というところから、右折して野母崎の先端へと至る県道に入っていったのです。しかし、この道がまたすごい道で、車一台がやっとという道幅で、曲がりくねりながらアップダウンを繰り返しています。雨も降っているので、慎重にハンドルを切りました。ガードレールの無いところも多く、ちょっと間違えば、崖下の海へ転落です。でも、きれいな海と段々畑が、すばらしい景観を成していて、天気さえ良ければ写真を撮っていくのにと悔やまれました。そんな、山道を1時間半ばかり走って、ようやく先端に近い樺島が見えてきました。今は、樺島大橋が出来ていて、車で島へ渡ることが出来るのです。しかし、島内に入っても目指す樺島灯台までは、ほんとうに細い危険な道が続きます。全くガードレールもなく、ヘアピンカーブの連続で、対向車が来てもすれ違えない所が多いのです。そんなひどい道を3kmほど走って、やっと南端にある灯台までたどり着いたのですが、さいわい、対向車も来なくてホッと胸を撫で下ろしました。しかも、雨もようやく上がりかけていて、カメラをぶら下げて、灯台と海の写真を撮りまくったのです。白亜の灯台の前は、東シナ海が広がっていて、それはそれはきれいで、最果ての地に来た感が強かったのです。
☆樺島灯台 | 地図 |
樺島灯台 (2004年5月4日撮影) |
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<特徴> 樺島灯台は、長崎県野母崎半島の先端にある樺島の南端に立つ白亜の大型灯台です。周辺は、野母崎半島県立公園に指定され、東シナ海を望む風光明媚の地です。 <歴史> 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)15.2m、標高(平均海面から灯火まで)124mで、第3等大型フレネル式レンズを使い、光度120万カンデラ、光達距離23海里(約43km) です。内部は、一般公開されていませんので、通常は外部のみの見学となります。また、周辺は公園化されていて展望台や休憩所、駐車場などが整備されていますし、灯台に隣接して灯台資料館があり、灯具や写真が展示してあって無料で見学できます。 |
樺島灯台資料館 | 展示されている灯台用灯器 |
樺島灯台に隣接して、資料館がありますが、これは旧退息所を活用して、灯具や機器、各地の灯台写真などを展示したもので、休憩所ともなっています。
樺島灯台公園 |
樺島灯台周辺は公園化されていて、展望台や休憩所、駐車場などが整備され、緑の芝生も広がっています。眼前には、東シナ海が広がっていて、水平線を眺望することができますが、300度近いパノラマで広がる海は、絶景です。また、春は桜の名所としても知られているそうです。
樺島灯台周辺の海と磯 |
樺島灯台は、標高100mほどのところに立っていますが、周辺は断崖絶壁に美しい緑が映え、眺望のすばらしいところです。崖下の磯は、釣りの好ポイントとして有名で、イシダイも釣れるそうです。
樺島大橋 | 樺島漁港 |
野母崎半島から樺島に渡るには、樺島大橋を通ります。赤く塗られたこの橋は、長さ227mのランガートラス式で、1986年(昭和61)に完成しました。それによって、渡船にたよってきた交通が改善され、島民の生活環境は大きく向上したそうです。樺島漁港には、多くの漁船が停泊していましたが、東シナ海の良好な漁場を持っていて、漁業が盛んとのことです。
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