<岬と灯台写真館>

荒島と鴨川灯台(千葉県)

2005年1月30日午前に房総半島の荒島(千葉県)で撮った写真です。


 2泊3日で、房総半島一周の旅に出かけ、朝6時過ぎに出立し、高速道路は使わずに、三郷から流山を経て国道6号線へ出て県境を越え、千葉県から茨城県へ入っていきました。関東鉄道竜ヶ崎線、牛久市の「シャトーカミヤ」に立ち寄り、霞ヶ浦の湖畔へ出て写真を撮りつつ、鹿嶋市域へと至り、鹿島灯台を撮影しました。昼食後は、犬吠埼灯台、銚子電鉄、刑部岬の飯岡灯台とカメラに収めて九十九里浜の白子温泉に泊まったのです。翌朝、8時半過ぎには出立して、南に向かって車を走らせることにしました。まず、御宿の歴史民俗資料館へ立ち寄ったのですが、そこに展示してあった。海女の写真に見入ってしまいました。海で働く女性の姿が生き生きと捕らえられていて、とてもすばらしかったのです。見学後は、国道128号線をどんどん南下していき、今度は鴨川の歴史民俗資料館へも立ち寄りました。ここでは、昔の農家の暮らしぶりが展示されていて、とても興味深かったのです。その後は、鴨川漁港の沖にある荒島まで行ってみたのですが、防波堤から橋が架かっていて、歩いていくことが出来、岬のような感じです。そこで、鴨川灯台と海の写真を撮ったのですが、太平洋の景色がとても雄大でした。

☆鴨川灯台 地図
鴨川灯台 (2005年1月30日撮影)
鴨川灯台の概要
番号 1897
位置 北緯 35度05分34秒 
東経 140度06分35秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
レンズ 無等(300mm)
灯質 群閃白光 毎13秒に3閃光
光度 5千カンデラ
光達距離 12海里(約22km) 
明弧 全度
灯塔高 11.1m(地上〜塔頂)
標高 26m(平均海面〜灯火)
初点灯 1954年(昭和29)7月
所在地 千葉県鴨川市

<特徴>
 鴨川灯台は、房総半島の鴨川港入口、荒島に立つ白亜円形の小型灯台です。周辺は、南房総国定公園に指定され、太平洋を望む風光明媚の地です。

<歴史>
 この灯台は、1954年(昭和29)7月に設置、初点灯しました。その後、1981年(昭和56)3月に改築されています。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は11.1m、標高(平均海面〜灯火)は26mで、無等(300mm)レンズを使い、光度は5千カンデラ、光達距離は12海里(約22km)です。

鴨川灯台のプレート 鴨川灯台の塔頂部

☆荒島周辺の海

東方向(鯛ノ浦)を望む 南東方向(太平洋)を望む
南方向(弁天島)を望む 鴨川漁港

 荒島の鴨川灯台付近からの眺望はよく、東方向には太平洋から鯛ノ浦を望むことが出来ます。南方向は、すぐ近くにある弁天島の磯から鴨川漁港の防波堤が見えます。周辺は、海釣りの好ポイントになっているようで、釣り人が何人かいました。


☆鴨川漁港の防波堤灯台

鴨川漁港左側の白色灯台 鴨川漁港右側の赤色灯台

 港湾の所在、港口などを示すために港湾や漁港の防波堤の先端に設置されている灯台を「防波堤灯台」と呼びますが、鴨川漁港にも、港の奥に向かって左側は白色、右側は赤色に塗装された防波堤灯台が立っていました。


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