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湖沼写真館

霞ヶ浦(茨城県)

 今までに、霞ヶ浦(茨城県)で撮った写真です。

インデックス
下大津のレンコン畑 かすみがうら市の水族館と郷土資料館 霞ヶ浦湖畔の鳥と昆虫 歩崎の風景
映画「米」の撮影記念碑 稲敷市本新からの眺望 稲敷市本新のシラサギ  

霞ヶ浦のデータ
湖面積 220ku
湖岸線長 252km
最大水深 7m
湖面標高 0.2m
透明度 1.2m
成因 海跡湖
区分 淡水湖

 日本で2番目の広さを誇る霞ヶ浦は、西浦、北浦、鰐川、常陸利根川の4河川の総称です。周囲は、252km、面積220ku、最大水深7mで、面積の割には、水深が浅いのが特徴です。およそ6,000年程前には、印旛沼や手賀沼などともつながった入海の一部でしたが、利根川が運ぶ土砂の堆積や海流の影響で、陸地に取り込まれ、淡水化した湖となっていったそうです。江戸時代より、コイ・フナ・ワカサギ・シラウオなどの漁業が盛んで、明治時代以降、大徳網漁や帆引き漁という独特の漁法が行われてきました。特に、湖に帆引き船が浮かぶ様は、霞ヶ浦の風物詩ともなっていましたが、現在は廃れ、観光用のみとなっています。近年、周辺の開発に伴い、水質の悪化が懸念されていて、水質浄化の取り組みがなされています。


☆下大津のレンコン畑 

霞ヶ浦湖畔の広大なレンコン畑 2000年7月1日撮影(ニコンF3 28-80mmズーム)
レンコン畑の風景 2000年7月1日撮影(ニコンF60D 100-300mmズーム)

 茨城県を巡る1泊2日の旅に出て、途中霞ヶ浦湖畔を通りました。かすみがうら市下大津あたりは一面のレンコン畑(蓮畑)で、それは広大なものです。聞くと、茨城県はレンコン生産日本一とのことで、真夏にハスの花の咲く頃はすばらしいそうです。


☆かすみがうら市の水族館と郷土資料館

かすみがうら市の水族館と郷土資料館 2000年7月1日撮影(ニコンF3 28-80mmズーム)

 霞ヶ浦の湖畔には、かすみがうら市の水族館と郷土資料館があり、水族館では、霞ヶ浦に生息する魚や、世界の淡水魚などを見ることが出来ます。また、郷土資料館は城の天守閣のような外観で、館内には帆曳舟の模型や以前使われていた漁具や農具が展示してあり、霞ヶ浦湖畔での人々の営みを学ぶことが出来ます。そして、4階の展望台からは、霞ヶ浦が一望でき、天気が良ければ、筑波山から富士山まで見渡せるとのことです。


☆霞ヶ浦湖畔の鳥と昆虫

下大津のレンコン畑のシラサギ 2000年7月1日撮影(ニコンF60D 100-300mmズーム)
下大津のレンコン畑のシオカラトンボ 2000年7月1日撮影(ニコンF3 28-80mmズーム)
クマバチ(みつばち科) 2000年7月1日撮影(ニコンF3 28-80mmズーム)
ヒメアカタテハ(たてはちょう科) 2000年7月1日撮影(ニコンF3 28-80mmズーム)

 霞ヶ浦湖畔には、多くの鳥や昆虫が生息しているとのことですが、今回の旅でもいくつか撮影してきました。特に、レンコン畑にはシラサギが舞い、シオカラトンボが飛び交っていました。シロツメクサには、クマバチやヒメアカタテハがとまっていたので、接写しました。


☆歩崎の風景

歩崎の養魚場 2000年7月1日撮影(ニコンF60D 100-300mmズーム)
歩崎観音 2000年7月1日撮影(ニコンF3 28-80mmズーム)

 歩崎は、霞ヶ浦湖畔の景勝地の一つで、水郷筑波国定公園の一部に指定されています。その高台には、歩崎観音(正式には宝性院歩崎山長禅寺)の朱塗りの仁王門と本堂が静かに立っています。展望台からの眺めはすばらしく、左に天王崎、正面に三又沖、右手に浮島・大山を望むことができます。ここからの景観は、茨城百景にも選定されています。


☆映画「米」の撮影記念碑 1998年1月2日撮影(ニコンFA 35-70mmズーム)

歩崎観音に立つ映画「米」の撮影記念碑 2000年7月1日撮影(ニコンF3 28-80mmズーム)

 歩崎観音の一角で、霞ヶ浦を眺望できる高台に、映画『米』の撮影記念碑が立っています。この映画は、今井正監督の代表作一つで、1957年東映で封切られましたが、当時の霞ヶ浦湖畔の人々の生活をリアルにとらえたものでした。特に、霞ヶ浦の自然環境の描写が美しく、その中での、半農半漁の貧しい暮らしを描いた社会派ドラマとして高い評価を受けました。その年の「キネマ旬報」第1位、「毎日映画コンクール」受賞、「ブルーリボン賞」受賞など数々の栄誉に輝いた名作なのです。


☆稲敷市本新からの眺望

稲敷市本新から霞ヶ浦を望む 2005年1月29日撮影(ニコンF60D 28-200mmズーム)

 牛久から鹿嶋へ向かう途中に、霞ヶ浦湖畔を通っていったのですが、稲敷市本新の堤防から湖の様子を撮影してみました。湖面はとても穏やかで、遠景は少し霞んでいました。


☆稲敷市本新のシラサギ

稲敷市本新のシラサギ 2005年1月29日撮影(ニコンF60D 28-200mmズーム)

 牛久から鹿嶋へ向かう途中に、霞ヶ浦湖畔を通ったら、近くの水田にシラサギが群れていました。霞ヶ浦湖畔の風物詩とも言える風景ですが、一言にシラサギと言っても、コサギ、チュウサギ、ダイサギ、アマサギと4種類あるそうです。近づいて、望遠レンズでとらえておきました。

 
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