キタキツネ(北海道) 北海道で撮ったキタキツネの写真です。 |
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キタキツネは、北半球に広く分布するアカギツネの亜種ですが、日本では北海道に生息し、本州・四国・九州に生息するホンドギツネよりも全体的にやや大きく、耳の裏と四肢の足首の部分が黒いのが特徴です。北海道を旅していると、時々キタキツネに出会うことがありました。特に、山間地ではその頻度が高く、道路を横切っていったり、道端にたたずんでいたりします。そんな様子をカメラに収めたものを掲載してみましたが、近年では、エサを求めて、人家近くや道路に出てくることが多くなってるような気がしました。 <1993年9月15日撮影> ☆北きつね牧場(北見市留辺蘂町)
北海道旅行の途中で、「北きつね牧場」(北見市留辺蘂町)に立ち寄りました。ここは、温根湯温泉の近くにあり、無加川の左岸の丘陵地帯に、総面積60,000m2の敷地を有するきつね専門の動物園です。フェンス内に野生に近い状態で60匹以上のキツネ(キタキツネ中心)を放し飼いにしていました。遊歩道を利用して、キツネたちの生態を観察することが出来るのですが、とても人懐っこくて近くまで寄って来て、頭を撫でてやることもできました。(現在は、キツネに触ってはダメとのことです) <1997年9月14日撮影> ☆登別温泉のキタキツネ
<1997年9月15・16日撮影> ☆二股ラジウム温泉の親子のキタキツネ
やっと到着した秘湯の宿「二股ラジウム温泉」(山越郡長万部町)では、かの有名な大きな石灰華やドーム型の浴場も見えました。車を降りたところで出迎えてくれたのは、なんと野生のキタキツネです。人なつっこそうに、こちらを見ていました。翌朝6時前に起床し、6時過ぎから散歩に出ようとしたら、玄関前にキタキツネとカラスが集まって、女将さんからえさをもらっています。やせてしっぽの細いきつねが三匹、しっぽの太いのが一匹、ちょっと姿は異なりますが、皆親子とのことでした。子ぎつねは一歳に満たないそうですが、なるほどけんかしながらじゃれあっています。後で聞いたら、ここまで餌付けするには何年もかかったとのことで、最初に餌付けしたきつねから三代目、四代目になるとか...。このキタキツネとカラスは、宿周辺の野ネズミやヘビを駆除してくれるので、役立っていると言います。自然の中の天敵利用法で、なるほどと思ってしまいました。 <2006年7月14日撮影> ☆ニセコ五色温泉のキタキツネ
北海道旅行の途中、2006年7月14日にニセコ五色温泉(磯谷郡蘭越町)に泊まるため、夕方5時頃山道を走っていると、前方に帽子のようなものをくわえたキタキツネが歩いていました。急いで車を停めて、望遠で撮影したのですが、物おじもせず、藪の中へと姿を消しました。 <2007年8月7日撮影> ☆大雪山こまくさ平のキタキツネ
北海道旅行の途中、2007年8月6日に、大雪高原温泉「大雪高原山荘」(上川郡上川町)に泊まりました。翌朝8時半頃に宿を立って、林道を下り、ヤンベタップ川沿いまで下り、車を駐めて蝶の写真を撮ってから、大雪山系の銀泉台まで車で上って行ったのです。車をそこに停めてから徒歩で標高1,800m以上あるこまくさ平まで登っていきました。途中に高山植物群落が2ヶ所あり、雪渓もあって、とにかくすばらしい景色で、写真をいっぱい撮ったのです。大雪山は雄大で、すばらしいのですが、ヒグマが出るかも知れないと言われて、熊鈴を買って、鳴らしていったんだけど、幸いに遭遇しなくて助かりました。その代わりに、こまくさ平で出会ったのは、キタキツネで、人を恐れず悠然と歩いていたので、何枚か写真を撮らせてもらったのです。 |
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