<岬と灯台写真館>

米崎と米埼灯台(岡山県)

2005年2月13日午前に児島半島の米崎(岡山県)で撮った写真です。


 2泊3日で、淡路島と瀬戸内海東部の岬と灯台巡りの旅に出かけ、東海道新幹線「のぞみ1号」と在来線を乗り継いで西明石駅へ至りました。レンタカーを3日間借り、明石海峡大橋を越えて、淡路島へと入っていき、まず、江埼灯台、震災記念公園見、洲本城跡と市立文化史料館、高埼灯台、生石公園と巡って、うずしお温泉「民宿やまの」に泊まりました。2日目は、9時前に出立して、まず門崎(鳴門岬)へと向かい、門埼灯台、鳴門のうずしおをカメラに収めてから大鳴門橋記念館を見学し、大鳴門橋を渡って、対岸の四国へ至りました。そこで、孫埼灯台、「渦の道」、大鳴門橋架橋記念館「エデイ」と巡り、近くの店で、昼食にアナゴ丼を食べてから、島田島を経、国道11号線に出て西へ走り、引田鼻灯台馬ヶ鼻灯台と写真を撮りました。その後は、一気に西へ走って、琴平温泉郷の「とら丸旅館」に泊まったのです。3日目は、9時前には宿を立って、まず「金比羅大芝居金丸座」と「海の科学館」を見学し、高松琴平電鉄琴平駅に立ち寄って、駅舎と電車の写真を撮ってから、北へと向かったのです。善通寺インターから、高松自動車道に乗り、瀬戸大橋で、一気に瀬戸内海を渡って、岡山県へと至ったのですが、瀬戸内海の景色はすばらしかったですよ。それからは、児島インターで下りて、国道430号線を東へ走りました。目指すは、児島半島の先端にある米埼灯台なのですが、地図には灯台へ行く道は出ていないのです。不安に思いながらどんづまりの海岸集落まで行き、先端へ行く道を探してみたのですが、見つかりません。地元の人に聞いてみたら、灯台まで行く道はないとのことでした。それでも、なんか方法はないかと聞いてみたら、海岸づたいに崖をよじ登っていけば、いけないこともないとのこと。それでも、距離は1kmもないとのことだったので、行けるところまで、行ってみるつもりで、車を置いて、海岸線の荒磯伝いに歩き始めたのです。ところが、しばらく行くと絶壁で進路がふさがれてしまいました。でも、よく見ると上からロープが垂れ下がっていて、よじ登れそうなので、チャレンジしてみたのです。なんとかそこを越えると細い山道になり、また海岸線へ下りていきました。しかし、再度行く手を岩礁に阻まれてしまったのです。今度は、崖崩れの跡を少しよじ登ると、またロープがあり、それを伝って、上へ上がってからは、横の断崖絶壁を伝っていかなければならなくなりました。10数m下には海があり、足を踏み外したら生きていられそうにもありません。10cmほどの足場をたよりに、岩壁にへばりつくように進んで行きました。そうこうして、やっと先端の米埼灯台へとたどり着いたのです。ここからみる瀬戸内海の景色はすばらしく、苦労して来た甲斐があったのですが、帰路を考えると不安でした。潮が満ちてきたら、帰れないんじゃないかと...。だから、手早く灯台と周辺の景色をカメラに収めて戻ることにしました。それでも、なんとか無事に車まで戻れてホッとしました。

☆米埼灯台 地図
米埼灯台 (2005年2月13日撮影)
小豆島行きフェリー上から望む米埼灯台 (2007年1月28日撮影)
米埼灯台の概要
番号 4009
位置 北緯 34度34分36秒 
東経 134度02分48秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
灯質 等明暗白光 明3秒暗3秒
光度
光達距離 14海里(約26km) 
明弧 全度
灯塔高 10m(地上〜塔頂)
標高 25m(平均海面〜灯火)
初点灯 1966年(昭和41)3月
所在地 岡山県岡山市米崎

<特徴>
 米埼灯台は、岡山県児島半島の米崎の突端に立つ白亜円形の小型灯台です。周辺は、瀬戸内海国立公園に指定され、瀬戸内海から小豆島を望む風光明媚の地です。

<歴史>
 この灯台f、1966年(昭和41)3月に設置、初点灯しました。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は10m、標高(平均海面〜灯火)は25mで、光達距離は14海里(約26km) です。

米埼灯台のプレート 米埼灯台の塔頂部

☆米崎周辺の海

対岸を望む
瀬戸内海から小豆島方向を望む

 米埼灯台付近からは、南方向には、児島湾を隔てた対岸がよく見え、東から北方向には瀬戸内海から豊島、小豆島が望めてとても良い景観でした。ここでも、何十枚も写真を撮りました。


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