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蝶の写真館

タテハチョウ科

クロコノマチョウ

データ 生態写真 雌雄比較

☆データ

クロコノマチョウ(黒木間蝶)
学 名 Melanitis phedima
科 名 タテハチョウ科
亜科名 ジャノメチョウ亜科
族 名 コノマチョウ族
属 名 コノマチョウ属
時 期 年3〜4回、3月〜11月
分 布 本州(関東以南)〜九州
大きさ (前翅長)32-45mm
(開張)60-80mm
生育地 森林、林縁。農地、河川

<特徴>
 年3〜4回の発生で、成虫は春から秋まで、本州(関東以南)から九州の平地〜丘陵地の樹林や農地周辺の薄暗い環境を好むジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は波状(夏型)、枯葉状(秋型)で、オスは黒褐色、メスは赤褐色です。表側は濃褐色で、前翅の先端付近に橙縁で中が白い大きめの黒斑があります。夕方主に活動し、低い位置をゆるやかに不規則に飛翔して、時々地表に止まりますし、腐果や樹液に集まるので、シャッターチャンスがあります。幼虫はイネ科植物(ススキ、ジュズダマ、ヨシ、ダンチク、アブラススキ、オギ、マコモなど)を食べます。

<名前の由来>
 黒(クロ)っぽくて、木の間(コノマ)でよく見られる蝶(チョウ)ということから名前の由来となりました。

<備考>
 夏型と秋型があり、秋型はより大型で前・後翅の凹凸が強く、裏面が枯葉状となり、成虫で越冬します。

☆生態写真

クロコノマチョウの秋型(タテハチョウ科) 2016年10月26日午後、「さいたま緑の森博物館」(埼玉県入間市)で撮影

 2016年10月26日午後、「さいたま緑の森博物館」(埼玉県入間市)で撮影しましたが、地表に止まっていました。

クロコノマチョウの秋型(タテハチョウ科) 2019年4月23日午前、「岐阜県百年公園」(岐阜県関市)で撮影

 2019年4月23日午前、「岐阜県百年公園」(岐阜県関市)で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたので、接写できました。

クロコノマチョウの夏型(タテハチョウ科) 2019年6月4日午前、外之原町(愛知県春日井市)で撮影

 2019年6月4日午前、外之原町(愛知県春日井市)で撮影しましたが、地表に止まっていたところを接写しました。

クロコノマチョウの夏型♂(タテハチョウ科) 2019年8月12日午前、玉野町(愛知県春日井市)で撮影

 2019年8月12日午前、玉野町(愛知県春日井市)で撮影しましたが、地表に止まっていたところをストロボを使って接写しました。

クロコノマチョウの秋型♀(タテハチョウ科) 2019年10月20日午後、築水の森(愛知県春日井市)で撮影

2019年10月20日午後、築水の森(愛知県春日井市)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところ接写しました。

クロコノマチョウの秋型♂(タテハチョウ科) 2020年4月9日午後、潮見坂平和公園(愛知県春日井市)で撮影

 2020年4月9日午後、潮見坂平和公園(愛知県春日井市)で撮影しましたが、地表に止まっていたところを接写しました。

クロコノマチョウの秋型♂(タテハチョウ科) 2021年11月15日午後、庄内川河川敷(愛知県春日井市)で撮影

 2021年11月15日午後、庄内川河川敷(愛知県春日井市)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。

クロコノマチョウの秋型♂(タテハチョウ科) 2024年10月31日午後、小幡緑地公園(愛知県名古屋市守山区)で撮影

 2024年10月31日午後、小幡緑地公園(愛知県名古屋市守山区)で撮影しましたが、地上に止まっていたところを望遠で捉えました。

☆雌雄比較 秋型

オス  メス
   
クロコノマチョウの秋型♂ 2020年10月28日昼撮影 クロコノマチョウの秋型♀ 2020年4月4日午後撮影 

 オスは、裏側の地色が濃く、前翅上部の突出が少なくなります。
 メスは、裏側の地色に赤みがあり、前翅上部の突出が大きくなります。

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