<岬と灯台写真館>

沓形岬と灯台(北海道)

2004年9月22日午後に利尻島沓形岬(北海道)で撮った写真です。


 9泊10日で、北海道の旅に出かけ、6日目にサロベツ原野、稚内灯台と立ち寄って、フェリーで利尻島へと上陸したのです。レンタカーを借りて島内一周することにして、時計回りで出発しました。まず最初に立ち寄った姫沼は、自然に包まれたとても静かなところで、湖面に映える利尻富士が見事なのです。ここでも、一周しながら写真を撮りまくりました。その後は、石埼灯台、利尻島郷土資料館と立ち寄っていきましたが、オタトマリ沼に至る頃には、雨が降りはじめてきたのです。それでも、仙法志埼灯台から仙法志御崎公園あたりまでは、なんとかなりましたので、カメラに収めました。しかし、利尻町立博物館に入る頃には、本降りとなってきて、とても写真を撮り続けられる状態ではありません。以後は心残りでしたが、人面岩や見返台園地展望台をパスして、沓形岬(くつがたみさき)灯台だけは立ち寄っていくことにしました。傘を差しながら、灯台を撮影したのですが、すでに灯りが点され、灯台らしさを感じさせていました。

☆沓形岬灯台 地図
沓形岬灯台 (2004年9月22日撮影)
沓形岬灯台の概要
番号 0532
位置 北緯 45度11分10秒 
東経 141度07分48秒
塗色 赤白横線  
構造 塔形(四角形) コンクリート造
灯質 等明暗白光 明3秒暗3秒
光度 5千カンデラ
光達距離 13海里(約24km) 
灯塔高 11.9m(地上〜塔頂)
標高 24m(平均海面〜灯火)
初点灯 1952年(昭和27)5月
所在地 北海道利尻郡利尻町

<特徴>
 沓形岬灯台は、北海道の利尻島沓形岬に立つ白と赤に塗られた小型灯台です。周辺は、利尻礼文サロベツ国立公園に指定されていて、前には日本海から礼文島、後ろには利尻富士を望める景勝地です。

<歴史>
 この灯台は、1952年(昭和27)5月に初点灯しましたが、1953年(昭和28)10月に改築されています。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は11.9m、標高(平均海面〜灯火)は24mで、光度は5千カンデラ、光達距離は14海里(約26km) です。

沓形岬灯台のプレート 沓形岬灯台の点灯した塔頂部

☆沓形岬からの眺望

利尻富士を望む
日本海から礼文島を望む
南方向を望む 北方向(沓形港)を望む

 沓形岬は火山から流れ出した溶岩が日本海に達し、沓(くつ)のような形の岬を形成したことから名付けられたと思われます。ここからの眺望はすばらしく、前方には日本海から礼文島が望めますし、バックには利尻富士が雄姿を見せていました。遊歩道も整備されていますので、天気の良いときにはじっくりと散策したいものです。当日は雨で見られませんでしたが、日本海に沈む夕陽がすばらしいとのことです。


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