<岬と灯台写真館>
経ヶ岬と灯台(京都府)
1998年9月19日に経ヶ岬(京都府)で撮った写真です。
中国地方旅行の帰路に立ち寄った久美浜温泉を出て、丹後半島一週のドライブへと向かいましたが、天気も良く、日本海の眺めもすばらしかったのです。気分良く、どんどん車を走らせて、先端にある経ヶ岬(きょうがみさき)へと達し、駐車場に車を停めて、灯台へと向かいました。ここからは、歩くしかなく、山道に息を切りながら登っていきました。眼下にはすばらしい海岸線が連なっています。その眺めを、楽しみに歩き続けて、15分ほどで灯台が見えるところまで来ました。日差しも良く、見晴らしを楽しみながら灯台の写真を撮った後、ぼんやりと海に目をやっていました。隣で、老夫婦が、写真を撮ろうとしてカメラの電池がないのに気づき、別の夫婦が電池を都合してやっている光景を目にしました。そんなほほえましい雰囲気も、この雄大な景色の中では自然に感じられるのです。ちょっと長めに、楽しんでから、車に戻り、再び半島を回り始めました。
☆経ヶ岬灯台 | 地図 |
経ヶ岬灯台 (1998年9月19日撮影) |
|
<特徴> 経ヶ岬灯台は、日本海に突きだした丹後半島の突端にあり、たどり着くまではたいへんで、駐車場からでも片道15分ほど歩いて登らなければなりません。しかし、海抜140mの断崖絶壁の途中にある灯台からの眺望はすばらしいのです。京都百景にも選ばれていますし、「日本の灯台50選」にも入っています。また、全国に6つしかない最高級・第1等レンズ(フランス製)を使用した第1等灯台で、歴史的文化財的価値が高いので、Aランクの保存灯台ともなっています。 <歴史> 灯塔高(地上〜塔頂)12.42m、標高(平均海面〜灯火)148.0m、光度28万カンデラ(実効光度)、光達距離22海里(約41km)を誇っています。無線方位信号所(レーマークビーコン)も併設されていて、塔が立っています。また、木下惠介監督の映画「新・喜びも悲しみも幾年月」(1986年(昭和61)制作、主演は加藤剛と大原麗子)の舞台にもなるなど、話題にも事欠かないところです。残念ながら、一般公開されていないので、通常は外観のみの見学となりますが、毎年1回、灯台記念日(11月1日)に合わせて、公開されるそうです。 |
経ヶ岬灯台から東方向の眺望 | |
経ヶ岬周辺の岩礁 |
経ヶ岬灯台から周辺を眺望すると、紺碧の海と緑の山々とのコントラストが美しく、その景勝は京都百景の一つにも数えられています。沖を通る船から見ると、この海岸は玄武岩の崖の岐立している様が、経本のようにも見えるのでこの名がついたとも言われています。そのくらい、急峻な地形で、海に落ち込んでいるのです。
岬と灯台写真館へ戻る | |
旅の写真館へ戻る | |
ホームページへ戻る |
*ご意見、ご要望のある方は右記までメールを下さい。よろしくね! gauss@js3.so-net.ne.jp