＜蝶の写真館＞ナミエシロチョウ（シロチョウ科）

シロチョウ科

ナミエシロチョウ

ナミエシロチョウ（浪江白蝶）
学　名	Appias paulina
科　名	シロチョウ科
亜科名	シロチョウ亜科
族　名	シロチョウ族
属　名	トガリシロチョウ属
時　期	多化性、八重山諸島ではほぼ１年中
分　布	鹿児島県（トカラ列島以南）、沖縄県
大きさ	（前翅長）25-35mm （開張）45-53mm
生育地	林縁、市街地など

＜特徴＞
　多化性で、鹿児島県のトカラ列島以南から沖縄諸島で見られるシロチョウの仲間です。翅の裏側は、前翅に白色部が目立ち、後翅は黄色になります。表側は、オスでは白色部が勝り、少し黒色が入る程度ですが、メスでは黒帯が発達し、前翅ではその中に白斑をあしらうので、識別ができます。すばやく、直線的に飛ぶので、追いかけるのが大変ですが、たまに花や葉にとまってくれるので撮影できます。幼虫は、トウダイグサ科植物（ツゲモドキなど）を食べます。

＜名前の由来＞
　シロチョウの仲間で、沖縄の蝶の研究者である波江（ナミエ）元吉氏の姓から命名されています。

＜備考＞
　以前は、八重山諸島以外では迷蝶として扱われていましたが、近年沖縄諸島でも定着するようになりました。

☆生態写真


ナミエシロチョウ♂（シロチョウ科）　2006年5月4日午前、知念城跡（沖縄県南城市）で撮影

ナミエシロチョウ♀（シロチョウ科）　2006年5月4日午前、知念城跡（沖縄県南城市）で撮影