旧街道めぐりカルトクイズ(2)<中山道編>
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鳥居峠へ上る石畳 |
中山道は標高の高い峠道が多く、1,000m以上の難所が4ヶ所もあり、旅人を悩ましていたが、東海道のように川止めによって旅程が狂うこともなく、「七里の渡し」のような長距離の渡船に乗る必要もなかったので、多くの人に利用された。その峠の中で下記のように標高が2番目に高いのは薮原宿と奈良井宿との間にある鳥居峠(1,197m)で、やはり難所となっていて特に冬場の峠越えは大変だった。江戸時代には峠の頂上に茶屋があり、旅人の休息の場ともなっていた。太平洋側に流れる木曽川と日本海側に注ぐ信濃川の分水嶺でもある。
(1)塩尻峠---×標高1,055mで中山道で4番目に高く、塩尻宿と下諏訪宿の間にある。
(2)和田峠---×標高1,600mで中山道で1番高く、下諏訪宿と和田宿の間にある。
(3)馬籠峠---×標高801mで馬籠宿と妻篭宿の間にある。
(4)碓井峠---×標高1,180mで中山道で3番目に高く、軽井沢宿と坂本宿の間にある。
(5)鳥居峠---○標高1,197mで中山道で2番目に高く、日本海側と太平洋側の分水嶺である。
◇さあー、次の問題です。
【名物】 中山道には数々の街道名物があり、旅人が買い求め、旅の楽しみとなっていたが、その中でも須原宿と上松宿の間にあった寝覚の立場(寝覚ノ床の近く)のそば切りは有名で、多くの旅人が茶屋に立ち寄って蕎麦を食べていった。かの十返舎一九の「続・膝栗毛」の中で弥次さん、喜多さんも“めいぶつのそばきりよりも旅人は むすめに鼻毛のばしやすらむ”としゃれている。そこに蕎麦を売っていた茶屋の名前も出てくるが、その店は今でも場所は国道沿いに移動したが蕎麦屋を続けている。それはなんという店か?