強アルカリ性温泉入湯記

インデックス

都幾川温泉
(pH11.3)
白馬八方温泉
(pH11.3)
桃源天恵泉
(pH10.6)
秩父湯元武甲温泉
(pH10.59)
新山根温泉
(pH10.5)
神通温泉
(pH10.5)
広澤寺温泉
(pH10.3)
やまと天目山温泉
(pH10.3)

◎強アルカリ性温泉一覧 (pH10.0以上)

☆強アルカリ性温泉とは?

 温泉には色々な分類方法があるが、水素イオン濃度(pH)で液性分類(酸性、中性、アルカリ性)をする方法がよく用いられている。その中で、水素イオン濃度(pH)が10以上の温泉を強アルカリ性泉と呼ぶ場合があり、世界でも稀で、日本でも珍しい泉質だったが、近年掘削された、非火山性の深層地下水型(火山の影響の少ない所で、地中深くボーリングして汲み上げた温泉)の新しい温泉に見られるようになってきた。一般的に、酸性泉は物質を溶かす力が強く、溶存物質総量(泉水1s中に含まれるイオンや非解離成分の総量)が多くなる傾向があるが、反対にアルカリ性泉は物質が沈殿しやすいために溶存物質総量が少なくなる傾向にある。したがって、身体に対する刺激が強くなく、その多くは無色澄明、無味無臭で、お湯がやわらかくて入り心地のよい温泉となる。アルカリ性が強いと、その作用によって肌がすべすべになり、湯冷めがしにくいと言われていて、多くの人に好まれている。私も、この泉質の温泉が好きで、時々出かけているが、最近入湯した温泉のデータや施設、感想をまとめ、水素イオン濃度(pH)が強い順に並べてみたので参考にしていただけれ ば幸いである。他に強アルカリ性温泉をご存じの方はお教え下さい。


*都幾川温泉<埼玉県> (pH11.3)




源泉名 都幾川温泉
湧出地 埼玉県比企郡都幾川村大野字中力537
湧出量 2.4g/分(掘削、自噴)
知覚 無色、透明、無味、無臭
泉質 (メタケイ酸で温泉に該当)
泉温分類 14.9℃(冷鉱泉)
pH値 11.3(アルカリ性)
溶存物質総量 219r/s(低張性)
分析日 1990年8月13日
経営者が変わり休業して改装中だったが、2002年10月初旬「とき川」として再オープンした。

◇1998年4月26日(日)に入湯する。

 1990年に地下60mより掘削に成功した温泉で自然湧出している。源泉の湧出時のpH値は11.3で、試験室でのpH値は11.13と非常に強いアルカリ性泉で、私が今まで知っている中では最高である。民営の旅館“湯元館”だけしかない、一軒宿の温泉で、都幾川村の奥、白石峠に向かう山里にある。周囲は山に囲まれ、都幾川沿いの自然に包まれた静かな環境にあって、秘湯感に浸れる。湯元館では日帰り入浴可能で、地元の食材を使った山菜、川魚、鍋料理などの食事をすることもできる。15人ほど入れる浴場もあるが、温泉浴室付きの部屋があって、予約すれば貸し切り入浴も可能。あまり客のこないシーズンは部屋付き風呂の方での入浴となる。臨時休業の時もあるので電話で確認してから出かけた方が無難であろう。この温泉に入湯すると全身ががぬるぬるしてきて、皮膚が溶け出していくような感じがするほど強いアルカリ性だ。湯は無色透明、無味無臭で入浴感はとても心地よく、いつまでも入っていたくなるような気分になる。

 ・温泉の詳細なデータを知りたい方は→都幾川温泉分析書

緑に包まれた都幾川温泉湯元館(改装前) 都幾川温泉湯元館の部屋付き温泉風呂
宿


都幾川温泉“とき川”のデータ
宿泊料金 現在宿泊は休止中
入浴料金 個室・浴衣・タオル・アイスクリーム付き3時間 2,800円(食事なし)、3,800円(食事付き)
外来入浴時間 午前10時〜午後9時、毎週月曜定休
住所、電話 〒355-0366 埼玉県比企郡都幾川村大野字中力537 TEL(0493)67-0331
交通 JR八高線明覚駅より村営バス大野方面行き20分「大野」下車
都幾川温泉「とき川」の公式ホームページへ

*白馬八方温泉<長野県> (pH11.3)





源泉名 白馬八方温泉
湧出地 長野県北安曇郡白馬村北城9342-8
湧出量
知覚 無色透明、微弱硫黄味を有す
泉質 アルカリ性単純温泉
泉温分類 52.4℃(高温泉)
pH値 11.3(アルカリ性)
溶存物質総量 160.5r/s(低張性)

*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

◇1999年7月31日(土)に入湯する。

 強アルカリ性泉を訪ねて、長野県白馬村まで入湯しに行った。長野冬季オリンピックのジャンプ競技会場となった白馬八方尾根スキー場近くにその温泉は湧いている。10数年前に発見された比較的新しい温泉で、松川上流で砂防ダム工事をしていて発見されたという。源泉から数q引き湯して、1986年に最初にオープンしたのが露天風呂の「小日向(おびなた)の湯」で、その後八方地区の旅館・民宿街まで、導水管が敷設され、100軒以上の宿で利用されている。共同浴場も他に「第一郷の湯」、「第二郷の湯」、「みみずくの湯」と出来た。しかし、源泉に最も近く、松川の河原にあって、白馬連山を眺めながら入浴できる露天風呂「小日向の湯」の人気が高い。私も、まずそこを訪ねてみたが、松川のせせらぎを聴き、北アルプスを仰ぎ見る男女別露天岩風呂はすばらしい。巨大な岩が男女の浴槽を仕切っていて、入浴すると強アルカリ性のために肌がぬるぬるになる。入浴感も心地よく、肌がきれいになる湯として女性に人気があるとも聞いた。この泉質にはとても気に入って、その後、八方地区の旅館・民宿街に行ってその中の一軒「あづみ館」に宿泊し、再度その湯に入って強アルカリ性泉を満悦した。

白馬八方温泉“小日向の湯”の外観 白馬八方温泉“あづみ館”の外観






白馬八方温泉“小日向の湯”のデータ
利用料金 大人400円、小人200円  
営業時間 午前10時〜午後6時、期間中無休 *11月中旬〜4月下旬休業
住所、電話 〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村八方二股 TEL(0261)72-3745
交通 JR大糸線白馬駅よりタクシー15分
宿


白馬八方温泉“あづみ館”のデータ
宿泊料金 1泊2食付 6,000〜8,500円(込別) 
入浴料金 500円 
外来入浴時間 午後3時〜午後10時 
住所、電話 〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村八方 TEL(0261)72-2220
交通 JR大糸線白馬駅よりバス5分
白馬八方温泉の公式ホームページへ

*桃源天恵泉<山梨県> (pH10.6)







源泉名 桃源天恵泉
湧出地 山梨県中巨摩郡白根町駒場字東畑147-18
湧出量 71.1g/分
知覚 無色、透明、無味、弱い硫黄臭
泉質 アルカリ性単純温泉
泉温分類 28.8℃(低温泉)
pH値 10.6(アルカリ性)
溶存物質総量 178.5r/s(低張性)
分析日 1991年3月8日

*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

◇1998年3月22日(日)に入湯する。

 白根町が1990年、ふるさと創生事業で掘削に成功した温泉で地下1,300mより湧出している。源泉の湧出時のpH値は10.6で、試験室でのpH値は10.72と非常に強いアルカリ性単純温泉である。公営の日帰り入浴施設白根桃源天笑閣の浴槽は男女共に大小2つあり、小さい方は泉温28.8℃の源泉がそのままそそぎ込まれている。大きい方は源泉を約40℃まで加熱してあって、交互にはいることで血行が良くなると言う。サワラの木で作った浴槽はぬくもりがあってとても心地よい。この湯に入ると肌がぬるぬるしてきて、表面が溶けていくような感じさえするほどアルカリ性が強い。隣接して同じ源泉を使った多目的リラクゼーション施設(プール、ジャグジー、フットバスなど)のヘルスピア白根がある。

 

 ・温泉の詳細なデータを知りたい方は→桃源天恵泉分析書






白根桃源天笑閣のデータ
入浴料金 入浴のみ大人610円(町民300円)、小人300円(町民150円)
営業時間 入浴/午前10時〜午後7時、月曜日と年末年始休館
住所、電話 〒400-02 山梨県中巨摩郡白根町駒場147-18 TEL(0552)85-5001
交通 JR中央本線甲府駅から芦安行き山梨交通バス45分駒場下車すぐ

*秩父湯元武甲温泉<埼玉県> (pH10.59)





源泉名 秩父湯元武甲温泉
湧出地 秩父郡横瀬町大字横瀬4628-3
湧出量 61.5g/分
知覚
泉質 単純硫黄泉
泉温分類 35.0℃(温泉)
pH値 10.59(アルカリ性)
溶存物質総量 ?(低張性)

*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

*泉質別適応症(浴用)
 
きりきず・慢性皮膚病・慢性婦人病・糖尿病

◇1998年4月12日(日)に入湯する。

 西武秩父線横瀬駅から徒歩8分という便利な立地ながら、横瀬川に沿った環境の良い場所にある。民営の日帰り入浴施設「秩父湯元武甲温泉」はとても新しくて立派な建物だ。広くて開放的な内風呂のジェットバス付き大浴槽と屋根付きの大露天風呂がすばらしい。しかし、この温泉で特筆すべきは地下1,200mから汲み上げるpH10.59という強アルカリ性泉で全国でもトップクラスに入る強さだ。これが色々な効能にも関わり、肌をつるつるにする効果もある。施設、泉質共に一度は入浴を奨めたい温泉の一つだ。

秩父湯元武甲温泉の玄関 秩父湯元武甲温泉の外観






秩父湯元武甲温泉のデータ
利用料金 平日/大人600円(中学生以上)、小学生以下400円 土日祝日/3H 大人700円、小学生以下500円 
営業時間 午前10時〜午後10時、年中無休
住所、電話 〒368 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬4628-3 TEL(0494)25-5151
交通 西武秩父線横瀬駅より徒歩8分
秩父湯元武甲温泉の公式ホームページへ

*新山根温泉<岩手県> (pH10.5)





源泉名 新山根温泉(べっぴんの湯)
湧出地 岩手県久慈市山根町字下戸鎖
湧出量
知覚 無色澄明
泉質 単純硫黄泉
泉温分類 17.8℃(冷鉱泉)
pH値 10.5(アルカリ性)
溶存物質総量 292.8r/s(低張性)
ラドン含有 3.38マッヘ/s
*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

*泉質別適応症(浴用)
 
きりきず・慢性皮膚病・慢性婦人病・糖尿病

◇2000年9月10日(日)に宿泊、入湯する。

 昔ながらの山村のたたずまいを彷彿とさせる地域で、長内川の支流を少し上ったところに、新山根温泉「べっぴんの湯」を発見した。木造平屋建の新しい建造物で、久慈市が山村の活性化を図るために建設した。正式には「久慈市交流促進センター」と言う。駐車場にも車がいっぱいで、館内もにぎわっていて、こんな山中にありながら、大した人気だと感心した。通された部屋は、きれいな和室で、すがすがしく、荷物を置くと、すぐに大浴場へと向かった。男女別の大浴場と小浴場があり、浴室も新しくてきれいだが、何よりも特筆すべきは、その泉質なのだ。pH10.5の強アルカリ性単純硫黄泉で、湧かしているものの、その肌触りはぬるぬるして気持ちが良い。なるほどこれが「べっぴんの湯」と呼ばれる所以かと、妙に納得した。周辺の環境も良く、お肌がすべすべとなって、ほかほかとあたたまれれば、これは極楽だ。しかも、1泊2食付6,650円(込込)から泊まれ、外来入浴なら400円というのもとてもリーズナブルだと思う。満足して、部屋に戻り、すぐに食堂での夕食となった。食卓には、岩魚の焼物、刺身、ほや、とうがん、おでん、なす焼き味噌掛けなどが並び、この値段の割にはまずまず、お酒を冷やで2合たのんで、飲みかつ食べた。後は、部屋に戻って、テレビを見たり、明日のコースを考えたりしながら寝てしまった。翌日は、朝の散歩に出かけ、周辺の山里をのんびりと巡ってみた。集落内を流れる清流に沿って、茅葺き屋根の古い民家も見られ、村の鎮守の赤い鳥居も懐かしいが、廃屋となった古家や耕作放棄された棚田に現在の山村の苦悩を見る思いがした。いろいろと考えさせられながら、それらの光景をカメラに収めて、小一時間の散策を終えて戻ってきた。その後は、朝風呂に入って、さっぱりしてから、朝食を終えて旅立っていった。

新山根温泉「久慈市交流促進センター」の外観 新山根温泉「久慈市交流促進センター」の浴槽
宿


新山根温泉“べっぴんの湯”のデータ
宿泊料金 1泊2食付 6,650〜7,770円(込込) 
入浴料金 大人400円、小学生200円 
外来入浴時間 午前8時〜午後8時
宿泊定員 木造平屋建 和室10室 洋室1室 42名
住所、電話 〒028-8521 岩手県久慈市山根町字下戸鎖4-5-1 TEL(0194)57-2222
交通 JR八戸線久慈駅よりバス30分新山根温泉下車すぐ
新山根温泉“べっぴんの湯”の公式ホームページへ

*神通温泉<和歌山県> (pH10.5)





源泉名 神通温泉
湧出地 和歌山県那賀郡打田町神通150-1
湧出量 48g/分(掘削自噴)
知覚 無色透明、無味、微弱硫化水素臭
泉質 (フッ素で温泉に該当)
泉温分類 21.2℃(冷鉱泉)
pH値 10.5(アルカリ性)
溶存物質総量 183r/s(低張性)
神通温泉の外観

◇1999年9月15日(水)に入湯する。

 国道24号線の和歌山バイパスから鳥子川橋東詰の交差点から北上して、粉河街道に従って、和泉山脈に分け入り、山道を上って大阪府との境の手前にあるのが、神通温泉だ。二瀬川沿いに2階建の新しい日帰り入浴施設がある。1階には食堂と男女別の浴室があり、2階は休憩室になっている。浴室にはいると、露天風呂はないが、大きなガラス窓から二瀬川の渓流が眺望でき、掘削自噴する源泉は、沸かし湯ではあるが、色が濃くなったり薄くなったりと変化している。湯に浸かってみると、とてもやわらかで、肌がツルツルし、上がってからの保温性が高いので、ぽかぽかするのが特徴だ。周辺は、静かな山々に囲まれ、自然環境もとても良くて、のんびりと静養するのにはうってつけの温泉ではないだろうか。







神通温泉のデータ
利用料金 大人840円、小人420円
営業時間 午前11時〜午後9時、毎月第3月曜休館
住所、電話 〒649-6451 和歌山県那賀郡打田町神通150-1 TEL(0736)77-7553
交通 JR和歌山線粉河駅から熊取駅行きバス20分神通下車すぐ

*広澤寺温泉<神奈川県> (pH10.3)

   源泉23度の重曹泉 <神経痛・胃腸病などに効能>

◇1998年2月1日(日)に入湯する。

 神奈川県北部にはアルカリ性の強い重曹泉が多いが、七沢温泉(pH9.5)、伊勢原温泉の天野屋1号泉(pH9.8)など、その中でも広沢寺温泉はアルカリ性が最も強い重曹泉で、神経痛・胃腸病などに効能がある。山里の静かな一軒宿の温泉で古代檜の漆塗りの浴槽(翠の湯・女性)と岩風呂(不動の湯・男性)の露天風呂があって楽しめる。また、内風呂も翠の湯(女性)、玉の湯(男性)、和の湯(家族)とそろっている。周囲の環境はとても良く、付近の散策の途中に立ち寄るのもいいのでは...。

広澤寺温泉“玉翠園”の玄関 露天風呂“不動ノ湯”の入り口
宿


広澤寺温泉玉翠園のデータ
標準料金 1泊2食付 15,000〜25,000円(込込) 入浴料1,000円
定員 和室19室 75人
住所、電話 〒243-01 神奈川県厚木市七沢2607 TEL(0462)48-0011
交通 小田急本厚木駅から広沢寺温泉行きバス30分終点下車

*やまと天目山温泉<山梨県> (pH10.3)





源泉名 やまと天目山温泉
湧出地 山梨県東山梨郡大和村木賊517
湧出量 373g/分
知覚 微白濁、弱硫黄臭
泉質 アルカリ性単純温泉
泉温分類 31.9℃(低温泉)
pH値 10.3(アルカリ性)
溶存物質総量 233.5r/s(低張性)
やまとふれあいやすらぎセンターの外観

*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進


◇1998年8月16日(日)に入湯する。

 甲斐の武田一族終焉の地として名高い景徳院(武田勝頼公などが自害した地)がある大和村に湧く温泉で、標高1,000mの高所に、村営の日帰り温泉入浴施設やまとふれあいやすらぎセンターがある。日川渓谷沿いにさかのぼった秘湯感ただよう場所で、国道20号線から別れ、車で10分ほど山道を上っていった所にあった。2階建てのしっかりとした新しい建物だが、斜面を利用しているため駐車場側からは2階から入ることになり平屋のように見えた。浴室は男女別になっていて、気泡風呂、寝湯、ジャグジー、露天風呂などいろいろと楽しめるが、中でも源泉100%の浴槽には人気がある。源泉31.9℃の湯が加熱せず注ぎ込まれているので、冷たく感じるが、pH10.3という強アルカリ性泉のため肌がぬるぬるとなり、なんともいえない入り心地だ。1,300mの地中深くから、毎分373gと豊富な湧出量があり、温泉スタンドもあって源泉が販売されている。ここの露天風呂は渓谷に臨み、緑を愛でながらゆったりと湯に浸かることができる。ロケーションといい、泉質といい満足できる温泉ではないかと思う。時間制限もないし、大広間も開放されているのでのんびり過ごしたい人に もうってつけだ。







やまとふれあいやすらぎセンターのデータ
利用料金 村民/大人400円、小人200円 村民以外/大人700円、小人300円 就学前の子供は無料 
営業時間 午前10時〜午後8時(4月〜10月)、午前10時〜午後7時(11月〜3月)、毎週水曜日と年末年始休館
住所、電話 〒409-12 山梨県東山梨郡大和村木賊517 TEL(0553)48-2000
交通 JR中央本線甲斐大和駅からタクシー15分


◇入湯した他の強アルカリ性温泉(pH10.0以上pH10.3未満)一覧

 pH10.0以上pH10.3未満の強アルカリ性泉のうち、私が入湯した温泉を一覧にしてみた。
源泉名 所在地 泉質 泉温 pH値 施設名 初入湯日 温泉分析書
中川温泉町営源泉 神奈川県足柄上郡山北町中川645-8 アルカリ性単純温泉 32.3 10.1 ぶなの湯 1998.6.21
松乃温泉 東京都西多摩郡奥多摩町川井 単純硫黄冷鉱泉 14.9 10.1 水香園 1998.7.12 温泉分析書
一本松温泉 愛媛県南宇和郡一本松町増田5470 単純硫黄冷鉱泉 21.7 10.1 あけぼの荘 2000.11.5
かご岩温泉 栃木県塩谷郡藤原町高徳51 アルカリ性単純温泉 39 10.1 かご岩温泉 2001.5.12
小川湯元天然温泉 埼玉県比企郡小川町角山26-2 アルカリ性単純温泉 27.8 10.1 花和楽の湯 2006.8.13
龍王温泉 愛媛県喜多郡五十崎町大字古田甲1524-1 (メタ珪酸・メタほう酸) 17.8 10.09 龍王荘 2000.11.5
大竜寺温泉 埼玉県秩父郡小鹿野町大字飯田字大竜寺2264-1 (メタ珪酸・メタほう酸) 19.7 10.02 小鹿荘 1998.4.12
山中湖平野温泉 山梨県南都留郡山中湖村平野字中ノ砂1548 アルカリ性単純温泉 25.6 10.0 石割の湯 1997.11.30 温泉分析書
鶴の湯温泉 東京都西多摩郡奥多摩町留浦1390 単純硫黄低温泉 10.0 清流荘 1999.2.21
大菩薩温泉 山梨県塩山市上小田原730-1 アルカリ性単純温泉 30.3 10.0 大菩薩の湯 2001.10.6


◎強アルカリ性温泉(pH10.3以上)一覧

 本や案内、インターネット上などで見つけた強アルカリ性泉のうち、pH10.3以上の温泉を一覧にしてみた。まだ未入湯の温泉もあるが、今後、機会をみつけては入りに行きたいと思っている。
源泉名 所在地 泉質 泉温 pH値 施設名 備考
都幾川温泉 埼玉県比企郡都幾川村大野字中力537 (メタケイ酸で温泉に該当) 14.9 11.3 湯元館
白馬八方温泉 長野県北安曇郡白馬村北城9342-8 アルカリ性単純温泉 52.4 11.3 第一郷の湯、第二郷の湯、小日向の湯他
桃源天恵泉 山梨県中巨摩郡白根町駒場147-18 アルカリ性単純温泉 28.8 10.6 白根桃源天笑閣
秩父湯元武甲温泉 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬4628-3 単純硫黄温泉 35.0 10.59 秩父湯元武甲温泉
新山根温泉 岩手県久慈市山根町字下戸瀬4-5-1 単純硫黄冷鉱泉 17.8 10.5 べっぴんの湯
神通温泉 和歌山県那賀郡打田町神通150-1 (ふっ素で温泉に該当) 21.2 10.5 神通温泉
ねぶた温泉 石川県輪島市大野町ねぶた温泉 アルカリ性単純温泉 38 10.5 海游能登の庄
飯山温泉玉の湯 神奈川県厚木市飯山5547 アルカリ性単純温泉 28.5 10.4 ふるさとの宿
氷川郷温泉麻葉の湯 東京都西多摩郡奥多摩町氷川1414 単純硫黄冷鉱泉 17.5 10.4 三河屋旅館
広澤寺温泉 神奈川県厚木市七沢2607 Na-炭酸水素塩冷鉱泉 23 10.3 玉翠園
やまと天目山温泉 山梨県東山梨郡大和村木賊517 アルカリ性単純温泉 31.9 10.3 やまとふれあいやすらぎセンター
阿南温泉 長野県下伊那郡阿南町富草4923 アルカリ性単純温泉 30.6 10.3 ゆうゆうランド阿南 かじかの湯 未入湯
真木温泉 山梨県大月市大月町真木5353 単純硫黄冷鉱泉 15.1 10.3 真木温泉 未入湯


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