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霧島新湯温泉(鹿児島県)新燃荘のツゲの大木を くり貫いた家族風呂 |
◯正解です! |
◇問題(7)の解答
旧泉質名で「含芒硝・重曹−食塩泉」と表示されていたら、まず、新泉質名で「芒硝泉」は「ナトリウム−硫酸塩泉」、「重曹泉」は「ナトリウム−炭酸水素塩泉」、「食塩泉」は「ナトリウム−塩化物泉」と置き換えてほしいのです。陽イオンはナトリウムイオンが共通なので問題はありませんが、陰イオンの方は3種類のイオンの主成分、副成分を考えなければなりません。この場合、旧泉質名の一番最後に表記されている食塩泉が主成分なので、その陰イオンである塩化物が新泉質名では、陰イオンの最初に表記され、次に多い副成分の芒硝泉の陰イオンである硫酸塩が続いて表記され、最後に重曹泉の陰イオンである炭酸水素塩が表記されます。従って、新泉質名では、「ナトリウム−塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉」が正しいことになるのです。
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【温泉の効能】 現行の新泉質名において、陰イオンの主成分が硫酸イオンのもののうち、高血圧症の血圧を降下させ、脳卒中後の麻痺を改善し、動脈硬化の予防に効果のあることが知られていることから、俗に「脳卒中の湯」と呼ばれている泉質のものはどれでしょうか?