<岬と灯台写真館>

大崎鼻と灯台(愛媛県)

2004年11月29日午前に大崎鼻(愛媛県)で撮った写真です。


 2泊3日で、四国一周の岬と灯台めぐりの旅に出かけ、羽田空港から徳島空港へと下り立ったのです。オリックスレンタカーでトヨタのビッツを3日間借りて、いざ四国一周ドライブに出発、初日は、まず南下して海岸線にできるだけ沿って走り、蒲生田岬灯台室戸岬灯台高知灯台を撮影して、須崎市にある桑田山温泉へ泊まりました。翌日は、朝8時に宿を立って、山を下り国道56号線に出て南下していき、「ニュー佐賀温泉」のに入浴してから、窪津埼灯台を撮影しました。その後は、車に戻って先端を目指しましたが、道はとても細く、時々白装束のお遍路さんと行き交うことが、四国らしさを感じさせます。足摺岬灯台へと至り、周辺を散策して、たくさん写真を撮りました。昼食後は、臼碆埼灯台叶埼灯台へと立ち寄って、愛媛県へ入り、津島町の「大畑旅館」へ至りました。ここは、獅子文六の小説「てんやわんや」ゆかりの宿で、以前から泊まってみたかったのです。翌朝8時過ぎには宿を出立して、国道56号線を北に向かって、宇和島市街へと入っていったのですが、平日なので朝の通勤ラッシュとぶつかってしまいました。それでも、なんとか市街を抜けて、海沿いの国道378号線に入っていったのですが、これがまた国道とは名ばかりのひどい道で、すれ違いもままならないくらい細く、曲がりくねって崖沿いを巡ってているのです。それでも、辛抱して運転を続け、時々停車しては風景をカメラに収めながら岬の先の方へと向かっていきました。先端は大崎鼻公園となっていて、白亜四角形の大埼鼻灯台が立ち、宇和海の眺望もすばらしく、苦労してたどりついた甲斐があったというものです。誰一人訪れる人もいない展望台から、またカメラのシャッターを切りまくったことは言うまでもありません。

☆大崎鼻灯台 地図
大崎鼻灯台 (2004年11月29日撮影)
大崎鼻灯台の概要
番号 5633
位置 北緯 33度19分12秒 
東経 132度22分24秒
塗色 白色  
構造 塔形(四角形) コンクリート造
灯質 単閃白光 毎5秒に1閃光
光度 8千5百カンデラ
光達距離 12海里(約22km) 
灯塔高 8.6m(地上〜塔頂)
標高 107m(平均海面〜灯火)
初点灯 1950年(昭和25)4月3日
所在地 愛媛県西予市

<特徴>
 大崎鼻灯台は、愛媛県にある大崎鼻の突端に立つ白亜四角形の小型灯台です。周辺は、佐田岬半島宇和海県立自然公園に指定され、宇和海を望む景勝地です。

<歴史>
 この灯台は、1950年(昭和25)4月3日に設置、初点灯しました。その後、1966年(昭和41)3月1日に三曳碆照射灯が設置され、1988年(昭和63)1月には改築されています。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は8.6m、標高(平均海面〜灯火)は107mで、光度は、8千5百カンデラ、光達距離は12海里(約22km) です。また、三曳碆照射灯が併設されています。

大崎鼻灯台の塔頂部 大崎鼻灯台併設の三曳碆照射灯

☆大崎鼻周辺の海

大崎鼻周辺の海

 大崎鼻は、宇和海に突き出していて、眺望がすばらしいところです。天気が良ければ、北に佐田岬半島、南に戸島、日振島、さらに対岸には遠く九州、佐賀関が望めることもあるそうです。


☆大崎鼻公園

歌碑群 狼煙台跡
山下径一の歌碑

 大崎鼻灯台の周辺は公園として整備されていて、展望台や花壇などがあります。その北側に、史跡となっている狼煙台跡があるのですが、江戸時代に宇和島藩主の船が通るときに狼煙が上がって知らせたそうです。また、公園内にはいくつかの歌碑も立てられていました。


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