<岬と灯台写真館>

ペシ岬と鴛泊灯台(北海道)

2004年9月23日午前に利尻島ペシ岬(北海道)で撮った写真です。


 9泊10日で、北海道の旅に出かけ、6日目にサロベツ原野、稚内灯台と立ち寄って、フェリーで利尻島へと上陸したのです。そして、レンタカーを借りて島内時計回りで一周し、姫沼、石埼灯台、利尻島郷土資料館、オタトマリ沼、仙法志埼灯台、仙法志御崎公園、利尻町立博物館、沓形岬灯台栄浜埼灯台と巡ったのですが、途中からは雨に降られてしまいました。その日は、利尻富士温泉「旅館雪国」に泊まり、翌日10時5分発のフェリーに乗って、礼文島香深港へと向かう前にペシ岬の鴛泊(おしどまり)灯台へと登ってきました。前日とはうってかわって、すばらしい晴天で、空は澄み、海は青々としていました。左手には礼文島、はるか北方にはサハリンの島影も望むことが出来て感動しました。振り返れば、鴛泊港から利尻富士もくっきりと姿を表し、まさに絶景でした。

☆鴛泊灯台 地図
鴛泊灯台 (2004年9月23日撮影)
鴛泊灯台の概要
番号 0523 [F6915]
位置 北緯 45度14分47秒 
東経 141度13分53秒
塗色 白色 
構造 塔形(四角形) コンクリート造
灯質 単閃白光 毎15秒に1閃光
光度 24万カンデラ(実効光度)
光達距離 21.5海里(約40km) 
明弧 105度から20度まで
灯塔高 9.4m(地上〜塔頂)
標高 76m(平均海面〜灯火)
初点灯 1892年(明治25)11月
所在地 北海道利尻郡利尻富士町

<特徴>
 鴛泊灯台は、北海道の利尻島ペシ岬に立つ白い灯台です。周辺は、利尻礼文サロベツ国立公園に指定されていて、前方には礼文島からはるかサハリンまで、後ろには利尻富士を望める風光明媚の地です。

<歴史>
 この灯台は、1892年(明治25)11月に初点灯しましたが、1953年(昭和28)7月に改築されています。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は9.4m、標高(平均海面〜灯火)は76mで、光度は24万カンデラ(実効光度)、光達距離は21.5海里(約40km) です。

鴛泊岬灯台のプレート 鴛泊灯台の塔頂部

☆ペシ岬を望む

「旅館雪国」付近からペシ岬を望む
フェリー上からペシ岬を望む 鴛泊港からペシ岬を望む

 ペシ岬は、利尻島鴛泊港の端にあり、標高90mほどの巨大な岩山で、鴛泊灯台が立っていることから、「灯台岩」とも呼ばれています。また、岬の北部断崖は海鳥の繁殖地として有名です。


☆ペシ岬からの眺望

南方向(利尻富士)を望む 東方向を望む
北西方向(礼文水道から礼文島)を望む 北方向(サハリン)を望む

 朝、ペシ岬へ登ってみると前日とはうってかわって、すばらしい晴天で、空は澄み、海は青々としていました。ここからは、鴛泊港一帯360度の大展望が展開し、左手には礼文島、はるか北方にはサハリンの島影も望むことが出来て感動しました。振り返れば、鴛泊港から利尻富士もくっきりと姿を表し、まさに絶景!また、夕日の美しい所としても知られています。


☆海鳥とペシ岬

海鳥とペシ岬 (2004年9月23日撮影)

 ペシ岬の北壁周辺は、海鳥の営巣地となっているそうですが、多くの鳥の姿を見かけました。特に、フェリーで利尻島から礼文島へ向かう途中はエサを求めて、船に近寄って乱舞するのです。そんな海鳥の姿の背景にペシ岬を撮し込んでみました。


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