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温泉好きの豊臣秀吉 |
◯正解です! |
◇問題(4)の解答
天下人の豊臣秀吉が好んで通ったのは、京都・大坂からも近かった有馬温泉(兵庫県)です。その足跡を残すものに、北政所別邸跡(念仏寺)や秀吉愛用の“石の碁盤”(瑞宝寺跡公園)などが知られています。また、天正17年(1589)に秀吉が湯治に訪れた際、極楽寺に立ち寄り、たわむれに願を掛け、杖で地面を突いたところ、温泉が湧きだしたと云われる“願の湯”が今に伝えられています。ちなみに、有馬温泉は日本最古の温泉の一つで、『釋日本紀』の中の摂津国風土記逸文に、鹽の湯として記載されています。
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『木曽路名所図絵』の下諏訪 |
【宿場の温泉】 中山道の中でも諏訪湖のほとりにある下諏訪宿は温泉のわくことで有名でした。しかし、旅籠屋に内湯ができたのは明治直前のことで、それまで旅人は、共同湯に入って、旅の汗を流していました。その中でも甲州道中との追分の前にあって、江戸時代に一般の旅人が入浴できたのはなんという共同湯でしょうか?