☆三段峡の深い渓谷
三段峡は、太田川の支流柴木川沿いの13kmにも及ぶ渓谷で、国の特別名勝にも指定されている日本屈指の名峡です。原生林の中に岩石と深い緑、澄んだ水が織りなす景観はみごとなもので、黒淵、猿飛、二段滝、三段滝、三ツ滝の五大景観が有名です。
☆渡船で行く猿飛
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渡船で行く猿飛 |
私は、林道を通って水梨駐車場に車を停め、徒歩で往復2時間以上かけて、猿飛、二段滝、三段滝と巡りました。二段滝へは、駐車場から30分ほど渓谷を歩いた後、渡船で両岸に20m以上の岩壁がそびえ立つ猿飛を通って行きました。間隔は上部で2〜3mしかなく、猿が飛び交っていたのでこの名が付いたそうです。その向こうには、深山幽谷の中に絶景がありました。
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二段滝の景観 |
高さ15m、幅3mほどの滝ですが、滝音が響き、水煙が舞い上がっていて、なかなか迫力があります。以前は、名前の由来のように二段の滝だったそうですが、1988年(昭和63)の集中豪雨で上段が崩れてしまって現在のような姿になったとのことです。
さらに30分ほど歩いて、三段滝へと至ったのですが、三段峡最大の見所といわれるだけのことはあって、すばらしい滝でした。奥行き120mの中に全長30mほどの三段の滝がみごとに構成されています。そこで、シャッタースピードを遅くしたり、位置を変えたり、絞りを開いてみたりと何十枚も写真を撮ってしまいました。紅葉の時は、さらに一段とみごとだろうと思いました。帰路は、葭ヶ原の小屋で小休止してアイスコーヒーを飲んで乾きを癒して戻ってきました。ほんとうに絶景を堪能しましたよ。