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湖沼写真館

支笏湖(北海道)

 1997年9月14日、2005年9月18日、2012年8月16・17日に支笏湖(北海道)で撮った写真です。

インデックス
支笏湖畔 支笏湖桟橋 支笏湖上 支笏湖北岸 丸駒温泉 いとう温泉


支笏湖のデータ
湖面積 78.4ku
湖岸線長 42.0km
最大水深 360.1m
湖面標高 248.0m
透明度 25m
成因 カルデラ湖
区分 淡水湖

 四季折々の美しさを見せる支笏湖は、冬でも凍らない日本最北の不凍湖として知られています。また、最大水深360.1mは、秋田県の田沢湖(最大水深423.4m)に次ぐ第2位です。面積では第8位の78.4ku(北海道内では第3位)、周囲は42.0km、湖面標高は248.0m、透明度は25mです。湖は、上から見るとマユの形に似ていて、周囲を恵庭岳(1,320m)、樽前山(1,041m)、風不死岳(1,103m)、紋別岳(868m)などの山々で囲まれており、緑深い原生林が今も多く残されています。観光地らしい建物が並ぶのは、湖東岸の支笏湖温泉街だけで、その他は、支笏洞爺国立公園として自然がよく保たれています。この湖は、日本第2位の大カルデラ湖で、約3万2千年前の大噴火によってはじまり、9千年前頃に現在の湖の形になったとのことです。

☆支笏湖畔からの眺望 (1997年9月14日撮影)

支笏湖畔からの眺望

 苫小牧市内から、支笏湖を目指すことにしましたが、さすがに、北海道の道は真っ直ぐで、原生林の中を貫いています。支笏湖東岸のビジターセンターのあるところに到着しましたが、日曜日とあって、湖は人で満ちていました。しかし、湖畔からの眺望は、原始的でかつ神秘的な雰囲気があって、なかなか素晴らしいのです。


☆支笏湖桟橋 (1997年9月14日撮影)

支笏湖桟橋

 支笏湖は、約3万年前の火山活動によってできたカルデラ湖とのことで、水深は360mほどあり、田沢湖に次いで、全国2番目の深さだそうです。その澄んだ湖水が、魅力的だったので、桟橋から遊覧船に乗ることにしました。


☆支笏湖上からの眺望 (1997年9月14日撮影)

支笏湖東岸
樽前山 モーラップ山
樽前山(左)と風不死岳(右)

 遊覧船で、30分間湖上を周遊しましたが、水は澄み、周辺はよく自然が保たれていてとてもすばらしかったのです。湖の周辺には、恵庭岳、紋別岳、風不死岳、樽前山などの外輪山が連なっていて、湖上からの眺望は、とてもみごとでした。


☆支笏湖北岸からの眺望 (2005年9月18日撮影)

風不死岳
モーラップ山方向 恵庭岳の麓のホロビナイキャンプ場

 国道453号線を南下して、支笏湖畔へと至って、北岸から湖を撮影しましたが、大自然に包まれた静寂の雰囲気が気に入りました。しかし、天気は曇りで、雨は降り出していないものの暗い感じの写真となってしまいました。その後、東側から回り込んで、苔の洞門へ行ってみることにしました。


☆丸駒温泉 (2005年9月18日撮影)

「丸駒温泉旅館」の天然露天風呂から支笏湖を望む
「丸駒温泉旅館」の玄関 「丸駒温泉旅館」の内湯

 湖の北側にある「丸駒温泉旅館」へ立ち寄り入浴していくことにしました。入浴料1,000円は、北海道の温泉にしては高いような気もしたのですが、ここの天然露天風呂はすばらしい!支笏湖に臨み、底から湯が沸き出しているようで、湖水を取り入れて湯温調節しています。従って、湖水面の上下によって、露天風呂の深さも変化するとか...。この日は、120cmほどあって、小さなプールのようで、立って入浴する感じでした。別に内湯とそれに続く露天風呂もあり、ここからの湖水を眺めながらの入浴もすばらしかったのです。


☆いとう温泉 (2012年8月16・17日撮影)

「いとう温泉」の天然露天風呂から支笏湖を望む 「いとう温泉」付近から朝の支笏湖を望む 
「いとう温泉」の外観 「いとう温泉」の内湯

 北海道旅行の途中で一泊しましたが、支笏湖の北岸にあり、自然豊かで、眺望も素晴らしいものでした。特に、湖畔にある天然露天風呂はみごとで、支笏湖に臨み、自然湧出している源泉のみを使用し、100%掛け流しだったのです。湖水面の上下によって、露天風呂の深さも変化するとのことで、冬期間休業の一因となっていました。40人ほどしか泊まれない、こじんまりとした宿でしたが、たいそう気に入ったのです。しかし、しばらくして建て替えのために休業となり、建物も壊されたままと聞いて、とても残念な気がしました。


 
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