<岬と灯台写真館>

三保半島と清水灯台(静岡県)

2003年12月21日午後に三保半島(静岡県静岡市)で撮った写真です。


 急に灯台と海が見たくなって、静岡方面へ2泊3日の旅に出ることにしました。初日は、御前崎などを巡り、浜名湖岸の弁天島温泉に泊まりました。2日目は、旧東海道を巡り、掛塚灯台に立ち寄ってから焼津黒潮温泉に泊まりました。そして、3日目は、駿府城、日本平、久能山を巡ってから、三保の松原へ行き、清水灯台周辺の海とまたそこから見える富士山の写真を撮ったのです。この日は、波穏やかで、良く晴れていて、すばらしい景色でした。結局全部で500枚近い写真を撮ったことになって、撮影を終え、帰途に就きました。

☆清水灯台 地図
清水灯台 (2003年12月21日撮影)
清水灯台の概要
番号 2473 [F6248]
位置 北緯 35度00分38秒 
東経 138度31分50秒
塗色 白色  
構造 塔形(八角形) コンクリート造
レンズ 第6等フレネル式
水銀槽回転
灯質 群閃白光 毎20秒に2閃光
光度 5万カンデラ(実効光度)
光達距離 14海里(約26km) 
明弧 175度から17度まで
灯塔高 17.73m(地上〜塔頂)
標高 21.00m(平均海面〜灯火)
初点灯 1912年(明治45)3月1日
所在地 静岡県清水市三保
<特徴>
 清水灯台は、静岡県の静岡市にある三保半島の東端に立つ、白亜の小型灯台です。周辺は、日本平県立自然公園の一部となる三保の松原の景勝地となっていて、その松原の中に佇立しています。現地では三保灯台と呼ばれているようですが、正式には清水灯台といいます。

<歴史>
 この灯台は、1912年(明治45)3月1日に設置、初点灯された白色塔形(八角形)で、日本で最初の鉄筋コンクリート造灯台で、歴史的文化財的価値が高いので、Aランクの保存灯台となっています。清水港は、古来から重要な港で、そこに出入りする船の航行安全のために灯台が必要だったのです。1994年(平成6)4月には、事務所移転により無人化されています。

<現況>
 建設当初のものがそのまま残っていて、灯塔高(地上から塔頂まで)17.73m、標高(平均海面から灯火まで)21.00mで、第6等フレネル式レンズを使い、光度5万カンデラ(実効光度)、光達距離14海里(約26km) です。内部は、一般公開されていませんので、通常は外部のみの見学となります。

☆三保の松原から見た富士山

三保の松原から見た富士山

 三保の松原は、京都の天橋立、佐賀の虹の松原と共に日本三大松原の一つとして数えられています。また、天女伝説の「羽衣の松」でも有名な所です。総延長7kmの松林には5万6千本の松が生い茂り、浜辺から仰ぐ富士山の眺めには、すばらしいものがありました。


☆三保の松原から駿河湾を望む

三保半島から駿河湾を望む

 この日清水灯台前の砂浜から望む駿河湾は、波穏やかで、よく晴れ渡り、対岸の伊豆半島がくっきりみえて、良い景色でした。


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