昔活躍したステーション |
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鉄道の駅舎は、その市や町、村の顔として、いろいろと趣向の凝らされたものが建てられ、住民に親しまれてきました。しかし、時代の流れの中で、近代的な建物に建て替えられたり、廃線によって取り壊されたりしてしまっものが多いのは残念です。その中で、昔の駅舎の建物を資料館としたり、近代化産業遺産や文化財に指定して保存しているところも出てきました。とても喜ばしい動きだと思います。 |
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☆旧長野駅(信越本線)
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☆旧大社駅(大社線)
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☆旧東赤谷駅(赤谷線)
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☆旧神岡駅(神岡線)
1984年の9月2日、これも「いい旅チャレンジ20,000q」での神岡線(富山県の猪谷駅−岐阜県の神岡駅 20.3q)乗りつぶしと神岡の町を見てみたいと思って出かけて行き神岡駅に至りました。当時は神岡鉱山の鉱石運搬や化学薬品輸送の産業用鉄道としての需要が高かったのですが………。その後、第三セクター神岡鉄道として引き継がれたものの、2006年(平成18)12月1日に廃線になってしまいました。
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☆旧熱塩駅(日中線)
1997年(平成9)7月12日に喜多方から米沢へ車で抜ける途中に立ち寄ってみました。昔は、喜多方駅からこの熱塩駅まで旧国鉄の日中線(福島県の喜多方駅−熱塩駅)が走っていたのです。この駅は、昭和時代前期の1938年(昭和13)8月18日に、福島県耶麻郡喜多方町の喜多方駅と耶麻郡熱塩村の熱塩駅を結んで開通した時に建設されました。ヨーロッパ風の瀟洒な建物で、急角度で高い赤い三角屋根があり、駅舎の入口は、扇を広げたような半円形の屋根が掲げられています。しかし、日中線は乗客の減少により、1984年(昭和59)4月14日に廃線となり、駅舎も46年にわたる役目を終えました。旧国鉄としては蒸気機関車が最後まで営業運転していたことで知られていたのですが.....。現在は資料館として、旧熱塩駅の駅舎とホーム、転車台等を保存し、駅舎内に日中線に関する資料を展示すると共に、屋外にラッセル車(キ287)、旧型客車(オハフ61 2752)を静態展示して公開してきました。立ち寄る人も少なく、ひっそりと昔の面影を伝え、切り捨てられた旧国鉄赤字ローカル線の象徴のような存在です。尚、2009年(平成21)には、経済産業省の「近代化産業遺産群 続33(東北開発)」の一つとして近代化産業遺産に認定されました。
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☆(旧)軽井沢駅(信越本線)
長野県北佐久郡軽井沢町の軽井沢駅に隣接して、「(旧)軽井沢駅者記念館」がありますが、新幹線関連事業により取り壊された旧駅舎を、1910年(明治43)の大改築往時の姿で再築した施設です。内部には、1階に展示室、2階には歴史記念室(貴賓室)があり、軽井沢駅旧1番線(旧上りホーム)にはEF63やED40等が展示されました。また、館内には、草軽電気鉄道に関する展示もあり、屋外に当時使用されていた機関車“デキ12型13号” が保存されていますが、とてもかわいい電気機関車です。当時の草津軽便鉄道(その後社名変更して草軽電気鉄道)の始点だった新軽井沢駅の跡地には、草軽交通本社が建てられました。尚、2007年(平成19)には、経済産業省により、近代化産業遺産にも認定されています。
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