<岬と灯台写真館>

竜飛崎と竜飛埼灯台(青森県)

2007年8月11日午後に竜飛崎(青森県)で撮った写真です。


 8泊9日の北海道旅行の帰路に函館港からフェリーで、青森港に到着し、下船するとすぐに津軽半島の先端へ向かって、車を走らせていった。陸奥湾に沿って、国道280号線を北上し、まず平舘灯台に立ち寄ってカメラに収めた。その後は、さらに先端へと向かって走り、次に高野埼灯台と周辺の景色を写真に撮った。それからも西へ向かって走り続けて、とうとう最先端の龍飛埼灯台へとたどり着いた。さすがにここから先は津軽海峡で、最果ての地に来たという思いがし、灯台や周辺の景観へシャッターを切っていった。

☆竜飛埼灯台 地図
竜飛埼灯台 (2007年8月11日撮影)
竜飛埼灯台の概要
番号 1501 [F6602]
位置 北緯 41度15分30秒 
東経 140度20分33秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
レンズ 第3等大型フレネル式
灯質 群閃白光 毎20秒に2閃光
光度 47万カンデラ(実効光度)
光達距離 23.5海里(約44km) 
明弧 29度から280度まで
灯塔高 13.72m(地上〜塔頂)
標高 119m(平均海面〜灯火)
初点灯 1932年(昭和7)7月1日
所在地 青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜

<特徴>
 竜飛埼灯台は、青森県津軽半島の竜飛崎の突端に立つ白亜円形の大型灯台です。周辺は、津軽国立公園に指定され、津軽海峡から北海道も望める風光明媚の地です。また、「日本の灯台50選」にも選ばれています。

<歴史>
 1932年(昭和7)7月1日に初点灯し、霧信号業務も開始ました。1933年(昭和8)5月より無線標識業務も開始し、1954年(昭和29)2月より船舶気象通報業務も始まっています。1965年(昭和40)4月に青森海上保安部に集約統合され、1989年(平成元)12月に総合運用舎が完成しました。1991年(平成3)4月から船舶気象通報業務が集中化され、1998年(平成10)2月に灯質が変更(毎28秒から毎20秒へ)され、メタルハライドランプ化しています。しかし、2005年(平成17)10月31日で一般公開が終了し、2006年(平成18)4月1日からは無人化されました。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は13.72m、標高(平均海面〜灯火)は119mで、第3等大型フレネル式レンズを使い、光度は47万カンデラ(実効光度)、光達距離は23.5海里(約44km) です。

竜飛埼灯台の塔頂部 竜飛埼灯台のレンズ

☆竜飛崎周辺の眺望

東方向を望む 南方向を望む
西方向を望む 北方向(北海道方面)を望む

 津軽半島の最北端が竜飛崎です。従って、北方向には津軽海峡から北海道を望み、最果てを感じられる場所です。東方向には竜飛集落を望み、南方向の半島の連なりには風力発電用のプロペラが林立していました。西方向は日本海がどこまでも続き、、すばらしい眺望で、しばしその景観をカメラに収めていました。


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