<岬と灯台写真館>

霧多布岬と湯沸岬灯台(北海道)

2005年9月21日朝に霧多布岬(北海道)で撮った写真です。


 9泊10日で、北海道の岬と温泉巡りの旅に出かけ、2泊目に札幌市内へ泊まりました。その後、白老からは海岸沿いに車を走らせ岬と灯台を巡りながら、襟裳岬を経由して、5泊目に霧多布岬の民宿に泊まったのです。翌朝は、早起きして宿を抜けだし、車で湯沸岬灯台まで行ってみることにした。駐車場からはしばらく歩きましたが、岬の先端から見る風景はすばらしく、沖合に何艘も漁船が出ているのも絵になります。我を忘れて、写真を撮り続けていたら、あっという間に小一時間経ってしまいました。朝食の時間もあるので、仕方なく宿へと引き返していきました。

☆湯沸岬灯台 地図
湯沸岬灯台 (2005年9月21日撮影)
湯沸岬灯台の概要
番号 0144 [F6830]
位置 北緯 43度04分38秒 
東経 145度10分05秒
塗色 白地に赤横帯1本塗  
構造 塔形(四角形) コンクリート造
レンズ 120cm回転灯器
灯質 単閃白赤光 毎5秒に1閃光
光度 11万カンデラ(実効光度)
光達距離 19海里(約35km) 
明弧 白光 270度から215度まで
灯塔高 12.2m(地上〜塔頂)
標高 49.4m(平均海面〜灯火)
初点灯 1951年(昭和26)6月1日
所在地 北海道厚岸郡浜中町

<特徴>
 湯沸岬灯台は、北海道東部にある霧多布岬の突端に立つ白地に赤横帯の入った四角形の大型灯台です。周辺は、厚岸道立自然公園に指定され、太平洋を望む風光明媚の地です。

<歴史>
 前身として、1930年(昭和5)10月11日に初点灯した霧多布港灯柱がありましたが、1949年(昭和24)3月10日に廃止されました。それに代わって、1951年(昭和26)6月1日に初点灯したのがこの灯台です。その後、1985年(昭和60)12月に、改築されています。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は12.2m、標高(平均海面〜灯火)は49.4mで、120cm回転灯器を使い、光度は11万カンデラ(実効光度)、光達距離は19海里(約35km) です。また、霧信号所(ダイヤフラムホーン)と湯沸岬帆掛岩照射灯も併設されています。

湯沸岬灯台のプレート 湯沸岬灯台の塔頂部
湯沸岬灯台の遠景 湯沸岬灯台のダイアフラムホーン

☆霧多布岬先端からの眺望

霧多布岬先端からの眺望

 霧多布岬(きりたっぷみさき)は、本来岬を構成する台地の名称、湯沸(とうふつ)山からとった湯沸岬(とうふつみさき)で、灯台の名前もそこに由来しています。しかし、近年霧多布岬の方がよく使われるようになり、地図にもそのように表記されています。また、トッカリ(アザラシ)を見ることが多かったので、トッカリ岬と呼ばれることもあったとか...。霧多布半島の東側に位置し、太平洋に突き出ているので、眺望がすばらしいのです。


☆霧多布岬周辺の海

霧多布岬先端からの眺望

 霧多布岬は、台地状になっていて、細長く太平洋に着き出しています。周囲は断崖絶壁となって海に落ち込んでいて、岩礁も発達し、特異な景観も見られるのです。とてもきれいな海で、何回もシャッターを切りました。


☆沖合に展開する漁船

沖合に展開する漁船

 霧多布岬の駐車場からはしばらく歩きましたが、早朝に岬の先端から見る風景はすばらしく、沖合に何十艘も昆布漁の船が出ているのも絵になっていました。


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