<岬と灯台写真館>

爪木崎と爪木埼灯台(静岡県)

2001年2月11日午後に爪木崎(静岡県)で撮った写真です。


 2泊3日で、伊豆半島一周の旅に出て、2日目の午後に、伊豆半島東海岸にある下田市に至りました。その市街の東にある須崎半島の東南端が爪木崎(つめきざき)で、一帯は海浜植物に覆われ、夏はハマユウ、晩秋にはツワブキなどが咲きますが、野水仙の大群落があることで有名です。遊歩道も整備されているので、手軽に灯台までの散策を楽しむことが出来るのです。私は、景勝地「俵磯」、そして爪木崎灯台と巡り、海の向こうに伊豆七島を数えながら、海のパノラマを楽しみました。

☆爪木崎灯台 地図
爪木埼灯台 (2001年2月11日撮影)
爪木埼灯台の概要
番号 2441 [F6296]
位置 北緯 34度39分31秒 
東経 138度59分13秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
灯質 単閃白光 毎4秒に1閃光
光度 8千3百カンデラ(実効光度)
光達距離 13.5海里(約25km) 
明弧 180度から62度まで
灯塔高 17.3m(地上〜塔頂)
標高 37.8m(平均海面〜灯火)
初点灯 1937年(昭和12)4月1日
所在地 静岡県下田市

<特徴>
 爪木埼灯台は、伊豆半島の東海岸から突き出た須崎半島の東南端にに立つ白亜の灯台です。周辺は、富士箱根伊豆国立公園に属する景勝地で、スイセンの群生地としても有名です。

<歴史>
 この灯台は、1937年(昭和12)4月1日に設置、初点灯された白色塔形(円形)コンクリート造りで、難所である伊豆半島沖から相模湾に入る船舶の航行安全を確保するために設けられました。

<現況>
 灯塔高(地上から塔頂まで)17.3m、標高(平均海面〜灯火)37.8m、光度8千3百カンデラ(実効光度)、光達距離13.5海里(約25km) です。灯台周辺からの見晴らしは良く、晴れていれば、伊豆七島の大島、三宅島、利島、新島、神津島などを望むことが出来ます。


☆俵磯

安山岩柱状節理の俵磯

 爪木崎の入口から灯台の方へと歩いて行くと、俵磯(たわらいそ)と呼ぶ面白い名前の景勝地が有ります。眼下には、五百万年前にマグマが噴出して出来たという安山岩柱状節理が見て取れるのですが、安山岩が規則正しい五角形の柱状に並び、俵のようにも見えます。これが、江戸時代に建設用石材として切り出され「俵石」と呼ばれて好評だったとのことです。ここから、見る風景はすばらしく、しばし海を見つめながら、カメラのシャッターを切っていました。


☆爪木崎灯台周辺の磯

爪木崎周辺の磯

☆爪木崎海岸

爪木崎海岸のきれいな海

☆爪木崎入口

爪木崎入口

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