<岬と灯台写真館>

駒が崎と宇久井駒埼灯台(和歌山県)

2004年12月24日午前に宇久井半島の駒が崎(和歌山県)で撮った写真です。


 3泊4日で、紀伊半島一周の旅に出かけ、まず東海道新幹線「のぞみ1号」で名古屋へ出て、近畿日本鉄道の賢島行き特急に乗り換え、宇治山田駅へと至りました。その後、駅前でレンタカーを借りて、安乗崎へと向かい安乗埼灯台を見学して、カメラに収めてからは、来た道を戻りながら、大王崎へと向かいました。大王埼灯台へも上って、カメラのシャッターをたくさん切りました。それからは、さらに南に下って、麦埼灯台と海の風景をカメラに収めることができました。ここから望む太平洋はとても雄大なのです。その後は、少し時間を使いすぎたので、国道260号線へ出て、リアス式海岸をたどりながら一路紀伊長島へと向かったのですが、道は狭いところもあるものの、前回5年前に通った時よりはずいぶん改良され、トンネルも出来て走りやすくなっていました。それでも2時間近くかかって国道42号線へ出てからは、一気に南下して、矢ノ川峠を越え和歌山県に入っていきました。そして、すっかり暗くなった6時15分過ぎに今日の宿湯川温泉「南紀荘」へたどり着いたのです。翌朝は、8時半過ぎには宿を立って、少し、北に戻って宇久井半島の駒が崎へと向かいました。宇久井漁港から丘の上に登り、ダートの林道を上がって、道脇に車を駐めました。その後は、宇久井駒埼灯台へと続く山道を15分ほど歩いて先端へと至ったのです。そこには、白亜の灯台がすくっと立っていて、誰も訪れる人もなく、海鳴りばかりが聞こえていました。天気も良く、朝の空気も清々しくて、そこから灯台と太平洋の写真を何枚も撮ったのです。

☆宇久井駒埼灯台 地図
宇久井駒埼灯台 (2004年12月24日撮影)
宇久井駒埼灯台の概要
番号 2874
位置 北緯 33度38分57秒 
東経 135度58分46秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
灯質 単閃白光 毎5秒に1閃光
光度 5千カンデラ
光達距離 12海里(約22km) 
明弧 全度
灯塔高 8.5m(地上〜塔頂)
標高 53m(平均海面〜灯火)
初点灯 1955年(昭和30)12月22日
所在地 和歌山県那智勝浦町

<特徴>
 宇久井駒埼灯台は、紀伊半島から東に突き出した、宇久井半島にある駒が崎の突端に立つ白亜の小型灯台です。周辺は、吉野熊野国立公園に指定され、太平洋に臨む風光明媚の地です。

<歴史>
 この灯台は、1955年(昭和30)12月22日に設置、初点灯しましたが、以後宇久井港に出入りする船や熊野灘を航行する船舶の安全を守って、灯をともし続けています。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は8.5m、標高(平均海面〜灯火)は53mで、光度は、5千カンデラ、光達距離は12海里(約22km) です。

宇久井駒埼灯台のプレート 宇久井駒埼灯台の塔頂部

☆駒が崎周辺の海

南方向(勝浦)の眺望
沖合の大平石灯台 灯台下の岩礁

 駒が崎の先端から南方向を望むと勝浦や太地半島が見えます。その間に小島がいくつかあるが、その一つに小さな大平石灯台が立っているのです。太平洋は雄大で、沖ゆく船も小さく見えました。


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