<岬と灯台写真館>

聖ヶ鼻と米山埼灯台(新潟県)

2005年7月18日午前に聖ヶ鼻(新潟県)で撮った写真です。


 2泊3日で、南東北・越後の旅に出かけ、初日は磐梯山周辺を巡って、飯豊山麓にある泡の湯温泉「三好荘」(山形県小国町)に泊まりました。2日目は、新潟県に入り、雲母温泉、大石ダム、胎内平、月岡温泉と巡って、村杉温泉「旅館あらせい」に泊まりました。そして、3日目にようやく日本海に出て、今回の旅で初めて海を見たのです。そして、海岸線を南西方向に走り、観音岬と椎谷鼻灯台に立ち寄ってから、柏崎市街を通り抜け、聖ヶ鼻へと至りました。先端には、白と黒のツートンカラーに塗られた米山埼灯台が立ち、周辺からの海岸線や日本海の眺望はすばらしいものでした。

☆米山埼灯台 地図
米山埼灯台 (2005年7月18日撮影)
米山埼灯台の概要
番号 1305
位置 北緯 37度19分26秒 
東経 138度26分15秒
塗色 白地に黒横帯2本  
構造 塔形(円形) コンクリート造
灯質 群明暗白光 明4秒暗1秒明1秒暗1秒
光度 8千5百カンデラ
光達距離 14海里(約26km) 
明弧 40度から240度まで
灯塔高 14.4m(地上〜塔頂)
標高 94.7m(平均海面〜灯火)
初点灯 1969年(昭和44)12月20日
所在地 新潟県柏崎市上輪

<特徴>
 米山埼灯台は、新潟県の日本海に突き出た聖ヶ鼻の突端に立つ白と黒に塗られた円形の小型灯台です。周辺は、佐渡弥彦米山国定公園に指定され、福浦八景の一つに数えられる景勝地で、米山海岸から佐渡島も望めます。

<歴史>
 この灯台は、1969年(昭和44)12月20日に設置、初点灯しました。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は14.4m、標高(平均海面〜灯火)は94.7mで、光度は8千5百カンデラ、光達距離は14海里(約26km)です。

米山埼灯台のプレート 米山埼灯台の塔頂部

☆聖ヶ鼻周辺の海

北東方向(上輪海水浴場)を望む
南西方向(米山海岸)を望む

 福浦八景の一つ聖ケ鼻は、泰澄禅師がこの地で修行したことから名付けられたとのことです。とにかく眺望が良く、北東方向には上輪海水浴場から牛ヶ首(田塚鼻)を眺望し、南西方向は米山海岸と信越本線米山駅を望み、天気が良ければ、佐渡島も見えます。広い駐車場があり、そこから米山埼灯台まで遊歩道があります。 


松田伝十郎の碑

松田伝十郎顕彰碑 「松田伝十郎生誕地」の碑

 聖ヶ鼻の駐車場の所に2つの碑が立っていますが、これは近くの鉢埼で生まれた松田伝十郎(1769〜1843年)の業績を頌えたものです。伝十郎は、江戸時代後期に幕府から北蝦夷地(樺太)の探検を命ぜられ、部下の間宮林蔵らと共に樺太探検に出かけて、間宮林蔵より早く樺太海峡を発見した人です。その時の言葉、「樺太は離島なり、大日本国国境と見極めたり」が刻まれています。


☆聖ヶ鼻の蝶

ヤマトシジミ♀ (しじみちょう科)
ベニシジミの夏型♀ (しじみちょう科)

  聖ヶ鼻では、ヤマトシジミベニシジミが花から花へと飛びまわっていて、マクロレンズを使って追っかけたのですが...。


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