<岬と灯台写真館>

残波岬と灯台(沖縄県)

1995年9月23日昼に沖縄本島の残波岬(沖縄県読谷村)で撮った写真です。


 沖縄県を巡る9泊10日の旅に出て、まず、羽田空港から石垣空港へ直行しました。そして、石垣島、西表島、竹富島、宮古島と巡ってから、沖縄本島にやってきました。那覇空港から、レンタカーを借り、南部戦跡から反時計回りに巡って、北部に至り、戻ってきて最終日にたどり着いたのが残波岬(ざんぱみさき)でした。青い海と白亜の高い灯台のコントラストが印象的で、心に残る岬と灯台でした。

☆残波岬灯台 地図
残波岬灯台 (1995年9月23日撮影)
残波岬灯台の概要
番号 7101 [F4740.3]
位置 北緯 26度26分28秒 
東経 127度42分49秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
灯器 LB-90型灯器
灯質 群閃白光 毎10秒に2閃光
光度 64万カンデラ(実効光度)
光達距離 18.0海里(約33km) 
灯塔高 30.61m(地上〜塔頂)
標高 40.03m(平均海面〜灯火)
初点灯 1974年(昭和49)3月30日
所在地 沖縄県中頭郡読谷村
<特徴>
 残波岬灯台は、沖縄本島の中ほどにある読谷村の残波岬突端に立つ、白亜の美しい大型灯台です。周辺は、沖縄海岸国定公園に指定され、30mもの断崖絶壁が約2kmも続く、雄大な景観が広がっています。

<歴史>
 この灯台は、1974年(昭和49)3月30日に設置、初点灯された白色塔形(円形)コンクリート造りです。

<現況>
 灯塔高(地上から塔頂まで)は30.61mと高く、標高(平均海面から灯火まで)40.03mで、LB-90型灯器を使い、光度64万カンデラ(実効光度)、光達距離18.0海里(約33km) です。地元の要望で、2001年8月から一般公開(有料大人150円、小人20円)された参観灯台で、上まで登ることができますが、灯台周辺からの東シナ海の見晴らしは良く、晴れていれば、粟国島、渡名喜島、久米島などを望むことも出来るそうです。

☆残波岬周辺の海

残波岬の磯と海 残波岬沖の海と空

 残波岬は、読谷村の北端に突き出た岬で、高さ30mほどの断崖絶壁が、約2kmにわたって続いていていて雄大です。青く広がる海と白亜の灯台の配色は絶妙で、東シナ海に沈む夕日の名所としても知られています。また、周辺にはアダン群落やクサベトラ群落など沖縄らしい亜熱帯植物群落も見られますし、フィッシングやダイビングなどの人気スポットでもあります。しかし、太平洋戦争末期の沖縄戦で、アメリカ軍の上陸作戦が行われたのもこの周辺で、暗い歴史の1ページも担っています。


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