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富士山写真館
山梨県から見た富士山
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撮影地点
  神奈川県・東京都へ 静岡県へ    

☆忍野八海 

1997年11月30日撮影 (ニコンFA 28-200mm)

 忍野八海(山梨県忍野村)は富士山からの伏流水に水源を発するといわれる八つの湧水池(湧池、出口池、お釜池、濁池、鏡池、菖蒲池、底抜池、銚子池)から成っています。昔々、忍野村は「宇津湖」という湖だったとか、延暦年間に富士山が大噴火し、流れ出た溶岩流によって遮られ、山中湖と忍野湖に分かれてしまったとのこと。忍野湖の方はその後、川の浸食や掘削排水のため枯れ、跡に残った富士山の伏流水の湧出する池として、忍野八海があるのです。この湧水は、富士山に降り積もる雪解け水が、古いものは、80年以上の歳月をかけ、地下水として濾過されてきたもので、池の水は澄んでいます。ほとんど沼地化したところもあって八つの池が全部昔の面影をとどめてはいませんが、1985年(昭和60)には、環境庁より全国名水百選に選定されています。四季の移ろいの中に彩られた富士を清らかな水面に映し込んだ姿は神秘的で、訪れた人々に、感銘を与えます。ここからみる富士山はほんとうに美しく、写真撮影の絶好のポイントとともなっています。


*2005年12月3日撮影 (ニコンD70 18-200mmズーム)

 山中湖での撮影を終え、場所を変え忍野八海へ行ってみたのですが、富士山はよく見えるものの、完全逆光となっているので、思うように撮し込めなくって、あんまりいい写真は撮れなかったのです。

☆山中湖北岸

1997年11月30日撮影 (ニコンFA 28-200mm)

 山中湖は、富士五湖最大の湖で、東端に位置し、面積6.4Ku、水深15m、周囲13.5Kmです。標高は、980mで、中禅寺湖、榛名湖に次いで日本第3位の高所にあるといわれています。そのため、昔から避暑地として有名な観光地です。湖には、冨士マリモが生息し、天然記念物になっていますし、オオハクチョウの越冬地としても知られています。湖には、鯉、鮒、ワカサギなどが生息する淡水魚の宝庫でもあります。また、ここから見る富士山の美しさは、特に有名で、富士山が湖面に写る逆さ富士や朝日に染められる紅富士を望むことも出来るそうです。私が撮影したときは、少し荒れた感じの表情をしていました。


2002年12月14日撮影 (ニコンF3 100-300mmズーム)

 山中湖温泉「紅富士の湯」入浴後は、山中湖を一周しながら、湖越しに見える富士山を連写しました。特に北岸の長池付近から見る富士山はとても雄大でした。前日に雪が降ったみたいで、湖周辺は一面雪化粧していて、結構絵になる写真になったと思いますが...。


*2005年12月3日撮影 (ニコンD70 18-200mmズーム)

 山中湖東岸に続いて、北岸でも撮影してみたのですが、その頃にはかなり富士山の全貌がわかるようになってきました。ただ、ちと寒いのが辛かったんだけど...。

☆山中湖東岸

2002年12月14日撮影 (ニコンF60D 28-80mmズーム)

 次に、山中湖の東の端へ行ってみると、平野の湖岸に、白鳥が一羽いて、近づいても逃げないし、いろいろとポーズをとってくれたので、そのバックに富士山を写し込んでみたり、雪をかぶったボートを前景にしてみたりといろいろな構図をねらってみました。ただ、少し富士山が霞んで、輪郭がぼやけてきたのが残念です。 

2005年12月3日撮影 (ニコンD70 18-200mmズーム)

 国道413号線を西へ走り、山伏峠を越えて、山中湖へと至りました。ここから、富士山の写真を撮っていったのですが、その表情は、時々刻々と変わるので、ほんとうに油断できないのです。最初に撮った山中湖東岸では、かなり雲に隠れていたものの、見ている内に変化していくのです。とにかくシャッターを切りまくりました。 

☆青木ヶ原 

2002年12月14日撮影 (ニコンF60D 28-80mmズーム)

 山中湖一周後は、青木ヶ原の樹海へ場所を移し、そこにある富士青木ヶ原樹海温泉「ゆらり」にも立ち寄った。国道139号線沿いの道の駅なるさわの裏側にあり、富士緑の休暇村に隣接している。ここは、1997年(平成9)に出来た日帰り入浴施設で、富士山の北麓標高1,000mに位置し、樹海の入口といった雰囲気が漂っている。入浴後は、富士山の写真を何枚か撮り、「なるさわ冨士博物館」も見学してから、精進湖へと向かった。

 ☆精進湖 

2002年12月14日撮影 (ニコンF60D 28-80mmズーム)

 富士五湖の一つ精進湖に着いたときには、夕日が富士山に映えてとてもきれいだったのです。湖畔から何枚もシャッターを切ったのですが、夕暮れの湖面に映った富士山が、さざ波に揺らいでいて、面白い写真が撮れたと思います。
  ☆増穂町平林 

2002年12月15日撮影 (ニコンF60D 28-80mmズーム)

 前日、山梨県の赤石温泉に泊まり、朝下ってくる途中の増穂町平林の集落からは、富士山を眺望することが出来ました。しかし、天気は良かったものの、ちょっと霞のかかったような感じで、輪郭がぼやけていました。それでも、何枚か富士山に向かってシャッターを切ってみたのです。

☆南アルプス市築山 

2005年3月27日撮影 (ニコンD70 28-200mmズーム)

 芦安温泉郷めぐりの帰路、県道20号線で、甲府市街へ向かう途中、南アルプス市築山(つくやま)付近から富士山を撮影しました。とても雄大な感じの富士山でした。

☆天上山 

2005年12月3日撮影 (ニコンD70 18-200mmズーム)

 昼食後は、河口湖へと至って、ロープーウェイで天上山へと上がり、富士見台駅の展望台から富士山を撮影しました。ここでは、ほとんど雲もなくて、すばらしい富士山が全貌を表していたのですが、逆光で、写真は今一だったかな...。
 ☆川口湖北岸 

2005年12月3日撮影 (ニコンD70 18-200mmズーム)

 河口湖周辺は、かなり人家があり、旅館やホテル、民宿などが建ち並んでいて、リゾート地帯となっています。湖にはボートを浮かべて楽しんでいる人達の姿も見受けられましたが、北岸からやや逆光の中で富士山をとらえてみました。

☆西湖西岸 

2005年12月3日撮影 (ニコンD70 18-200mmズーム)

 富士五湖の一つ西湖に着いたときには、陽が傾きかけていて、湖畔に並べられていたボートが印象的でした。夏場には賑わっていた場所も、ひっそりと静まりかえって、湖面がさざやいでいました。ここから見る富士山は、裾野の山の重なりと、湖の調和がとてもいいように思います。

☆本栖湖北岸 

2005年12月3日撮影 (ニコンD70 18-200mmズーム)

 山中湖、河口湖、西湖と立ち寄りながら富士山の写真を撮っていったのですが、陽が傾き始めた、本栖湖北岸での写真が一番よく撮れたと思います。ここからの富士山は、現在の野口秀世の千円札裏側に描かれているものなのですが、逆さ富士はめったに見られないそうです。この日は、ほとんど雲もなく、とてもきれいでした。

☆身延山頂 

2005年12月4日撮影 (ニコンD70 18-200mmズーム)

 身延山ロープーウェイに乗って、山頂へと上りました。展望台からは、身延の街並みや富士川の雄大な流れが一望の下にあって、すばらしかったんだけど、雲が多く、富士山の頭が隠れていたのは残念!

 
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