＜岬と灯台写真館＞

御座岬と御座埼灯台（三重県）

2005年12月31日午前に志摩半島の御座岬（三重県）で撮った写真です。

　帰省途中に、伊勢志摩に立ち寄り、鳥羽から菅島に渡って菅島灯台を巡りました。さらに神島へと至って、神島灯台などを見て島一周し、小説「潮騒」のゆかりの地を巡って、島に泊ったのです。翌朝、市営定期船で鳥羽へ戻り、駐車場から車を出して、パールロードの方へと走っていきました。石鏡灯台、鎧埼灯台と巡ってから、さらに南下していきました。相差の集落を過ぎて、再びパールロードーに合して進んだのですが、的矢湾をまたぐ橋上からの景色が良かったので、しばし、車を駐めて、シャッターを切りました。その後、国道260号線へ出て、先端にある御座岬を目指したのです。御座の港までは、難なく行けたのですが、そこから先の道は細くてわかりにくく、何度も御座埼灯台の場所を聞きながら試行錯誤しました。白浜の海水浴場の前を通り、別荘地となっている急斜面を登って、先端に近い空き地に車を駐めました。それから、遊歩道を10数分（約400m）歩いてやっと、灯台までたどり着いたのです。白亜の灯台は、訪れる人もなく静かに立っていましたが、周辺の眺望はよくありません。しかし、その雰囲気が気に入って、何十枚も写真を撮ったのです。

☆御座埼灯台 地図
御座埼灯台 （2005年12月31日撮影）
御座埼灯台の概要
番号 2794 [F6032.7]
位置 北緯　34度16分14秒 
東経　136度45分09秒
塗色 白色  
構造 塔形（上部円形） コンクリート造
灯器 LU-M型灯器
灯質 単閃白光　毎10秒に1閃光
光度 43万カンデラ（実効光度）
光達距離 23海里（約43km） 
明弧 295度から180度まで
灯塔高 14.07m（地上〜塔頂）
標高 98m（平均海面〜灯火）
初点灯 1971年（昭和46）3月24日
所在地 三重県志摩市志摩町

＜特徴＞
　御座埼灯台は、三重県志摩半島の御座岬突端の黒森に立つ白亜円形の大型灯台です。周辺は、伊勢志摩国立公園に指定され、リアス式海岸の造形する風光明媚の地ですが、灯台周辺からの眺望はあまりよくありません。

＜歴史＞
　この灯台は、1971年（昭和46）3月24日に初点灯しました。以後、熊野灘を航行したり、英虞湾に出入りする船の安全を守って、光を放ってきました。また、2002年（平成14）3月20日、沿岸域情報提供システム（ＭＩＣＳ）業務開始に伴う観測箇所となっています。

＜現況＞
　現在の灯塔高（地上から塔頂まで）は14.07m、標高（平均海面〜灯火）は98mで、LU-M型灯器（商用電源により、メタルハライドランプを多数点灯させる灯具）を使い、光度は43万カンデラ（実効光度）、光達距離は23海里（約43km）です。
御座埼灯台のプレート 御座埼灯台の塔頂部

☆御座岬からの眺望

御座岬からの眺望

　周辺は、伊勢志摩国立公園に指定され、リアス式海岸の造形する風光明媚の地ですが、樹木が生い茂っているために、灯台周辺からの眺望はあまりよくありません。木々の隙間から、かろうじて英虞湾をとらえてみました。

☆灯台への道

灯台へ至る道 途中にある御座明神

　白浜の海水浴場の前を通り、別荘地となっている急斜面を登って、先端に近い別荘脇の空き地に車を駐めました。それから、木の生い茂る遊歩道を10数分（約400m）歩いてやっと、灯台までたどり着いたのですが、途中に御座明神という小さな祠があり、赤い鳥居が建っていました。

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