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| 中山道藪原淑米屋（長野県木曽郡木祖村） |
米屋の看板 |
＜宿泊記録＞ 注：現在は営業していません。
☆1996年5月25日（土） １泊２食付 9,000円（込込）で泊まる。
| 標準料金 |
１泊２食付 8,500円（税別） 宿泊当時の料金で、現在は営業していません！ |
| 住所、電話 |
〒399-62 長野県木曽郡木祖村薮原1119 TEL(0264)36-2019 |
| 街道と宿場 |
中山道薮原宿 |
| 創業 |
1608年（慶長13）創業で、宿泊当時19代目 |
| 建物 |
現在の正面の建物は1885年（明治17）大火後須原宿より移築。奥はその時の新築 |
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| 米屋の階段 |
米屋の内部 |
・藪原宿へ到着する
ＪＲ中央本線藪原駅下車後、旧中山道をたどりながら薮原宿の「米屋」へ向かう。期待どうりの外観で旧旅籠の面影をよくとどめている。何枚か写真を撮ってから、宿に入る。残念ながら、古い建物の方は空いていないとのことで新しい方に通されるが、８畳の二間続きで新しくてきれいで、ちょっとぜいたくな感じ。対応はとてもていねいで親切。宿の歴史を聞いたら、ラジオで放映されたテープを持ってきて、聞かせてくれる。それによると、現在正面の建物は明治時代の初め頃、大火があり、その後須原宿からの移築したものだが、創業は1608年（慶長13）で現在１９代目とのこと。伊藤左千夫、堀辰雄、河井寛次郎などの有名人が宿泊し、若き日の藤田嗣治も泊まって、ほととぎすの軸を残している。
先ず、風呂に入ったがステンレス製でちょっとそぐわない感じがした。しかし、どこの旧旅籠でも風呂だけは新しかったのでやむをえないかな？食事は豪華なものではないが地元の山菜やわさびの花、岩魚の焼き物などが出てきてまずまずだった。その後、古い方の部屋を見学させてくれて、宿の主人が色々と昔話をしてくれた。それがなによりも興味深く、心に残った。漫画本「ドラエモン」を見て、就寝する。
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| 米屋の夕食 |
米屋の朝食 |
・朝藪原宿を散策する
翌日は６時過ぎに起床し、６時半頃から散歩に出る。中山道をたどって鳥居峠へ向かったが、途中からは森の中の小径といった感じで、とても静かで行き交う人もない。石畳まで行ってみたが、旧街道の趣が有り、鳥のさえずりも聞こえて風情がある。１時間弱で宿に戻り、朝食の後、出立して8:35発の普通列車で木曾福島へ向かう。
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