<岬と灯台写真館>

長津呂崎と城ヶ島灯台(神奈川県)

2004年1月31日午後に城ヶ島の長津呂崎(神奈川県三浦市)で撮った写真です。


 急に海の写真を撮りたくなって、三浦半島、伊豆半島方面へ1泊2日の旅に出ることにしました。初日は、まず、横須賀から観音崎に立ち寄り、さらに三浦半島の突端の方へと向かったのです。そして、劔崎へ行って、海と灯台の写真を撮り、さらに城ヶ島の長津呂崎へ至って、散策しました。ここにも、灯台があって、そこからの太平洋の眺めが素晴らしかったのです。

☆城ヶ島灯台 地図
城ヶ島灯台 (2004年1月31日撮影)
城ヶ島灯台の概要
番号 2407 [F6343]
位置 北緯 35度08分06秒 
東経 139度36分40秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
レンズ 第4等フレネル式
灯質 単閃白光 毎15秒に1閃光
光度 40万カンデラ
光達距離 16海里(約30km) 
明弧 297度から254度まで
灯塔高 11.5m(地上〜塔頂)
標高 30.1m(平均海面〜灯火)
初点灯 1870年(明治3)9月8日
所在地 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島
<特徴>
 城ヶ島灯台は、神奈川県三浦半島の最南端に浮かぶ、城ヶ島の西端にある長津呂崎に立つ、白亜の中型灯台です。周辺は、太平洋を望む景勝地で、海岸の磯は、観光客でにぎわっています。

<歴史>
 この灯台は、1870年(明治3)9月8日<旧暦では8月13日>に、F・L・ヴェルニーを首長とするフランス人技師たちの設計によって設置、初点灯されました。日本の洋式灯台としては、第5番目のもので、建設当初は、塔形(円形)のレンガ造でしたが、1923年(大正12)9月1日の関東大震災により、灯塔、附属舎共に、倒壊してしまいました。その後、1925年(大正15)8月1日に再建されたのが、現在の灯台で、白色塔形(円形)コンクリート造です。

<現況>
 灯塔高(地上から塔頂まで)11.5m、標高(平均海面から灯火まで)30.1mで、第4等フレネル式レンズを使い、光度40万カンデラ、光達距離16海里(約30km) です。内部は、一般公開されていませんので、通常は外部のみの見学となります。

☆城ヶ島海岸

城ヶ島海岸

 城ヶ島灯台の眼下に広がる黒い岩礁は、1923年(大正12)9月1日の関東大震災により、隆起して海面から現れたもので、岩畳が広く露出しています。そこに打ち寄せる大波が、白く砕け散って、荒々しい景観を形作っています。海の色も美しく、磯釣りを楽しむ人も多いところです。北原白秋作詞の『城ヶ島の雨』で、「雨はふるふる、城ヶ島の磯に、 利休鼠の雨がふる。・・・・・・・・」と歌われたところでもあります。


☆三崎港

三崎港の風景

 三浦半島南端に位置する三崎港は、昔から、天然の良港として栄え、遠洋漁業の基地となっています。特に、マグロの水揚げ基地としては、全国的に有名です。


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