クモガタヒョウモン(雲形彪紋) |
学 名 |
Nephargynnis anadyomene |
科 名 |
タテハチョウ科 |
亜科名 |
ドクチョウ亜科 |
族 名 |
ヒョウモンチョウ族 |
属 名 |
ミドリヒョウモン属 |
時 期 |
年1回、5月〜6月、9月〜10月 |
分 布 |
北海道〜九州 |
大きさ |
(前翅長)35-40mm
(開張)65-70mm |
生育地 |
丘陵地から山地の森林、草地 |
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<特徴>
年1回の発生で、成虫は5月〜6月頃あらわれますが、低山地では真夏には一時夏眠し、9月〜10月再び活動します。丘陵地から山地の森林、その周辺の草地、林縁部などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、前翅に淡褐色の地に黒斑(彪紋)、後翅は灰色を帯びた黄緑色で雲状にぼやけた模様があり、前縁に小さな白斑があります。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られます。幼虫は、スミレ科植物(オオタチツボスミレ、タチツボスミレ、ミヤマスミレ、パピリオスミレなど)を食べます。
<名前の由来>
翅の裏側後翅が雲形(クモガタ)にぼやけた、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。
<備考>
オスには、前翅の表側の内縁付近に黒条の性標があり、メスの方がオスより、表側が全体にやや暗いのです。
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