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蝶の写真館

タテハチョウ科

ツマグロヒョウモン

データ 生態写真 雌雄比較

☆データ

ツマグロヒョウモン(褄黒彪紋)
学 名 Argyreus hyperbius
科 名 タテハチョウ科
亜科名 ドクチョウ亜科
族 名 ヒョウモンチョウ族
属 名 ツマグロヒョウモン属
時 期 多化性、4月〜11月
分 布 本州(関東以西)〜沖縄
大きさ (前翅長)27-38mm
(開張)70-80mm
生育地 河原、畑地、草原、市街地など

<特徴>
 多化性で、成虫は春から晩秋に、本州(関東以西)から沖縄の河原、畑地、草原、市街地などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に斑模様がありますが、前翅には赤色部分が表れます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られますが、メスの前翅の先は黒紫になり、白い帯があります。オスは、占有行動をとることが知られています。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレ、パンジーなど)を食べます。

<名前の由来>
 メスの前翅の端を意味する褄(ツマ)が黒(クロ)色になっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。

<備考>
 季節型はありませんが、オスとメスでかなり模様が異なります。

☆生態写真

ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 1999年9月17日午前、湯泉地温泉(奈良県十津川村)付近で撮影

 1999年9月17日午前、湯泉地温泉(奈良県十津川村)付近で撮影しました。

ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2004年5月5日午後、平原遺跡公園(福岡県前原市)で撮影

 2004年5月5日午後、平原遺跡公園(福岡県前原市)で撮影しましたが、ノアザミの花で吸蜜していました。

ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2005年10月9日午前、河和田(福井県鯖江市)で撮影

 2005年10月9日午前、河和田(福井県鯖江市)で撮影しました。

ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2006年5月3日午後、ひめゆりの塔近く(沖縄県糸満市)で撮影

 2006年5月3日午後、ひめゆりの塔近く(沖縄県糸満市)で撮影しましたが、花壇の所に飛んできたのを接写しました。

ツマグロヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2006年7月28日昼、見沼通船堀(埼玉県さいたま市)で撮影

 2006年7月28日昼、見沼通船堀(埼玉県さいたま市)で撮影しましたが、とうとう埼玉県まで東進してきたかと思いました。地球温暖化の影響でしょうか...。

ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2008年10月9日午前、佐多岬(鹿児島県南大隅町)で撮影

 2008年10月9日午前、佐多岬(鹿児島県南大隅町)で撮影しましたが、岬の先端の岩のところにとまっていました。

ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2015年4月29日午後、「八丁湖公園」(埼玉県比企郡吉見町)で撮影

 2015年7月29日午後、「八丁湖公園」(埼玉県比企郡吉見町)で撮影しましたが、花上で静止しているところを接写しました。

ツマグロヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2019年5月8日午後、西高森山麓(愛知県春日井市)で撮影

 2019年5月8日午後、西高森山麓(愛知県春日井市)で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していました。

ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2019年10月30日午後、庄内川河川敷(愛知県春日井市)で撮影

 2019年10月30日午後、庄内川河川敷(愛知県春日井市)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。

 ☆雌雄比較 

オス
   
ツマグロヒョウモン♂ 2006年8月19日午後、「秋ヶ瀬公園」(さいたま市桜区)で撮影
メス
   
ツマグロヒョウモン♀ 2006年9月25日昼、見沼たんぼ(さいたま市緑区)で撮影

 オスでは、翅の表側は褐色の地に黒斑(彪紋)が一様に見られます。
 メスでは、翅の表側は褐色の地に黒斑(彪紋)が見られますが、前翅の先は黒紫になり、白い帯があります。

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