<岬と灯台写真館>

雑賀崎と雑賀埼灯台(和歌山県)

2004年12月26日午前に雑賀崎(和歌山県)で撮った写真です。


 3泊4日で、紀伊半島一周の旅に出かけ、まず東海道新幹線「のぞみ1号」で名古屋へ出て、近畿日本鉄道の賢島行き特急に乗り換え、宇治山田駅へと至りました。その後、駅前でレンタカーを借りて、安乗埼灯台大王埼灯台麦埼灯台と巡ってカメラに収めました。その後は、国道260号線から、国道42号線へ出て、和歌山県に入り、湯川温泉「南紀荘」に泊まりました。翌朝は、8時半過ぎには宿を立って、少し、北に戻って宇久井半島の宇久井駒埼灯台そして、南下して樫野埼灯台潮岬灯台江須埼灯台と回って写真を撮り、椿温泉に泊まりました。3日目は、朝8時半過ぎには出立し、番所鼻灯台、南方熊楠記念館と巡って、御坊市内に入って、紀州鉄道の沿線を撮影後は、日の岬に至りました。アメリカ村資料館、紀伊日ノ御埼灯台と回って、「みちしおの湯」で一浴後、宮崎ノ鼻を経由して、有田川温泉「光の湯」に立ち寄り、山の中に入って「しみず温泉あさぎり」に泊まりました。4日目は、8時過ぎに朝食をとってから出立しました。さんざん迷ったあげく、龍神海道を通って、海南市へ出る道を選択したのですが、これが間違いでした。道幅の狭いものすごい山道で、谷は深いのにガードレールもありません。ヘアピンカーブが続き、アップダウンも激しくて、ほんとうに恐い思いで運転を続けたのです。それでも、なんとか通り抜けて、国道370号線へ出た時にはホッとしました。その後西へ向かい、和歌山市内へ入って、名所新和歌浦を過ぎて、雑賀埼灯台へと至りました。この灯台は、展望台を兼ねた造りになっていて、上部からの眺望がすばらしいのです。淡路島まで見渡せて、バッチリカメラに収めました。

☆雑賀埼灯台 地図
雑賀埼灯台 (2004年12月26日撮影)
雑賀埼灯台の概要
番号 3341 [F5965]
位置 北緯 34度11分17秒 
東経 135度08分27秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
灯器 30cm回転灯器
灯質 単閃白光 毎8秒に1閃光
光度 10万カンデラ
光達距離 18海里(約33km) 
明弧 全度
灯塔高 14m(地上〜塔頂)
標高 75.7m(平均海面〜灯火)
初点灯 1960年(昭和35)3月31日
所在地 和歌山県和歌山市

<特徴>
 雑賀埼灯台は、雑賀崎の突端に立つ白亜の灯台で、展望台を併設したデザイン灯台です。周辺は、瀬戸内海国立公園に指定され、和歌浦を望む景勝地です。

<歴史>
 この灯台は、和歌山市が整備した観光用展望施設の上部に、1960年(昭和35)3月31日に設置、初点灯しました。

<現況>
 現在の灯塔高(地上から塔頂まで)は14mですが、展望台から塔頂までの高さは7.7m、標高(平均海面〜灯火)は75.7mで、30cm回転灯器を使い、光度は10万カンデラ、光達距離は18海里(約33km)です。

雑賀埼灯台のプレート 雑賀埼灯台の塔頂部

☆雑賀崎周辺の海

双子島・中ノ島・大島 番所の鼻
南方向を望む 紀伊水道を望む

 ここからの眺めは、すばらしいの一語に尽きます。双子島・中ノ島・大島と並び、番所の鼻へと続いています。紀伊水道の眺めは雄大で、淡路島まで見渡せて、バッチリカメラに収めました。


日比野道男の歌碑

日比野道男の歌碑

 雑賀埼灯台の下には、日比野道男の「はろばろと 海に落ちゆく 陽をみれば 明日さへ遠く 思ほゆるなり」の歌碑が立っています。


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