<岬と灯台写真館>
潮岬と灯台(和歌山県)
1989年1月16日と1999年9月13日に潮岬(和歌山県)で撮った写真です。
潮岬には、今まで5回以上訪れていますが、何度いっても感動を新たにする場所なのです。紀伊半島の南端、串本町へ着くまでもたいへんなのですが、さらの先端の潮岬(しおのみさき)へと至るとほんとうに日本の果てまで来たという感慨に浸るとが出来ます。事実、ここが本州の最南端で、潮岬灯台や潮岬タワーからみると水平線が丸く見え、地球が丸いのだと実感できる場所なのです。周辺は、海蝕崖となり、磯が広がり、白亜の灯台が佇立していて、カメラの被写体にも事欠かない所です。
☆潮岬灯台 | 地図 |
潮岬灯台(1999年9月13日撮影) |
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<特徴> 潮岬灯台は、紀伊半島にある和歌山県の南端、潮岬に立つ、白色の塔形(円形)石造の美しい大型灯台で、本州最南端に位置しています。また、「日本の灯台50選」にも選ばれていますし、歴史的文化財的価値が高いので、Aランクの保存灯台ともなっています。周辺は、吉野熊野国立公園に指定されていて、雄大な太平洋のパノラマが展開しています。 <歴史> 灯塔高(地上から塔頂まで)22.51m、標高(平均海面から灯火まで)49.47mです。現在では、光源にハロゲン電球を使用し、LB-H120型灯器によって、光度97万カンデラ(実効光度)、光達距離は19海里(約35km)となっています。また、無線方位信号所(レーマークビーコン)も併設されています。ここは、一般公開(有料大人150円、小人20円)されている参観灯台で、上まで登ることができますが、灯台上からは太平洋が一望でき、地球が丸く見えるすばらしい眺望です。また、灯台資料館が併設されていて、以前使用していた第2等フレネル式不動レンズなど灯台に関する貴重な資料も展示されています。 |
潮岬灯台の遠景(1989年1月16日撮影) |
潮岬にある本州最南端の碑と周辺の海(1989年1月16日撮影) | |
潮岬周辺の海食崖と海(1999年9月13日撮影) |
串本節で「潮岬に灯台あれど恋の闇路照らしゃせぬ」と唄われたことで有名な潮岬は、本州最南端(北緯33度26分・東経135度46分)に位置しています。ここから見る太平洋はすばらしく、海から昇る朝日と海へ沈む夕陽が両方とも見られる場所としても有名です。岬の先端部は、広大な芝生で覆われていますが、かつて海軍の望楼が置かれていたことから、今でも「望楼の芝」と呼ばれていて、現在では、潮岬タワーが建っています。その最先端の崖の手前に、本州最南端の石碑が立てられているのです。潮岬は、串本と砂州で結ばれた陸繋島で、この陸繋島全体を潮岬と言っているそうです。ここは、標高60〜80mの隆起海食台地で、周囲の海岸は高さ40m以上の海食崖となっています。従って、海岸線まで下りるには、この崖を下らなくてはなりません。
潮岬周辺の磯(1999年9月13日撮影) |
潮岬灯台の周辺は、海食崖と複雑な岩礁地帯で、風化によって出来た洞窟がいくつかあります。磯が発達していて、海釣りの好ポイントとしても知られ、釣り人も多く訪れる所なのです。
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