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タテハチョウ科

ベニヒカゲ

☆データ

ベニヒカゲ(紅日影)
学 名 Erebia niphonica
科 名 タテハチョウ科
亜科名 ジャノメチョウ亜科
族 名 ジャノメチョウ族
属 名 ベニヒカゲ属
時 期 年1回、8月
分 布 北海道、本州(中部以北)
大きさ (前翅長)19-27mm
(開張)45-50mm
生育地 亜高山帯の草地や崖地、北海道では平地でも

<特徴>
 年1回発生し、夏に、本州では標高1,500m以上の亜高山帯で、北海道では平地でも見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は茶褐色の地に橙色の斑があり、、前翅にはその中に黒斑が見られます。表側は同じく黒褐色の地に橙色の斑があり、その中に普通3個の黒斑があります。ヒカゲという名前が付いていますが、陽の出ているときに飛んでいます。幼虫は、イネ科植物(オニノガリヤスなど)や亜高山帯に多く見られるスゲ属を食べます。

<名前の由来>
 陽光を避けて曇天や夕刻によく飛びまわるヒカゲチョウの中で、紅色の斑があるので命名されました。

<備考>
 

長野県では県指定天然記念物です。北海道亜種と本州亜種があり、本州亜種は環境省レッドデータブック準絶滅危惧

☆生態写真

ベニヒカゲ♂(タテハチョウ科)本州亜種 2005年8月20日午後、地蔵の頭(長野県白馬村)

 2005年8月20日午後、標高1,676mの地蔵の頭(長野県白馬村)で撮影しましたが、本州亜種です。

ベニヒカゲ♀(タテハチョウ科)北海道亜種 2007年8月9日午前、朝里川温泉(北海道小樽市)

 2007年8月9日午前、朝里川温泉(北海道小樽市)で撮影しましたが、北海道亜種で、後翅表側に橙斑がありません。

ベニヒカゲ♀(タテハチョウ科)本州亜種 2007年9月1日午後、湯の丸高原のつつじ平(長野県東御市)

 2007年9月1日午後、標高約2,000mの湯の丸高原のつつじ平(長野県東御市)で撮影しましたが、本州亜種です。

ベニヒカゲ(タテハチョウ科)本州亜種 2014年8月20日午前、池の平湿原(長野県東御市)で撮影

 2014年8月20日午前、標高約2,000mの池の平湿原(長野県東御市)で撮影しましたが、数百頭が飛び交っていました。

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