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鳥の写真館

見沼田んぼの野鳥(埼玉県)

 今までに見沼たんぼ周辺(埼玉県さいたま市・川口市)で撮った野鳥の写真です。

ヒバリ ユリカモメ ムクドリ カワウ コサギ カルガモ オオヨシキリ カワセミ
ホシハジロ バン オオバン オナガガモ ヒドリガモ コガモ キンクロハジロ シジュウカラ
ハシビロガモ ハクセキレイ  カワラヒワ ヒヨドリ ツグミ スズメ ハシブトガラス マガモ
メジロ キジバト ダイサギ カワラバト アオサギ キジ ハシボソガラス  

 見沼たんぼ(田圃)は、埼玉県のさいたま市、川口市にまたがる面積約12.5平方kmの広大な田園地帯です。首都25km圏内では最大の自然空間と言わています。芝川と加田屋川流域に水田や畑地が広がり、のどかな農村風景が展開していますが、自然環境が保たれ、多くの野草、野鳥、昆虫などが生息しているのです。私は、ここが好きで、何度も訪れて写真を撮ってきましたので、ここでは野鳥についてまとめてみました。

見沼たんぼの地図

☆ヒバリ(ヒバリ科)

ヒバリ(雲雀)
学 名 Alauda alvensis
目 名 スズメ目
科 名 ヒバリ科 
観察時期 1年中
全 長 17cm
生育地 草原、畑地
<特徴>
 体の色はスズメに似ていますが、やや黄色みがかり、頭に冠羽があり、ときどきそれを立てます。ユーラシアとアフリカの温帯、亜寒帯に広く分布し、日本では沖縄を除く全国に留鳥として生息してきましたが、多地方のものは暖地へ移動して、越冬してきました。草原や川原、農耕地、牧場など丈の低い草が疎らに生えた乾燥地を好み、空高く舞い上がって朗らかな声でさえずるのが特徴です。地上を歩きながら、草の種子や昆虫を食べます。
<名前の由来>
 晴天の空に上って、高くさえずることから「日晴」と呼ばれたのが名前の由来です。
<鳴き方>

 ヒュル、ヒュル
ヒバリ(ヒバリ科) 2000年6月19日朝、見沼代用水東縁付近の畑地で撮影

 2000年6月19日朝、畑地の中の低木にとまってさえずっているヒバリに近づいて、アップでとらえてみました。ずいぶん、はげしく鳴き続けていたのが気になりました。


☆ユリカモメ(カモメ科)

ユリカモメ(百合鴎)
学 名 Larus ridibundus
目 名 チドリ目
科 名 カモメ科 
観察時期 11月〜3月
全 長 37−43cm
生育地 河川
<特徴>
 嘴と脚が赤く、体は白っぽい小型のカモメの仲間で、耳のあたりが黒くなります。ユーラシア大陸の温帯から亜寒帯に広く分布し、日本には冬鳥として多数渡来し、本州以南で越冬してきました。主に海岸、港、河口部で群で見られますが、他のカモメ類よりも内陸に入り、川の中流域や湖沼でも見られる場合があります。魚や水辺の小動物、屍肉などを食べています。
<名前の由来>
 白ユリのように美しいカモメなのでこの名前が付いた。
<鳴き方>
 ギューイ、ギーィッ
ユリカモメ(カモメ科) 2002年2月8日朝、芝川の土手で撮影

 2002年2月8日朝、早朝、芝川に群れていたユリカモメを撮影しましたが、とてもかわいらしくって...。飛んでいる姿もなかなかすばらしく、橋の上から望遠レンズで追っかけました。


ムクドリ(ムクドリ科)

ムクドリ(椋鳥)
学 名 Sturnus cineraceus
目 名 スズメ目
科 名 ムクドリ科 
観察時期 1年中
全 長 24cm
生育場所 街路樹、竹藪など
<特徴>
 くちばしと足がオレンジ色で、白い顔が目立つ、黒っぽい鳥で、体型はずんぐり型です。日本ではほぼ全国敵に繁殖するとされますが、積雪の多い地方のものは、暖地へ移動します。平地や盆地の人里付近に生息し、樹木の点在する場所や公園、庭園などで地面を歩きながら主にミミズや昆虫などを食べていますが、秋冬期にはムクノキなどの木の実も好んで食べるとされてきました。巣はビルや橋、人家の屋根、戸袋などに枯れ草や樹皮などを敷いて作ります。
<名前の由来>
 椋の木の実を食べることからきている。
<鳴き方>
 キュルキュル、リャーリャー
ムクドリ(ムクドリ科) 2002年2月8日朝、芝川の土手で撮影

 2002年2月8日朝、朝、芝川の土手を散策していたら、キュルキュル、リャーリャーと鳴きながらムクドリが群れていた、写真を撮ろうと近づいたら、一斉に飛び立ったので、カメラに収めました。

ムクドリ(ムクドリ科) 2005年2月28日午前、芝川の土手で撮影

 2005年2月28日午前、芝川の土手でよく見かけるのがムクドリで、河原の草むらや木々にとまって、様子をうかがっているところを望遠でとらえてみました。

ムクドリ(ムクドリ科) 2005年5月21日午前、芝川の土手で撮影

 2005年5月21日午前、芝川の土手をぶらぶらと歩いていたら、一羽のムクドリが、地上を歩いていました。300mmの望遠で追っかけて、シャッターを切りました。


☆カワウ(ウ科)

カワウ(河鵜)
学 名 Phalacrocorax carbo
目 名 ペリカン目
科 名 ウ科 
観察時期 1年中
全 長 80-101cm
生育場所 河川
<特徴>
 繁殖期には顔に白く細かい羽毛が生え、足元の付け根にも白い羽が見られます。嘴の根元の黄色部分が丸いことなどでウミウと区別されてきました。日本では全国的に観察されていますが、樹上に集団で営巣し、繁殖地があるのは青森県、東京都、愛知県、滋賀県など数都県に限られています。海上、湖沼、河川などで、主に魚を潜水して捕えています。
<名前の由来>
 河にすむ鵜(ウ)の意味だが、ウの語源ははっきりしない。
<鳴き方>
 グーグー
カワウ(ウ科) 2002年3月6日朝、芝川で撮影

 2002年3月6日朝、芝川の中に、ポツンと一羽のカワウがとまっていました。辺りを見回していましたが、獲物が見つからないのか、そのままじっとしていたので、望遠でとらえておきました。

カワウ(ウ科) 2005年2月28日午前、芝川で撮影

 2005年2月28日午前、カワウが一羽、芝川の中にとまっていましたが、急に羽ばたいて飛んでいってしまいました。獲物でも見つけにいったのでしょうか...。

カワウ(ウ科) 2006年4月1日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2006年4月1日午後、「見沼自然公園」の池の中で泳いでいるのを望遠でとらえましたが、上手に潜水していました。


☆コサギ(サギ科)

コサギ(小鷺)
学 名 Egretta garzetta
目 名 コウノトリ目
科 名 サギ科 
観察時期 1年中
全 長 55-65cm
生育場所 湖沼、河川
<特徴>
 全身が白く、くちばしと足は一年中黒く、足指だけが黄色くなり、夏羽では頭に2本の長い飾り羽が見られ、背中にもふわっとした飾り羽が出ます。日本では本州から九州まで留鳥として繁殖し、サギ類では個体数が最も多いとされ、集団繁殖地は一般にサギ山と呼ばれてきました。河川、水田、干潟で採餌し、待ち伏せなど色々な方法で魚を捕らえています。かつては、ここに隣接する場所が、「野田のサギ山」として国の特別天然記念物に指定されていましたが、サギが営巣しなくなったため1984年(昭和59)に指定解除されました。
<名前の由来>
 日本で見られるシラサギ類の中では最も小さいので名前の由来となっている。
<鳴き方>
 ゴァー ゴァー
コサギ(サギ科) 2002年2月8日朝、芝川で撮影

 2002年2月8日朝、コサギか一羽、芝川の中で、エサを探していました。あまりエサにありつけないようで、悲しい顔をしているようです。

コサギ(サギ科) 2005年2月28日午前、芝川で撮影

 2005年2月28日午前、コサギか一羽、芝川の中で、エサを探していましたが、飛び立ちました。

コサギ(サギ科) 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」脇の用水路の中にいるのを望遠でとらえました。


☆カルガモ(カモ科)

カルガモ(軽鴨)
学 名 Anas poecilorhyncha
目 名 カモ目
科 名 カモ科 
観察時期 1年中
全 長 58-63cm
生育場所 湖沼、河川
<特徴>
 嘴の先端が黄色いのがこのカモの特徴で、オスメスがほとんど同色となります。アジアを中心に分布し、日本では全国的に繁殖し、北海道を除いて一年中見られれてきました。地上を歩いて草の実を食べたり、逆立ちして水中の水草をとったりします。水辺近くの草むらなどに巣をつくり、ふ化したヒナを5月から8月には連れだって歩く姿がよく見られてきました。
<名前の由来>
 万葉集に出てくる「軽の池の鴨」が由来という説もあるが、黒っぽい鴨と言う意味での「クロガモ」が転訛したとも言われています。
<鳴き方>
 グエッ グエッ
カルガモ(カモ科) 2000年6月19日朝、見沼代用水東縁付近で撮影

 2000年6月19日朝、水田の中をカルガモが一羽、エサを探していました。その姿がとてものどかで、ユーモラスだったので、望遠で撮してみました。

カルガモ(カモ科) 2002年3月6日朝、芝川で撮影

 2002年3月6日朝、カルガモが数羽、芝川を泳いでいましたが、近づいたの気が付いたのか、突然飛び立ってしまいました。そこを望遠レンズでとらえてみました。

カルガモ(カモ科) 2005年2月28日午前、芝川で撮影

 2005年2月28日午前、カルガモが数羽、芝川を泳いでいましたが、近づいたの気が付いたのか、突然飛び立ってしまいました。そこを望遠レンズでとらえてみました。

カルガモ(カモ科) 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」の池の中で泳いでいるのを望遠でとらえました。


☆オオヨシキリ(ウグイス科)

オオヨシキリ(大葭切)
学 名 Acrocephalus arundinaceus
目 名 スズメ目
科 名 ウグイス科 
観察時期 4月〜10月
全 長 18cm
生育地 ヨシ原周辺の草地や農耕地
<特徴>
 雌雄同色で、背面は緑褐色、腹面は淡褐色の羽毛で覆われ、眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は白く明瞭で、嘴の基部から眼を通り後頭部へ続く黒い筋模様(過眼線)が入ります。冬季はアフリカ大陸中部以南やユーラシア大陸南部等で越冬しますが、日本では夏季に繁殖のためほぼ全国に飛来します。食性は動物食で、昆虫類、節足動物等を食べます。
<名前の由来>
 営巣地が「ヨシのあるところに限る」ことから、「ヨシギリ」となり、転じて「ヨシキリ」になったとのことです。
<鳴き方>
 ギョギョシ、ギョギョシ、ケケシ
オオヨシキリ(ウグイス科) 2005年7月3日朝、第1調整池付近で撮影

 2005年7月3日朝、ヨシ原の中にとまってさえずっているオオヨシキリを望遠でとらえてみました。ずいぶん、はげしく鳴き続けていました。


☆カワセミ(ウグイス科)

カワセミ(翡翠)
学 名 Alcedo
atthis
目 名 ブッポウソウ目
科 名 カワセミ科 
観察時期 1年中
全 長 17cm
生育地 河川、湖沼、海岸
<特徴>
 コバルト色の背中と橙色の下面をもったくちばしの大きい美しい小型の鳥で、オスは嘴が黒く、メスの下嘴は赤いのが特徴です。ユーラシア大陸の熱帯から亜寒帯まで幅広く分布し、日本でも全国で繁殖分布します。水辺の杭や枝などに止まり、魚を見つけるとホバリングした後、水面に飛び込んで捕食します。水辺の土質の崖に横穴を掘って巣をつくり、4月から5月にはオスからメスへ魚を受け渡す、求愛給餌と呼ばれる行動が見られる事が知られています。
<名前の由来>
 晴天の空に上って、高くさえずることから「日晴」と呼ばれたのが名前の由来だそうだ。
<鳴き方>
 ツィーッ
カワセミ(カワセミ科) 2006年3月26日午後、「見沼自然の家」付近で撮影

 2006年3月26日午後、田んぼの用水路のところに飛んできたのを望遠でとらえましたが、近づくとさっと飛んでいってしまいました。とても愛らしくて、きれいな鳥です。


☆ホシハジロ(カモ科)

ホシハジロ(星羽白)
学 名 Aythya 
ferina
目 名 カモ目
科 名 カモ科 
観察時期 10月〜4月
全 長 45cm
生育地 湖沼、河川
<特徴>
 目の回りと後方に淡色の線があり、嘴は雄より青灰色部が少なく、虹彩は黒褐色です。下尾筒は黒いです。嘴は青灰色で基部はやや黒く、先端に黒い横斑があります。虹彩は赤いです。雌は頭部から首は褐色を帯びていますが、雌雄とも、雨覆いが灰色で風切基部も灰色となります。湖沼、河川、河口、内湾などに生息し、食性は植物食傾向の雑食で、種子、葉、芽、地下茎、魚類、両生類やその幼生、昆虫類などを食べます。
<名前の由来>
 オスが、星のように赤い目をし、羽根が白いことから名付けられたとか...。
<鳴き方>
 クルル クルル クルッ
ホシハジロ(カモ科) 2006年4月1日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2006年4月1日午後、「見沼自然公園」の池の中で泳いでいるのを望遠でとらえました。色の鮮やかな方がオスで、茶色っぽいのがメスです。


☆バン(クイナ科)

バン(鷭)
学 名 Gallinula
chloropus
目 名 ツル目
科 名 クイナ科 
観察時期 1年中
全 長 32cm
生育地 湖沼、河川
水田
<特徴>
 成鳥のからだは黒い羽毛におおわれますが、背中の羽毛はいくらか緑色をおびます。額にはくちばしが延長したような「額板」があり、繁殖期には額板とくちばしの根もとが赤くなります。足と足指は黄色くて長く、幼鳥はからだの羽毛がうすい褐色で、額板も小さいのが特徴です。日本では東日本では夏鳥で、西日本では留鳥となり、湖沼、川、水田、湿地などに生息しています。食性は雑食性で、昆虫、甲殻類、植物の種などいろいろなものを食べます。
<名前の由来>
 沼の草むらや水田に住み、営巣することから「水田の番をする鳥」の意味で名付けられた。
<鳴き方>
 クルル クルル
バン(クイナ科) 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」の池の中で泳いだり、岸部を歩いているのを望遠でとらえました。


☆オオバン(クイナ科)

オオバン(大鷭)
学 名 Fulica atra 
目 名 ツル目
科 名 クイナ科 
観察時期 9月〜3月
全 長 39cm
生育地 湖沼、湿原
水田
<特徴>
 雌雄同色で、体のほとんどが黒色で、嘴から額にかけて白く、目は濃い茶色で、足は暗緑色をしています。指は長くひれがあり、広い水辺に生息し、もぐって餌を取り、首を前後に振って泳ぎます。日本では夏季に北海道(夏鳥)、本州、九州で繁殖し、冬季になると本州以南で越冬(冬鳥もしくは留鳥)します。湖沼、湿原、水田などに生息し、食性は植物食傾向の強い雑食で、主に水生植物を食べます。
<名前の由来>
 バンより大型であることで名付けられた。
<鳴き方>
 クルルッ キュルルルッ
オオバン(クイナ科) 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」の池の中で泳いでいるのを望遠でとらえました。

オオバン(クイナ科) 2016年12月15日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2016年12月15日午後、「見沼自然公園」の池の中で泳いでいるのを望遠で追っかけて、シャッターを切りました。


☆オナガガモ(カモ科)

オナガガモ(尾長鴨)
学 名 Anas acuta 
目 名 カモ目
科 名 カモ科 
観察時期 12月〜2月
全 長 75cm
生育地 湖沼、河川
海岸
<特徴>
 雄は、体が灰色で細かい模様があり、頭はチョコレート色、頭の後ろから首、胸は白色で、腹は白くなります。尻、脇は淡黄色、下尾筒は黒色。尾羽の中央2枚が黒色で長く、嘴は上面は黒く側面は青灰色、足は灰黒色となります。雌は、全体が褐色で黒褐色の斑紋が全身にあり、顔は褐色をしていて、下尾筒は白く、尾も長くなります。ユーラシア大陸の北部と北アメリカ北部の寒帯から亜寒帯にかけての地域で繁殖し、日本全国に冬鳥として多数渡来します。湖沼、河川、海岸などに生息し、食性は雑食性で、植物の種子や水草、貝類などを食べます。
<名前の由来>
 尾が長い鴨という意味で名付けられた。
<鳴き方>
 プルッ プルッ または ピー ピー
オナガガモ(カモ科) 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」の池の中で泳いでいるのを望遠でとらえましたが、色の鮮やかな方がオスで、茶色っぽいのがメスです。


☆ヒドリガモ(カモ科)

ヒドリガモ(緋鳥鴨)
学 名 Anas penelope 
目 名 カモ目
科 名 カモ科 
観察時期 11月〜3月
全 長 49cm
生育地 湖沼、河川
河口、海岸
<特徴>
 雄成鳥は額から頭頂がクリーム色で、顔から頸が茶褐色、胸は薄い茶色です。体の上面は灰色で黒い細かい斑が密にありね下尾筒は黒くなります。雌は全体に褐色。雌雄とも嘴は青灰色で、先端が黒く、体の下面は白くなります。ユーラシア大陸の北部の寒帯地域やアイスランドで繁殖し、日本には冬鳥として全国に渡来します。湖沼、池、河川、河口、海岸、干潟などに生息し、食性は植物食ですが、水生昆虫や軟体動物を食べることもあります。
<名前の由来>
 頭と首が緋色「深紅色」から、緋色の鳥「緋鳥」と呼ばれ緋鳥鴨「ヒドリカモ」と名付けられた。
<鳴き方>
 ピュー ピュー または ガァー ガァー
ヒドリガモ(カモ科) 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年1月14日午後、「見沼自然公園」の池の中で泳いでいるのを望遠でとらえました。


☆コガモ(カモ科)

コガモ(小鴨)
学 名 Anas crecca  
目 名 カモ目
科 名 カモ科 
観察時期 9月〜4月
全 長 38cm
生育地 湖沼、河川
<特徴>
 雄は頭が栗色で、目の周りから後頸にかけてが暗緑色、身体は灰色で側面に横方向の白線が入ります。下尾筒は黒く、両側に黄色い三角の斑があり、翼は暗褐色ですが、翼鏡は緑色となります。雌は全体に褐色で黒褐色の斑があり、下尾筒の両脇は白くなり、雄と同様に緑色の翼鏡が見られます。ユーラシア中部・北部および北米大陸中部・北部で繁殖し、日本には冬鳥として全国に飛来します。湖沼、池、河川、干潟などに生息し、食性は植物食で、河川や湖沼などの水面から届く範囲の藻や水草などを食べます。
<名前の由来>
 鴨の中では小さいということで名付けられた。
<鳴き方>
 オスは、ピッ ピッ メスは、グエーッ
コガモ(カモ科) 2012年1月19日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年1月19日午後、「見沼自然公園」の池の中にいるのを望遠でとらえましたが、きれいな方がオスで、茶色っぽいのがメスです。

コガモ♂(カモ科) 2016年12月15日午後、「合併記念見沼公園」で撮影

 2016年12月15日午後、「合併記念見沼公園」のビオトープの池の中にいるのを望遠でとらえました。


☆キンクロハジロ(カモ科)

キンクロハジロ(金黒羽白)
学 名 Aythya fuligula  
目 名 カモ目
科 名 カモ科 
観察時期 10月〜3月
全 長 40cm
生育地 湖沼、河川、河口
<特徴>
 雄は、後頭部に冠羽を持ち、メスより長い傾向にあり、頭は黒色で、紫色光沢があり、胸と背中は黒くなります。翼は黒いのですが、風切部分に白帯が現れ、腹は白色となります。嘴は灰色で、先端は黒く、虹彩は黄色となります。雌は雄より地味で、冠羽はオスより短く、全体的に褐色で、腹部は淡い褐色となります。シベリア、ヨーロッパ北部などのユーラシア大陸北部で繁殖し、日本には冬季に九州以北に越冬のため飛来(冬鳥)します。湖沼、河川、河口などに生息し、食性は雑食で、水生植物、昆虫、甲殻類、軟体動物、魚類やその卵、カエルなどを食べます。
<名前の由来>
 虹彩が黄色なので「キン」、オスの羽衣が黒いので「クロ」、初列風切の上面には白い斑紋が入るので「ハジロ」の由来となっている。
<鳴き方>
 クルル クルル
キンクロハジロ♀(カモ科) 2012年1月19日午後、「合併記念見沼公園」で撮影

 2012年1月19日午後、「合併記念見沼公園」のビオトープの池の中にいるのを望遠でとらえましたが、メスです。

キンクロハジロ♂(カモ科) 2016年12月15日午後、「合併記念見沼公園」で撮影

 2016年12月15日午後、「合併記念見沼公園」のビオトープの池の中にいるのを望遠でとらえましたが、オスです。


☆シジュウカラ(シジュウカラ科)

シジュウカラ(四十雀)
学 名 Parus minor
目 名 スズメ目
科 名 シジュウカラ科 
観察時期 一年中
全 長 15cm
生育地 森林、湿原
<特徴>
 上面は青味がかった灰色や黒褐色、下面は淡褐色の羽毛で覆われ、頭頂は黒い羽毛で被われています。頬から後頸にかけて白い斑紋が入りますが、喉から胸部にかけて黒い斑紋に分断され胸部の明色部とは繋がらず、喉から尾羽基部の下面(下尾筒)にかけて黒い縦縞が入ります。日本では留鳥として、市街地の公園や庭などを含む平地から標高の低い山地の林、湿原などに周年生息しています。食性は雑食で、果実、種子、昆虫やクモなどを食べる
<名前の由来>
 鳴き声を表す「シジュウ」と鳥類を表す「カラ」が由来となっていると考えられています。
<鳴き方>
 ツィピー ツィピー ツィピー
シジュウカラ(カモ科) 2012年1月19日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年1月19日午後、「見沼自然公園」の池の端の葦の中にいるのを望遠でとらえました。


☆ハシビロガモ(カモ科)

ハシビロガモ(嘴広鴨)
学 名 Anas clypeata  
目 名 カモ目
科 名 カモ科 
観察時期 11月〜4月
全 長 50cm
生育地 湖沼、河川、河口、干潟
<特徴>
 大きくて、黒いヘラ状の嘴を持っているのが特徴です。雄は、頭が金属光沢のある暗緑色で、目は黄色で、胸と腰は白く、脇と腹は赤褐色をし、尾は白く、上尾筒、下尾筒は黒くなります。エクリプスは、雌と似ていますが、虹彩が黄色いこと、雨覆が青灰色であることで区別することが出来ます。 雌は、全身の羽衣が褐色で、黒褐色の斑紋が入り、嘴は橙褐色ですが、黒い個体もいます。北アメリカ大陸やユーラシア大陸の高緯度から中緯度地域で繁殖し、 日本には冬季に越冬のため飛来(冬鳥)します。河川、湖沼、池などに生息し、食性は植物食傾向の強い雑食で、種子、プランクトン、昆虫、軟体動物、魚類などを食べます。
<名前の由来>
 嘴「ハシ」が幅広「ヒロ」いので、名前の由来となっています。
<鳴き方>
 クワッ クワッ
ハシビロガモ♀(カモ科) 2012年1月19日午後、「合併記念見沼公園」で撮影

 2012年1月19日午後、「合併記念見沼公園」のビオトープの池の中にいるのを望遠でとらえました。

ハシビロガモ♀(カモ科) 2016年12月15日午後、「合併記念見沼公園」で撮影

 2016年12月15日午後、「合併記念見沼公園」のビオトープの池の中にいるのを望遠でとらえました。


☆ハクセキレイ(セキレイ科)

ハクセキレイ(白鶺鴒)
学 名 Motacilla alba
目 名 スズメ目
科 名 セキレイ科 
観察時期 一年中
全 長 21cm
生育地 海岸、湖沼、河川、平地
<特徴>
 雄の夏羽は頭頂から尾にかけて黒く、顔は白く、黒い過眼線があります。腮から上胸までは黒く、腹は白く、尾羽は黒色で、外側尾羽は白色で、嘴と足は黒いのです。冬羽は、全体的に灰色味を帯びます。 雌の夏羽は雄に比べると背中の色が薄く、灰色に見えます。黒色部も薄い感じで、光沢が無い。胸の黒色部は小さいのです。 冬羽は、全体的に灰色味を帯びます。日本では、以前北海道・東北地方など北部でのみ繁殖していましが、近年では繁殖地を拡げ、現在は東日本では普通種になっています。主に海岸、湖沼、河川などの水辺に生息していますが、畑や市街地等でも見られ、食性は雑食で、一旦高いところに留まって採食に適した場所を探し、水辺や畑などに降りて歩きながら水中や岩陰、土中などに潜む昆虫類やクモ、ミミズなどを捕えて食べます。
<名前の由来>
 諸説ありますが、シルエットがどれもピンと伸びた形なので、背筋がピンと伸びた姿を形容して、「セキレイ」名前の由来となり、全体に白っぽいので「ハク」がつきました。
<鳴き方>
 チチン チチン
ハクセキレイ(セキレイ科) 2012年2月4日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年2月4日午後、「見沼自然公園」の池の端にいるのを望遠でとらえました。


☆カワラヒワ(アトリ科)

カワラヒワ(河原鶸)
学 名 Carduelis sinica
目 名 スズメ目
科 名 アトリ科 
観察時期 一年中
全 長 15cm
生育地 低山〜低地、公園、河原
<特徴>
 雄の体はオリーブ褐色で、頭部は緑色味の強いオリーブ色で、頭頂から後頸にかけてが灰黒色です。風切羽根の基部が黄色いため、飛翔すると黄色い翼帯が見えます。嘴はピンク色でやや太く、外側尾羽基部とあわせて黄色い部分がある為、飛翔するとよく目立ちます。 雌は、雄よりも淡く、顔の緑色味は少なく、顔の褐色味が強いのです。日本国内ではほぼ全域に分布する留鳥で、低山から低地にかけての森林に広く生息し、主に植物食で、植物の種子を食べることが多いとされています。
<名前の由来>
 諸説ありますが、弱々しいの意味の「ヒワヒワシ」が転じて「ヒワ」の名前の由来となり、河原で多く見かけるので「カワラ」がつきました。
<鳴き方>
 キリリ コロロ
カワラヒワ(アトリ科) 2012年2月18日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年2月18日午後、「見沼自然公園」の木の上にいるのを望遠でとらえました。


☆ヒヨドリ(ヒヨドリ科)

ヒヨドリ(鵯)
学 名 Hypsipetes amaurotis
目 名 スズメ目
科 名 ヒヨドリ科 
観察時期 一年中
全 長 28cm
生育地 樹林、公園
<特徴>
 体は灰褐色で、胸には縦斑があり、頬は赤褐色をしています。下尾筒は灰褐色で、淡色の羽縁があります。雌と雄は、同じ色をしています。日本国内では留鳥または漂鳥で、里山や公園などある程度樹木のある環境に多く生息し、都市部でも見られ、果実や花の蜜を食べます。
<名前の由来>
 鳴声「ヒィーヨヒィーヨ」に由来する説、ヒエを好んで食べることから、古名「稗烏(ヒエドリ)」が転じた説があります。
<鳴き方>
 ヒィーヨ ヒィーヨ
ヒヨドリ(ヒヨドリ科) 2012年2月18日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年2月18日午後、「見沼自然公園」の木の上にいるのを望遠でとらえました。


☆ツグミ(ツグミ科)

ツグミ(鶇)
学 名 Turdus naumanni
目 名 スズメ目
科 名 ツグミ科 
観察時期 11月〜4月
全 長 24cm
生育地 森林、草原、農耕地
<特徴>
 雄は、頭上、頬、後首が灰黒褐色で、翼に栗茶色の部分があり、背と尾は褐色です。過眼線から頬は黒褐色で、眉斑や喉は白く、胸や腹は黒褐色の縦斑があり、嘴は大部分が黒く、下嘴と基部が黄色くなります。雌は、 肩羽の軸斑は小さくて不明瞭で、後首から胸には灰褐色味があり、全体的に淡くなります。日本全国で普通に見られ、平地から山地にかけての森林、草原、農耕地などに生息、食性は雑食で、昆虫、果実などを食べます。
<名前の由来>
 冬季に飛来した際に聞こえた鳴き声が夏季になると聞こえなくなる(口を噤んでいると考えられた)ことに由来するという説があります。
<鳴き方>
 クワッ クワッ
ツグミ(ヒヨドリ科) 2012年2月18日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年2月18日午後、「見沼自然公園」の地上にいるのを望遠でとらえました。

ツグミ(ヒヨドリ科) 2016年12月15日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2016年12月15日午後、「見沼自然公園」の地上にいるのを望遠で追っかけて、シャッターを切りました。


☆スズメ(スズメ科)

スズメ(雀)
学 名 Passer montanus
目 名 スズメ目
科 名 スズメ科 
観察時期 一年中
全 長 14cm
生育地 人家周辺、公園、農耕地
<特徴>
 雌と雄は、同じ色をしていて、成鳥は頭部が赤茶色、背中は褐色で縦に黒斑があり、翼に2本の細い白帯があります。頬から後頸、腹にかけては白色をしています。耳羽および目先から喉は黒い。くちばしの色は黒色であるが、幼鳥の時は淡黄色をしています。日本では留鳥として、人家周辺、公園、農耕地などで普通に見られ、食性は雑食性で、イネ科を中心とした植物の種子や虫を食べます。
<名前の由来>
 「スズ」は鳴き声を、「メ」は群れをなすことを指しています。
<鳴き方>
 チュン チュン
スズメ(ヒヨドリ科) 2012年3月20.日午後、芝川で撮影

 2012年3月20.日午後、芝川沿いの樹上にいるのを望遠でとらえました。


☆ハシブトガラス(カラス科)

ハシブトガラス(嘴太烏)
学 名 Corvus macrorhynchos
目 名 スズメ目
科 名 カラス科 
観察時期 一年中
全 長 57cm
生育地 平地〜山地の明るい森林
<特徴>
 全身が光沢のある黒色をしており、雌雄同色です。ハシボソガラスに似ていますがやや大きく、嘴が太く上嘴が曲がっているところと、額(嘴の上)が出っ張っているところで判別できます。日本では留鳥として、小笠原諸島を除き全国で、低地から山地まで幅広く見られ、食性は雑食で、昆虫や木の実、動物の死骸など、あらゆるものを食べます。
<名前の由来>
 「カラス」の由来は、カーカーという鳴き声が不吉を連想させ、その様が「気をからす」・「邪気をからす」ような行動をしているように見えることに由来する説、色が黒いことから「黒し(くろし)」が転訛した説など諸説ありますが、嘴が太いので、「ハシブト」が付きました。
<鳴き方>
 カー カー
ハシブトガラス(カラス科) 2012年6月10日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年6月10日午後、「見沼自然公園」の地表を歩いていたり、樹上に止まっていたのを望遠でとらえました。


☆マガモ(カモ科)

マガモ(真鴨)
学 名 Anas platyrhynchos
目 名 カモ目
科 名 カモ科 
観察時期 10月〜11月
全 長 50-65cm
生育地 湖沼、池、河川、港、干潟
<特徴>
 繁殖期のオスは頭が光沢のある緑色で黄色のくちばし、首に白い輪があり、灰白色と黒褐色の胴体で足は橙色です。メスはくちばしが橙と黒で、茶褐色の体色をしており、黄褐色のふちどりがある羽毛におおわれています。非繁殖期のオスはメスとよく似た羽色(エクリプス)になりますが、くちばしの黄色が残るので区別できます。幼鳥は、くちばしに褐色みがあります。日本では、冬鳥として北海道から南西諸島まで全国的に渡来し、湖沼、河川、海岸などに生息、食性は植物食が主の雑食。水草の葉や茎、植物の種子、貝などを食べます。
<名前の由来>
 まことのカモという意味で、名前の由来となっています。
<鳴き方>
 グワー クワックワッ
マガモ(カモ科) 2012年12月20日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2012年12月20日午後、「見沼自然公園」の池の中にいるのを望遠でとらえました。


☆メジロ(ツグミ科)

メジロ(目白)
学 名 Zosterops japonicus
目 名 スズメ目
科 名 メジロ科 
観察時期 9月〜4月
全 長 12cm
生育地 低地〜山地、公園
<特徴>
 雌雄同色で、緑がかった背と暗褐色の羽を持ち、目の周りに白い輪があります。日本では冬季の寒冷地を除く全国の低地から山地にまで広く分布していて、市街地等の緑地・公園などでも見られ、食性は雑食ですが、花の蜜や果汁を好み、育雛期には虫なども捕食します。
<名前の由来>
 目の周りの白い輪が特徴的で、名前の由来となっています。
<鳴き方>
 チー チー
メジロ(メジロ科) 2013年3月16日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2013年3月16日午後、「見沼自然公園」の桜の木にいるのを望遠でとらえました。


☆キジバト(ハト科)

キジバト(雉鳩)
学 名 Streptopelia orientalis
目 名 ハト目
科 名 ハト科 
観察時期 一年中
全 長 33cm
生育地 平地〜山地の明るい森林
<特徴>
 体色は、雌と雄とが同じ色で茶褐色から紫灰色をしています。翼に、黒と赤褐色の鱗状の模様があるのが特徴で、非常におとなしく、ドバトなどと比べこの鳥は人間に懐きにくいのです。日本では国内で繁殖する留鳥で、平地から山地の明るい森林に生息djr
が、都市部でも普通に見られ、食性は雑食で主に果実や種子を食しますが、昆虫類、貝類、ミミズ等も食べます。
<名前の由来>
 雉と同じような色合いをしているので、名前の由来となっています。
<鳴き方>
 デデッポッポー
キジバト(ハト科) 2015年9月28日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2015年9月28日午後、「見沼自然公園」の地表を歩いていたのを望遠でとらえました。


☆ダイサギ(サギ科)

ダイサギ(大鷺)
学 名 Ardea alba
目 名 コウノトリ目
科 名 サギ科 
観察時期 1年中
全 長 90cm
生育場所 湖沼、河川
<特徴>
 雌と雄が同じ色で、全体が白色となり、脚と首が非常に長く、くちばしも長く、足は全体が黒いのが特徴です。飛翔するときは、優雅にふわりと舞い上がるので、絵になります。チュウサギより大きく、いくつかの違いはあるのですが、識別は結構難しいのです。水田や川、湖沼などで、魚、両生類、ザリガニ、昆虫などを捕食しますので、その時によく観察できます。繁殖は、サギ科の種類同士で寄り集まって、集団繁殖地の「サギ山」を作る習性があり、かつては、ここに隣接する場所が、「野田のサギ山」として国の特別天然記念物に指定されていたが、サギが営巣しなくなったため1984年(昭和59)に指定が解除されています。
<名前の由来>
 日本で見られるシラサギ類の中では最も大きいので名前の由来となっている。
<鳴き方>
 ゴァー ゴァー
ダイサギ(サギ科) 2016年3月29日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2016年3月29日午後、「見沼自然公園」で撮影しましたが、中央の池の中にいて、飛翔したところを望遠で捉えました。

ダイサギ(サギ科) 2016年12月15日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2016年12月15日午後、「見沼自然公園」で撮影しましたが、中央の池の中にいて、エサを探していたところを望遠で捉えました。


☆カワラバト(ハト科)

カワラバト(河原鳩)
学 名 Columba livia
目 名 ハト目
科 名 ハト科 
観察時期 一年中
全 長 30-35cm
生育地 農耕地、市街地、林縁、川原など
<特徴>
 羽色は多様で、原種(カワラバト)に近いものは、全体が灰青色で、尾の先端が黒く、翼に2本の黒い線があります。背と上胸は金属光沢のある緑色と紫色がみられます。別名、ドバト(土鳩)とも呼びます。日本では留鳥として普通に見られ、農耕地、市街地、林縁、川原などに生息し、食性は基本的に草食性ですが、昆虫なども食べることがあります。
<名前の由来>
 河原(カワラ)によくいるので、名前の由来となっています。
<鳴き方>
 クックー、ウーウー
カワラバト(ハト科) 2016年7月14日午前、芝川付近で撮影

 2016年7月14日午前、芝川付近の土手を歩いていたのを望遠でとらえました。


☆アオサギ(サギ科)

アオサギ(青鷺)
学 名 Ardea cinerea
目 名 コウノトリ目
科 名 サギ科 
観察時期 1年中
全 長 90cm前後
生育場所 湖沼、河川
<特徴>
 上面は青みがかった灰色の羽毛で被われ、和名の由来になっています。また、淡灰色の長い羽毛(飾羽)が混じります。下面は白い羽毛で被われ、胸部の羽毛は伸長(飾羽)します。頸部から胸部にかけて黒い縦縞が入り、頭部は白い羽毛で覆われ、眼上部から後頭にかけて眉状の黒い筋模様(眉斑)が入ります。後頭は眉斑と繋がるように黒い羽毛が伸長(冠羽)します。雨覆の色彩は灰色で、初列雨覆や風切羽上面の色彩は黒いのです。日本では夏季に北海道で繁殖のため飛来し(夏鳥)、冬季に九州以南に越冬のため飛来し(冬鳥)、本州・四国では周年生息(留鳥)し、湖沼、河川等で見られ、魚類、両生類、昆虫などを食べますが、鳥類の雛、小型哺乳類を食べることもあります。
<名前の由来>
 日本で見られるシラサギ類の中では、上面は青みがかった灰色の羽毛で被われているので名前の由来となっている。
<鳴き方>
 ゴァーァ
アオサギ(サギ科) 2016年12月15日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2016年12月15日午後、「見沼自然公園」で撮影しましたが、中央の池の中にいたところを望遠で捉えました。

☆キジ(キジ科)

キジ(雉)
学 名 Phasianus versicolor
目 名 キジ目
科 名 キジ科 
観察時期 1年中
全 長 オス81cm前後
メス58 cm前後
生育場所 山地から平地の林、農耕地、河川敷
<特徴>
 雄は翼と尾羽を除く体色が全体的に美しい緑色をで、頭部の羽毛は青緑色、目の周りに赤い肉垂があります。背に褐色の斑がある濃い茶色の部分があり、翼と尾羽は茶褐色です。雌は全体的に茶褐色で尾羽は長く、冠羽と体色が全体的に茶褐色となります。日本では北海道と対馬を除く本州、四国、九州に留鳥として分布し、山地から平地の林、農耕地、河川敷などの明るい草地に生息しています。主に草の種子、芽、葉などの植物性のものを食しますが、昆虫やクモなども食べます。
<名前の由来>
 鳴き声から来た「キギシ」という古名が、詰まって「キジ」になったと言われ、平安時代頃から使用させるようになりました。
<鳴き方>
 雄:ケーン、雌:チョッチョッ
キジ♂(キジ科) 2017年6月6日午後、「見沼自然公園」付近で撮影

 2017年6月6日午後、「見沼自然公園」付近で撮影しましたが、畑の中にいたところを望遠で捉えました。

☆ハシボソガラス(カラス科)

ハシボソガラス(嘴細烏)
学 名 Corvus corone
目 名 スズメ目
科 名 カラス科 
観察時期 一年中
全 長 50cmほど
生育地 河川敷、農耕地など
<特徴>
 全身が光沢のある黒色をしており、雌雄同色です。ハシブトガラスに似ていますがやや小さく、嘴が細く比較的まっすぐなところと、額(嘴の上)が出っ張っていないところで判別できます。日本では、ほぼ全域の平地から低山に分布する留鳥で、河川敷、農耕地などでよく見られ、食性は雑食で、昆虫や木の実、動物の死骸など、あらゆるものを食べます。
<名前の由来>
 「カラス」の由来は、カーカーという鳴き声が不吉を連想させ、その様が「気をからす」・「邪気をからす」ような行動をしているように見えることに由来する説、色が黒いことから「黒し(くろし)」が転訛した説など諸説ありますが、嘴が細いので、「ハシボソ」が付きました。
<鳴き方>
 ガー ガー
ハシボソガラス(カラス科) 2017年7月5日午後、「見沼自然公園」で撮影

 2017年7月5日午後、「見沼自然公園」の地表を歩いていたのを望遠でとらえました。


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