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蝶の写真館

シジミチョウ科

ムラサキシジミ

データ 生態写真 雌雄比較 近似種比較

☆データ

ムラサキシジミ(紫小灰)
学 名 Narathura japonica
科 名 シジミチョウ科
亜科名 ミドリシジミ亜科
族 名 ムラサキシジミ族
属 名 ムラサキシジミ属
時 期 年2〜4回、6月〜10月
分 布 本州(関東以西)〜沖縄
大きさ (前翅長)14-22mm
(開張)30-40mm  
生育地 常緑林など

<特徴>
 年2〜4回の発生で、成虫は初夏から秋まで、常緑林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側は紫藍色部分を囲むように外縁黒帯がありますが、メスの方が広くなります。裏側は、目立たない黒褐色で、黒っぽい斑と帯が見られます。林の中をすばやく飛翔しますが、たまに低木で羽を休めてくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(アラカシ、アカガシ、イチイガシ、コナラなど)を食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝いて見えることから名付けられました。

<備考>
 季節型はありません。

☆生態写真

ムラサキシジミ♀(シジミチョウ科) 2006年6月25日午前、「さいたま緑の森博物館」(埼玉県入間市)で撮影

 2006年6月25日午前、狭山丘陵の「さいたま緑の森博物館」(埼玉県入間市)で撮影しましたが、葉の上で動かなかったので、接写できました。

ムラサキシジミ♀(シジミチョウ科) 2007年11月4日午前、「蝶の里公園」(埼玉県比企郡嵐山町)で撮影

 2007年11月4日午前、「蝶の里公園」(埼玉県比企郡嵐山町)で撮影しましたが、葉の上で動かなかったので、接写できました。

ムラサキシジミ♂(シジミチョウ科) 2016年9月3日午後、「環境科学国際センター」生態園(埼玉県加須市)で撮影

 2016年9月3日午後、「環境科学国際センター」生態園(埼玉県加須市)で撮影しましたが、葉の上に止まったり、飛んだりしていました。

ムラサキシジミ♀(シジミチョウ科) 2019年6月1日午後、弥勒山(愛知県春日井市)で撮影

 2019年6月1日午後、弥勒山(愛知県春日井市)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので、接写できました。

ムラサキシジミ♀(シジミチョウ科) 2019年6月17日午後、道樹山麓(愛知県春日井市)で撮影

 2019年6月17日午後、道樹山麓(愛知県春日井市)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので、接写できました。

ムラサキシジミ♀(シジミチョウ科) 2019年7月4日午後、潮見坂平和公園(愛知県春日井市)で撮影

 2019年7月4日午後、潮見坂平和公園(愛知県春日井市)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので、接写できました。

☆雌雄比較

オス  メス
   
ムラサキシジミ♂ 2006年9月25日撮影 ムラサキシジミ♀ 2006年7月3日撮影 

 オスは、表側の青色部がメスよりも広く、青色が強くなります。

☆近似種比較 

ムラサキツバメ  ムラサキシジミ
   
ムラサキツバメ(シジミチョウ科)  ムラサキシジミ(シジミチョウ科) 

 ムラサキツバメは、尾状突起があります。
 ムラサキシジミは、尾状突起がありません。

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